版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

国立新美術館

2008-04-30 20:00:17 | 作品 Works

昨日国立新美術館の春陽会展に行ってきました。
うららかな日和で モジリアニ展もやっているせいか 沢山の人出でした。



美術館3階より
明るくて解放感があって上野の都立美術館より私は好きですね。

春陽会は毎年見ているのですが 今年はより一層落ち着いた雰囲気
悪くいうと 驚く様な作品がない ワクワクする空気がない という感じでした.....

かえって古い会員に荒々しく 求心力の強い作品が見られたのが印象に残りました。
(小川洋子さんとか 谷口一芳さんとか)



絵画のコーナー

建物自体が斬新なので 春陽の会場に新鮮さが感じられないのが目立つようです。


版画のコーナー
数年前まで私も会友として所属していたので悪くは言いたくはないのですが
ここもちょっと物足りない感じはいなめません。
木版作品が多く もちろん中には暫く足が止まる作品もありますが 
デジタル出力系や技法からはみ出すような作品はみあたりませんでした。

故北岡文雄さん(春陽会・日本版画協会・全道展の会員でした)は
「春陽会はセンスが重要 版画協会は力技が必要」とおしゃっていたのを 想いだしました。

やはり長年に渡って創られてきた会の雰囲気というのが
作品を選択するのに大きく作用するのかもしれません。

同時開催している「Artist File 2008」も見たかったのですが 時間がなくて見過ごしました。
こちらは正に現代美術ですが やはりモジリアニより人は入っていないようでした。
恐るべしモジリアニ.....


ゴールデン週間中 ブログをお休みします。再開は7日を予定しています。
では皆様良いお休みを


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