経営コンサルタントへの道

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■【あたりまえ経営のすすめ】1-06 企業経営に求められる公平性の原則 A823-Bc19

2021-12-18 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ1 経営編

■【あたりまえ経営のすすめ】1-06 企業経営に求められる公平性の原則 A823-Bc19

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■1-06 企業経営に求められる公平性の原則 A823-Bc19

 

 日本で最初に設立されました経営コンサルタント団体、「日本経営士協会」では、伝統的に「公平性の原則」というルールを掲げています。

 公平性ということは、「言うは易く、行うは難し」といいます。


 ある企業の社長は、地方に工場や営業所、関連企業があるにも関わりませず、本社がある東京を離れることはほとんどありません。

 あるとき、その企業におきまして、社長命で、選ばれた数人による作業が行われました。朝から始まり、2時間ほどの残業を経て、その作業が完了しました。彼等の努力のおかげで、社長が満足する資料が完成しました。

 社長は、感謝の気持ちとして、そのメンバーに会食を提案、費用は全額社長のポケットマネーで支払いますが、社長がいると気を遣うでしょうからと参加を遠慮しました。

 そのメンバーの一人は、出席しませんでした。

 彼は、地方の営業所勤務が長く、本社に前年、戻って来たばかりです。地方にいる時には、社長に会うこともできません。その経験から、地方にいる社員と、本社の社員とでは、不公平があると感じていました。

 この作業を成功裏に納めたからといって、それは業務であり、特別扱いされることは公平ではないと感じたのです。

 社長が、平素、地方回りもしばしば行い、地方の社員と密なる接触を図っていれば、この様な不公平感は弱まるのでしょう。

 公平性というのは、その会社の文化の一部として、他の企業とは判断が異なって当然とも言えます。

 一口に「公平性」といいましても、人により感じ方は異なります。企業毎に、その判定の基礎となるものがあれば、それに準拠し、少しでも不公平感を和らげる必要があるのではないでしょうか。

 

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】109 西陣織の美しさを世界に広めたい 1324

2021-12-18 10:31:22 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】109 西陣織の美しさを世界に広めたい 1324

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ 西陣織の美しさを世界に広めたい 1324


 岡本織物(京都府)は西陣織の正絹金襴の製造・販売会社だ。8人の従業員全員が親族で職人の家内制手工業で、明治期に現社長の曽祖父が職人として西陣織を始め、1988(昭和63)年に株式会社にした。製品の西陣織金襴は寺社仏閣で宝物を飾る布やお坊さんの袈裟などに使われているが、自社オンラインショップで西陣織のマスクや布地、小物も販売している。

 新型コロナ感染症の影響は同社でも大きかった。2020年春以降、得意先で予定されていた法要が無くなるなど注文が大幅に変更となってしまったのだ。ピンチだったが、政府が「アベノマスク」を配るというニュースを見て、マスクの供給が少ない今がチャンスだと考え、同年年4月1日から西陣織マスクを製作した。自社のオンラインショップで販売したら月100万円ほどの売り上げになった。11月には大阪府の百貨店・大丸梅田店の催事にも初出店し、定価14,800円の最高級マスクを40枚近く売った。状況に応じて自在に製品を織れる職人の技術があったし、マスク製造から販売まで、社内の意思決定が迅速にできたからだ。

 「もちろん課題も少なくない」と同社の岡本圭司社長の妻で専務の岡本絵麻さんは話す。同社の職人は70代後半から40代、高齢化は否めない。後継者をどう育てるか。織機・道具の老朽化もある。社内で使っているパソコンも最新型ではないから、模様デザインソフトがパソコンのOSに対応できないなどの問題が発生する。商品の撮影はレンタルスタジオで行っているが、借料が高価すぎるのも悩みだ。商品は絹製品で水分や湿気に弱いから、台風や洪水など近年相次いでいる自然災害も脅威だ。こうした課題に対応が追い付いていないのが現状だ。

 それでも職人たちが何日もかけて織り出す文様は、吉祥文様あり雪の結晶ありと多種多様で、金糸銀糸を織り込んだ布は美しい色合いだ。岡本専務は「いまはコロナ禍もあり、西陣織のような質の高い良いモノづくりは地盤沈下しているようにみえるが、需要は確実にある」と見る。「インスタグラムなどSNS上で発信するなど上手くPRして、Web上で綺麗な画像をアップすれば注文数を増やすことができるだろう」と意気軒高だ。そのうえで「いまは国内市場だけだが、いずれは自社製品を世界の市場で販売したい」とも話す。日本が誇る伝統工芸品である西陣織金襴の美しさを、新しいデザインと商品群で世界に広めたいという夢があるからだ。その第一歩としてオンライン展示会の開催を準備中という。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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◆【話材】 昨日12/17のつぶやき またひとつ羽子板市で年の瀬を感じます

2021-12-18 07:51:29 | ブログ

◆【話材】 昨日12/17のつぶやき またひとつ羽子板市で年の瀬を感じます

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/46c1db11f15bc628b492e773666499fa

晴れ

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

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