経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】  外国に手紙を出したことがありますか? 219

2024-02-19 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言02

◆【経営コンサルタントの独り言】  外国に手紙を出したことがありますか? 219

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 外国に手紙を出したことがありますか? 219

 1877年に、郵便の国際機関である万国郵便連合(UPU)に日本が加盟しました。

 郵便の世界で日本が国際的に認められたのです。

 近年は、メールやSNSを使って海外とコミュニケーションを取っている人はたくさんいると思います。

 しかし、昨今では、海外に手紙を送ったことがある人は少ないのではないでしょうか。


 1970年にサラリーマンの私は単身で渡米し、ニューヨークに駐在事務所を構えてアメリカでの市場開拓を任されました。

 当時は日本企業で海外に進出しているところは少なく、まだまだ日本製は安かろう、悪かろうという認識の時代でした。

 日本にいる家族とのやりとりは手紙でした。

 薄い便せんを使い、できるだけ切手代を節約するようにしたのが懐かしいです。
 

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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「終わった人」 定年を迎えたメインバンク出身の男性を描いた内館牧子著の話題作

2024-02-19 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「終わった人」 定年を迎えたメインバンク出身の男性を描いた内館牧子著の話題作

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

■  今日のおすすめ

 『「終わった人」〔内館牧子著 講談社〕』

 内館牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )女史は、脚本家として、いろいろなドラマで活躍していますが、作家としての道も歩まれています。

 日本で最初の横綱審議委員会委員として活躍された時期もあり、東京都教育委員会委員を始め、公職としても活躍しています。

■【経営コンサルタントの本棚】 「終わった人」 内館牧子著 講談社 

 

◇ <その1>「終わった人」とは

「定年小説」というジャンルが、小説にあるそうです。これまでの代表作として城山三郎氏の「毎日が日曜日」を私は挙げることができます。

 2107年に発刊された内館牧子氏の「終わった人」という小説が、映画化されるなど、大変脚光を浴びています。

 私は、このタイトルを見たときに、「社会的に存在価値のなくなった人」という捉え方から、自分も、その仲間入りしつつあるのではないかと実感するようになってきました。

 そんな気持ちを確かめるために、この本を手に取ることにしました。しかし、日常業務にかまけて、なかなか紐解くことができなかったのです。

 ところが、読み始めたら、脚本家として培ってこられた、わかりやすく、読みやすい文章ということもありますが、ストーリーに引き込まれてしまいました。仕事の合間を見ての読書から脱して、連休を利用して一気呵成に読んでしまいました。

 それだけ、評価の高い作品といえます。 <その2へ続く>


◇ <その2> 主人公の生い立ちと出世街道

 大手銀行の出世コースをまっしぐらに走る主人公は、東大法学部出身者です。その様な人が銀行に入れば、当然のことながら、エリートコースに乗ることになります。早い出世は、約束されたようなもので、将来は、役員間違いなしでしょう。

 主人公は、予想通り、成功して行き、いよいよ役員選考時になり、当然のことながら本人も「今回は間違いなし」と確信しています。

 本人は、もとより、周囲も、学歴からも、その実力と実績からも高く評価されていました。

 上司に呼ばれ、役員昇進が決まったことを告げられれば「なんと言おう」と思案しながら、また、どの様な部署を担当する役員なのか期待しながら、上司の個室に向かいました。

 まもなく、自分にもこの様な個室が与えられることになると、ネガティブな言葉が待っているとはみじんも思わず、ドアをノックします。

 上司から、告げられたのは、社員30名ほどのシステム関係の子会社の専務取締役としての出向でした。

 左遷であることは明白ですが、周囲は「栄転」と言って送り出してくれました。パーティー会場から送り出されるとき、慣例として黒塗りの車での送り届けの車内の主人公の心中を適切に描いている内舘氏、経歴を見たら、本人もサラリーマン生活を送ったことがあるのです。


 出向先の子会社では、気持ちを切り替えて取り組まざるを得ません。経営改革努力は、実を結び、結果として出てきました。本社への配転も視野に入ってきました。

 しかし、会社の性格上、本社等からの受注産業的業務で成り立つ企業です。売上は安定していますが、大きな変革は期待できません。かといって、銀行という信用を重んじる企業ですので、無関係の会社からの受注は許されません。成長に限界があるのです。

 早く本社に戻りたいが為に、それでも体質改善の努力をしますが、なんと、出向から、その子会社への転籍という通知が来たのです。本社へ戻る道は絶たれたといっても良い状況になりました。


 大企業には、派閥争いという出世に大きく影響する潮流があります。主人公は、超一流の大学、しかも銀行での出世コースのための法学部を優秀な成績で卒業したのです。

 しかし、自分の配属部署にいることで、成り行きで所属することになった派閥が、主流から外れてしまい、トップで入社したにもかかわらず、同期の、しかもどちらかというと、それほどでもない男に、自分の進むべき道を盗られてしまったのです。

 その気持ちがいかばかりであるかは、われわれ凡人には解らないかも知れませんが、想像はつきます。出世競争というのは、厳しいものですけど、運・不運が伴うということは、なんとなく公平性に欠けているように思えます。 <その3へ続く>

 

◇ <その3> 定年退職者の心理

 前回、内館牧子女史の「終わった人」という書籍のイントロの部分として、主人公の学生時代からの生い立ちと、就職から出稿までの経緯についてお話しました。今回は、その後の主人公について、お話します。


 本社へ戻る道が絶たれた主人公は、定年延長という道を選ばず、会社が定めた62才で定年退職する道を選びました。送別パーティが終わり、型どおりの花束贈呈が済むと、一人寂しく家路につきます。

 翌朝からは、自分だけの時間を謳歌できるようになります。

 数日の謳歌が済むと、なんとなく居心地の悪さを感ずるのでしょう。これは、大半の定年退職者が感じることではないでしょうか。

 肩書きのない生活は、サラリーマン生活に浸りきってきた主人公には、馴染めずにいます。

 健康的な老後を過ごすためにスポーツジムに通うのですが、明るい、健康的なところを想定していたにもかかわらず、予想とは異なり、高齢者の吹きだまりのような思いを主人公はします。

「あの人達のようには、なるまい」と思う主人公の気持ちがわかるような気がします。でも、あの人達と同じように、主人公も、誰が見ても年寄りなのです。しかし、同じようになるまいともがきます。

 ひとり、年齢の若い男性がいて、年寄り達に囲まれて、ランチを一緒にしています。それを別に羨む気持ちはありませんが、主人公も誘われるものの、乗り気にはなりません。

 居場所のなさを感ずるのが、定年退職者の性でしょうか。 <その4へ続く>


◇ <その4> 第二の人生が始まる

 定年退職すると時間が自由に持てます。ところが、しばらくすると、それに疑問を持つようになります。主人公は、スポーツジムに通うのですが、予想と異なり、スポーツジムは高齢者のたまり場なのです。

 そのような中で、主人公は、大学院に行こうと決めたのですが、入学試験として論文があります。そのテーマをなににするのか迷いながらも、関心のあるテーマが、自分の専門外であることから、論文に仕上げられる基礎知識を習得するためにカルチャースクールの門をたたきます。

 受付の担当者と話をしているうちに、自分の故郷の有名人、石川啄木をテーマにすることに考えを変更しました。受付担当の女性が親切で、親しくするうちに、すんなりとそうなったわけではありませんが、食事に誘う仲となりました。

 しかし、東大出の秀才でも、不倫とはいえないが、女性との交際と大学院受験とは両立為ません。論文をまとめるということは簡単ではなく、やがて、それに集中するようになります。


 その様な折、スポーツジムに通っていたときの40歳代の男性と、道でばったりと会います。

 ジムに通っているときには、高級車を乗り回す、その男性にはあまり関心を持ちませんでした。ところが、彼が、ICT関連の会社の社長であることが判明、それだけではなく、主人公を顧問として迎入れたいというのです。

 その理由は、主人公の学歴、銀行定年退職(実際は、子会社)という経歴に関心が高いのです。ICT企業というのは、若い社員が多く、顧客からの信頼をなかなか勝ち取れませんし、金融機関からはなかなか資金貸し付けなどを得られません。主人公の経歴は、その様な企業にとっては魅力的なのです。

 サラリーマン生活の長い主人公には、その”性(さが)”が、頭を持ち上げ、顧問を引き受けることになりました。

 幸い、主人公の経歴がモノをいい、業績も向上し、主人公も、その会社では不可欠な存在と、社長だけではなく、社員も思うようになりました。以前いた会社と同じような規模であり、そこでの経験を活かすことができたのです。

 大学院受験は棚上げ、一方、気分的にゆとりが出てくると、カルチャースクールで出遭った女性と再び食事をするようになりますが、それ以上の進展はありません。 <その5へ続く>


◇ <その5> 若い社長の突然死

 銀行で出世競争に敗れた主人公が、その子会社で定年を迎え、悠悠自適の生活を始めましたが、それに満足できません。通っていたスポーツジムの会員である、40歳代の男性の誘いで、ICT企業の顧問を務めるようになりました。

 主人公は、定年退職でくすぶっているような人ではなく、”働くこと”に生きがいを感じる人ですので、ICT企業における新しい日々を謳歌できるようになりました。

 しかし、よいことは、いつまでも続くとは限りません。若い社長が突然他界し、明るい空気が一変してしまいます。

 主人公は、後任の社長候補を心に決め、取締役会に臨みます。その場で、その案を提示しますが、意に反して、四人の取締役は、主人公を社長に迎入れたいと、固い決意を示します。

 主人公は、一旦は断りますが、結局、引き受けることになりました。

 経営者が代わると、金融機関や取引先が心配するので、挨拶回りをします。幸いなことに、主人公の経歴がモノをいい、大半が従来のマーケティング間継続できることになりました。

 新たに打つ手が当たり、好調に推移します。

 国内事業だけではなく、海外展開も視野に入り、幸いなことに東南アジアの某国の顧客との商談がまとまりました。相手企業は、国の高官が関与する企業で、その契約を進めることにしました。

 3億5000万円の商談ですので、会社は一気に活気を呈するようになりました。

 かつて通っていたカルチャースクールで知り合った女性との会食も再開できました。

 妻は、かねてから計画していた、自分の美容室を持つための準備を着々と進めています。 <その6へ続く>

 

◇ <その6> 恋人の裏切り

 よいことはいつまでも続くわけではないということを知る主人公に、新たな試練が襲ってきます。

 政府高官をしている、海外取引先の企業のオーナーが失脚してしまいます。そのため、いろいろと手を尽くしたものの、3億5000万円は、回収不能となってしまいました。

 金策に走る毎日。元勤務していた銀行も冷たいもので、ましてや他行も掌を返すがごとく、融資をしてくれません。

 当然のごとき成り行きで、倒産。社長として9000万円の負債を負担することになりました。

 そのタイミングで、自分の美容室の開店が行われました。

 妻は、態度を一変。夫婦仲は険悪となり、主人公は主夫となってなんとか結婚生活は続きます。しかし、まともなコミュニケーションもない日々です。

 カルチャースクールの女性と会食の機会を作り、抜き差しならない関係になるように画策します。ところが、ことの成り行きで、実現できませんでした。

 その背景には、主人公が腰を抜かすようなことが進んでいたのです。

 主人公の従弟の家で会食することになり、難とその席に偶然、主人公がいるのを知らずに、その女性が訪れてきたのです。その女性と従弟とことの関係を知った主人公の気持ちはいかばかりでありましょう。 <その7へ続く>

 

◇ <その7>「 終わった人」の人生の行く末


 悶々とする主人公のところに、故郷の高校で同窓会が開催されることになり、岩手に帰郷しました。級友と再会、自営業や、中にはNPO法人を立ち上げて、地方創生を行っているものもいます。

 母親にも会え、主人公は、何か新しい生き方もあるのではないかと気がつきます。

 主人公は、岩手に帰りたいという気持ちが強くなるのですが妻に対する贖罪ができなくなるということと、内心で葛藤をするのです。

 妻に話すと、意外とあっけらかんとして、岩手に帰ることに同意します。しかし、離婚はしないという条件が付きました。

 その言葉の裏には、主人公の贖罪において、ジワジワと攻める、真綿で首を絞めるような意図も感じられます。

 結局、主人公は新幹線に乗って、岩手への帰途につきます。妻から、一つ後の新幹線で追いかけるから、岩手駅で待つようにと連絡があります。

 二人で、主人公の母に会います。妻は、母親に心配かけまいと演技をしてくれます。主人公は、和らいできた妻の気持ちに安堵するところで、終わります。


 作者がいう「終わった人」と、読書前の私の「終わった人」という意味に、ニュアンスの違いを感じますが、それを上手に表現できません。

 私は、もっと狭く、たとえば主人公の銀行の中で、終わった人として周囲の冷たい目にさらされるというようなストーリー展開を想像していたのです。

 ところが、社会的に、価値のなくなった人ではありますが、まだ、社会は、主人公の価値を必要としているというのが、作者のいう「終わった人」です。

 ここに作者の大きさを感じました。

「終わった人」というのは、周囲の見方と、本人とでは、捉え方が異なることに気がつきました。自分自身が「終わった人」と気がついたときに、別のステージでの生き方を模索できる人と、それができない人が世の中に入るのではないでしょうか。

 後者の人こそ、本当に「終わった人」であって、この本の主人公のように、故郷で、新たな生き方ができるのではないかと、希望を捨てない人は、終わっているのではなく、新たな人生のスタート台に立てるひとなのです。

 私も、後者の、本当に終わった人ではなく、本書に描かれている、主人公のような道を見出したいと思います。

(ドアノブ)

  ブログで連載しました

  <その1>「終わった人」とは

  <その2> 主人公の生い立ちと出世街道

  <その3> 定年退職者の心理

  <その4> 第二の人生が始まる

  <その5> 若い社長の突然死

  <その6> 恋人の裏切り

  <その7>「終わった人」の行く末

■■ 経営コンサルタントの本棚 バックナンバー ←クリック

■■ 【経営知識】管理会計 管理会計を再び紐解いてみてはいかがですか?

 

 管理会計を学んだことのある人は多いと思います。

 ところが、理屈ばかりで、今ひとつ面白みがない「学問」であると感じた人も多いでしょう。

 ビジネスパーソンは、管理会計を学問と捉えるよりも「経営実務のための経営思想」と捉えてみてはいかがでしょうか?

 ますます、わからなくなった!?

 と、お感じの方は、ぜひ、当ブログを参考にしてみて下さい。

 

■ “真”の管理会計とは何かを初心に戻って見直してみましょう

 管理会計は、私たちに「気付きの機会」を与えてくれる魔法の力を持っています。たとえば、需要予測をして、売上計画を立案したり、営業部門の課題抽出に使ったりなど、管理会計は現場の実務にとても役立ちます。

 一方で、「管理会計は理屈っぽい」「実務とかけ離れている」などと敬遠されがちです。その背景には、管理会計関連書の多くがアカデミックな著者による執筆だからです。経営というのは、泥臭い部分が多いので、現場で苦労している経営者・管理職や担当者の求めているものとは異なるところが多いのです。

 筆者は、40余年もの長きにわたって経営コンサルタントとして現場に密着してきました。従来の管理会計がバランススコアカードとか損益分岐点分析とかという経営手法の横割り的な目次構成でしたが、本書は、そのメリットを活かし、かつ利用者が求めている縦割り的な利用法をマトリックスに組み合わせたコンセプトで書かれています。

 また、経営コンサルタント団体として最も歴史と伝統のある「日本経営士協会」による、日本を代表する会計学の権威者が培ってきたノウハウを継承して、昨今の経営現場に即する形に管理会計を焼き直しました。その結果、従来の管理会計とは「別物」といえるほど、現場に則した管理会計書になりました。

 本書は、「営業・マーケティング編」として記述されていますが、営業職だけではなく、ICTや経営企画などの現場でも役立つ管理会計のノウハウと、自分の仕事に生かす方法を解説した「きょうか書(教科書+強化書)」です。管理会計で「なにができるのか」「どのように取り組むべきなのか」を興味のある項目から調べましょう!

目次

 第1章 管理会計を正しく理解する

 第2章 需要予測で売上計画を立案

 第3章 社内データを活用した顧客戦略に管理会計を活かす

 第4章 商品戦略、地域戦略に管理会計を活かす

 第5章 市場戦略に管理会計を活かす

 第6章 温かい管理に管理会計を活かす

 第7章 温かいプロセス管理ができる営業設備

 第8章 管理会計で営業力を向上させる

 定価:1,800円(+税) A5判/ページ数 359ページ

 

■ 著者プロフィール

 アメリカで経営学、マーケティングを学び、日本の商社で事務機器、印刷機器の輸出入業務や新製品開発と市場導入などを担当。ニューヨーク駐在所長、アメリカ法人役員などを歴任後、経営コンサルタントとして独立。パソコン揺籃期から中堅・中小企業のパソコン活用の啓蒙、ICT活用による経営戦略の指導など、国内のみならずグローバルなコンサルティング活動を展開。現在、日本のコンサルタントの地位向上、若手育成に力を注ぎ、日本経営士協会会長他、各種の要職に携わってきました。

 ソフトバンク「営業管理職のためのパソコンノウハウ」、秀和システム「ロジカル・シンキングがよ~くわかる本」「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本(秀和システム 今井信行著)」、アメリカ・マグローヒル社「アメリカにとって今が対日進出のチャンス」など、著書や論文・寄稿・講演など多数


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■【季節 一口情報】 二十四節気 19 雨水 雨が降って土が湿り気を含むころ

2024-02-19 08:35:00 | 【話材】 季節

【季節 一口情報】 二十四節気 19 雨水 雨が降って土が湿り気を含むころ

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

■19 雨水(年により日付が異なる)

 

 立春から数えて15日目、二十四節気の一つである雨水です。寒さがゆるみ、雪が雨となって降る頃で、九州や海流などの影響で暖かい地方では草木が芽吹きはじめる寺と言えます。

 しかし、東京では雪が降ることが多いのがこの頃で、各地で梅まつりが開催されています。東京で、この時期に雪が降ると大雪になることがあり、雪に弱くて交通麻痺を起こします。

 

七十二候 雨水

 

   初候  土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)    雨が降って土が湿り気を含む

 次候  霞始靆(かすみはじめてたなびく)       霞がたなびき始める

 末候  草木萌動(そうもくめばえいずる)       草木が芽吹き始める

 

◆【季節 一口情報】バックナンバー ←クリック


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会
 
 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 詳しくは、サイトでご覧下さい。 
 
    ↓ ↓  クリック
 
 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは
 資格取得についてや入会の手続等
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 2月18日 江戸っ子はインスタント好き 5

2024-02-19 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 2月18日 江戸っ子はインスタント好き 5

 

 明けましておめでとうございます。

 昨夏より開始しました「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」ですが、お陰様で概ね好評です。

 それに甘んずることなく、このシリーズを、今年も継続して参ります。

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 所用で新宿に出かける予定があり、それを済ませてから、ぽかぽか陽気に誘われて、久しぶりに新宿御苑に行ってきました。

 予想はしていたものの、人の多さに驚きました。

 梅が1~2週間早く咲き始めているという報道がありましたが、満開の梅の木も多く見られました。

 ところが、その上、サクラも咲いていました。

 早咲きで知られる「サツマカンザクラ(薩摩寒桜)」が三本、満開に近く、時折吹く強い風に花びらを散らせているほどでした。

 

 

 かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々気分転換に、江戸に関する書籍を手に取ります。
 とりわけ故杉浦日向子女史の本は、江戸風物詩を手に取るように語ってくれます。

 

◆ 江戸っ子はインスタント好き 5

 

 別項で、江戸の御御御汁についてご紹介しました。では、江戸っ子の「だし」はどのようなものだったのでしょうか。

 聞いて驚くなかれ、江戸っ子は「インスタント味噌汁」を食べていたのです。

 以前書いたように、具は二種類以上を用意したのですが、ネギとだし数種類が味噌に練り込んであるものを使いました。

 今日では、フィルム袋に入ったインスタント味噌汁がありますが、江戸時代には、一色ずつ玉になっているものを総菜屋から購入して使っていたのです。

 なんと、江戸っ子は合理的なのでしょう。

 

 江戸ではまな板や包丁があまり普及していませんでした。

 包丁の代わりにブリキ板のような「かなべら」というものを使いました。

 まな板がないので乱切りで野菜を切ったりしました。

 屋敷奉公の時に、豆腐のさいの目切りという実技テストがあったそうです。

 豆腐は、豆腐屋で買うときにさいの目に切ってもらうこともありましたが、手のひらでぐちゃぐちゃにして御御御汁の中に放り込んだのです。

 豆腐の料理法は多彩でした。庶民に最も人気があったのは湯豆腐と田楽です。

 因みに、「江戸三白」というと豆腐、白米と大根でした。

■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック

 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 2月19日 プロレスの日 万国郵便連合加盟記念日  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 気がつかずに殺人を犯しかねない 218

 日本で喫煙が問題視されるようになったのは、1970年代です。
 東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立されました。

 毎朝、近所を散歩しますが、人通りが少ないせいか、早朝に出勤する人が歩行喫煙をしています。
 喫煙者の呼気は、喫煙後、5分間くらいは周囲に受動喫煙の影響を残しているといわれています。
 煙が出ていなくても、周囲の人に迷惑をかけているのです。
 喫煙をする人が近づきますと、まず臭いに悩まされます。
 喘息患者は、次に咳が出てきます。
 健康な人には、理解いただけない反応をしているのです。

 近年、喫煙者が住みづらくなってきて、蛍族なる人達もたくさん見られます。
 喫煙権を主張する人も出ています。

 年間数千人の人が、喘息で亡くなっていることをご存知でしょうか?
 たばこの煙は、重度の発作を起こす危険性が高いのです。
 その時には、救急車を呼ぶように、医師から患者には言われているのです。
 それほど、喫煙による影響は大きいのです。
 喫煙により、殺人を起こす危険がことを認識して欲しいです。

(ドアノブ)

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 2月19日 プロレスの日 万国郵便連合加盟記念日  一年365日、毎日が何かの日

2024-02-19 00:03:00 | 【今日は何の日02月】

 

  【今日は何の日】 2月19日 プロレスの日 万国郵便連合加盟記念日

 


 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 万国郵便連合加盟記念日

 1877(明治10)年2月19日に、郵便の国際機関である万国郵便連合(UPU)に加盟したことを記念して「万国郵便連合加盟記念日」が制定されました。

 万国郵便連合は1874(明治7)年にでき、日本は世界で23番目の加盟国でした。アジアでは最初に加盟した国です。

 日本は、戦前に一度脱退しているので、1948(昭和23)年6月1日に再加盟したさいに6月1日を再度「万国郵便連合加盟記念日」としたので、年に2回この日があります。

    図 万国郵便連合

    http://www.upu.int/

 

 ■ プロレスの日

 1954(昭和29)年2月19日に、日本初のプロレスの本格的な国際試合として、力道山・木村組対シャープ兄弟の試合が開催されました。

 プロレスの正式名称は「プロフェッショナル・レスリング」といい、リング上で観客へ見せることを目的とした攻防を展開する格闘技を基本としたスポーツのことであることはよく知られています。

 力道山(1924年11月14日 - 1963年12月15日)は、大相撲の力士を経て、プロレスラー界に移りました。韓国出身者で、日本億石を持ち、その名を「百田光浩(ももた みつひろ)」といいます。

 空手チョップで、アメリカなど海外からのレスラーを倒すのを見て、多くの日本人が快感を覚えたのではないでしょうか。

 まだ、テレビの普及が全家庭に至っていない時期から、街頭でプロレスを見る人がいました。第一回目の東京オリンピックを機に、テレビの普及率が高まりますと、一層プロレス熱も高まったように記憶しています。

 

■ その他
◇ 佛通忌
◇ 円慈寂

(ドアノブ)

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