■■【経営コンサルタントの独り言】 図書館改革は軌道に乗るのか

日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
その協会の会員の声を毎週火曜日12時に、ブログを通じてお伝えしています。

■ 図書館改革は軌道に乗るのか
「ツタヤ図書館」の白紙撤回が話題になっている。
佐賀県武雄市の”成功事例”を受け、第2弾として神奈川県海老名市でも10月にオープンしたが、愛知県小牧市では住民投票の結果、反対多数で計画が見直しとなった。レンタル大手の「ツタヤ」が展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との契約は解消されたとのこと。
全国で、老朽化し暗い雰囲気の図書館を、企業の感覚を取り入れて、明るく使い易い様に作り直す。又、自治体の費用負担を軽くすることも狙いだが、購入図書の選定等を巡って市民の反対が高まっている。又、外部の大手資本にお金が吸い上げられ、地元にお金が廻らないという問題もある。
ツタヤ側で総指揮をとってきた責任者にとっては市民からの反発に戸惑いもあるようですが、これまでは行政にお任せで、言われるままに従ってきた市民が動き出した。折角の図書館の改革の機運を潰すことなく、市民からの不満に真摯に耳を傾け、改めるべきところは改めて、使い易い新しい感覚の図書館を作って行きたいものである。

【筆者】 石原 和憲 先生
新環境経営研究所所長
日本経営士協会登録経営士、横浜経営支援センター センター長
大手事務機器メーカーに永年勤務後、経営コンサルタントとして独立。
「21世紀の環境経営を実現する技術コンサルティング ~地球環境に優しい21世紀のモノ作りを実現すべく、リスクマネージメントの視点で企業経営を支援する~」という理念の基にご活躍
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【 注 】
原稿時期と季節感やタイミングが合わないことがあります。原則として筆者の現行通り掲載しますが、前述の理由等から、発行者が、文章を変更した部分もありますが、ご容赦くださるようお願いします。
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