版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

佃煮病

2016-02-08 17:08:02 | その他 Other






我が家の近くで一輪だけ咲いた梅

 梅一輪一輪ほどの暖かさ 嵐雪

(この句 以前にも掲載したような.....)

で もう一句

 雪とけて村いっぱいの子どもかな 一茶

何はともあれ 少しづつ春が近づいているようですな。

北海道に比べればはるかに暖かいこちら内地ですが
春を待ち望む気持ちは 北国の人と同じように 強いようです。


と言った所で 
今回は特に春に関係した話題ではなくて お酒のアテのお話です。
またか..... と言われそうですが お付き合い下さい。

その「アテ」ですが 「昆布の佃煮」です。

昨年は 初夏のころに我が家の近くに自生しているフキを利用した「キャラブキ」を2回作り
その後も「椎茸入り昆布」「しめじとエリンギ入り昆布」「エノキとレンコン入り昆布」等を作り続けました。
そのどれもが 結構美味しく出来て 一部は友人にも強制的に送ったりしました。
(血圧が高い友人なので 喜んだかどうか 迷惑だったかもしれません..... )

その中の「エノキとレンコン入り昆布の佃煮」を画像で紹介してみようと思います。


まず 主体の昆布





長さ90cm 巾12cmほどの立派な昆布です。
これを水にくぐらせて柔らかくしてから 食べやすい大きさにカットします。



レンコンも薄く切って エノキは適当にほぐします。



そこに水を半分弱を入れ
醤油・酒・味醂・砂糖お好み を適当にじゃぼじゃぼ投入
後は 中火を付けたり消したりして とろとろ煮込み続けます。

(ちなみに ここで入れる醤油は 
 近所の坂巻醤油製造所で作られている「甘露醤油 タマジョウ」というのを使っています。
 小さな製造所ですが 味は絶品 もう25年以上 我が家の味に貢献しています。
 HP は  http://www.tamajo.jp/index.html )
こちら



でもって ひたすら煮込み続けます。



ただそれだけ
汁気が無くなるのに1日半位でしょうか。
最後に鍋を持って中身を回転させて 汁気をなるべく飛ばします。



完成です!



星三つです!

お酒にも ご飯にも 良くmatch!



都内でも
柳橋の「小松屋」 新橋の「玉木屋」 浅草「鮒佐」「今半」 本場佃島の「天安」などなど
佃煮の老舗は多いのですが 私にはどれも 甘みが強くて いまいち気に入りません。

塩分を気にする人が多いせいなのでしょうね。

(でも そこまで甘くしなくても... というのが多過ぎますな.... 
 逆に 糖分を気にする人に敬遠されるのではと思う程)


そこで いつもの私の癖で 売って無いなら自分で作ろう! というのが 動機です。


上記の佃煮は昨年の秋に作ったものですが つい最近もまた作りました。

「今半」に対抗した「牛肉と椎茸入り佃煮昆布」



ただし これはちょっと失敗しました.....

味はとても良いのですが 牛肉がほぐれ過ぎて 形が判らなくなって「牛の時雨煮昆布」状態
イメージは 程よい大きさの牛肉がごろごろしているはずだったのですが......


「今半」より美味しく 見栄えが良い出来だったら 
「今全」という名前にしようとまで考えていたんですが..... 残念.....


はてさて
ここまでくると やまい ですかね.....
 



<業務連絡>
井上君 今年は引っ越しで 沢庵を仕込む時間がありませんでした。
ですので 沢庵同士をバクるのは不可能になりました。
上記の「牛の時雨煮昆布」か あるいは 次の新作昆布煮 で良ければ お送りします。
いや 両方でもいいです。

 
















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