版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

新作の紹介と夏の虫 その1

2012-07-28 17:33:59 | 作品 Works


ロンドンオリンピックが始まりました。
私も録画ですが 開会式 見ましたねぇ。
毎回のことですが 開会式を見る度に 私は妙に感動するんです。
「世界中から若者が集まる」というだけで じーーーん としてしまいます。
単純なんですかね.... ただ 歳取っただけなんですかね.....


といったところで 今回は新作のお話
秋に開かれる日本版画協会展出品用の作品です。
  
都立上野美術館改修のためここ2年は 京都市立美術館で行なわれていましたが 
今年は3年振りで上野での開催となります。
また協会創立80周年にもあたる年なので 規模的にはかなり大きな展覧になるようです。

まず 内容をお話せずに 制作過程をお見せして どんな作品なのか想像してもらおうと思います。

ではどぞ


ここまでの過程は
1 白インクによるファンデーション(下地)のベタ刷り
2 同版で青と紫によるグラデーション刷り
3 2のグラデーション刷りを中帯として残して 上下に金箔を貼る
4 金箔を保護するため 3の同版でクリァーインクを刷る
とまぁ ここまで4段階の刷りを繰り返します。


ベースが出来上がったところで 次々に絵柄を刷り込んで行きます。


この状態で6割ほどの仕上がりです。


だいぶ出来上がってきました。
ここまでで 29色36回刷り の過程を経ています。

「お伽草子」シリーズなのですが 何のお話を題材にしているか お判りでしょうか。


この続きは 次回で..... 



話しは変わって 
先日の夜 我が家の裏口に大きな「虫」が飛び込んで来ました。
相方に 恐ろしくもけたたましい悲鳴を上げさせた虫とは....



大きなかぶと虫! 体長6cm位
大きさが判る様に新書に乗せてみました。



「俺は男だ!」と言っている様な そりのある角が立派でいいですなぁ。

毎年家の周りで 小型のクワガタ虫などはよく見かけますが これほど大きいカブト虫は初めてでしたね。
孫達に見せたいと思ったのですが しばらく我が家に来る予定が無いので 裏庭に放してやりました。


次回も我が家に紛れ込んで来た「珍虫」をご紹介します。




テクテク歩き隊 番外編 はとバスツァー その2

2012-07-23 12:33:31 | その他 Other



危なっかしい原発が動き出したり これまた危なっかしい軍用機を押し付けられたり
何とも腑に落ちない昨今ですが いかがお過ごしでしょうか。

さて はとバスツァーの続きです。


苦労してチケットを取った 快適な2階バスをたった20分ほどで降りて 
水上バスに乗るまでの間 浅草自由散策をしました。



浅草は皆 もう何度も訪れているので仲見世・境内をさっさとやり過ごして 我々は近くのそば屋にしけこみました。



最初は「電気ブラン」でお馴染みの「神谷バー」に行ったのですが やはり超満員 仕方なく近くのそば屋に入ったのですが
全員そばを食べる訳ではなく ひたすらビール! (そば屋さん 御免なさい )

いいかげんになったところで 吾妻橋の水上バス発着場へ
いざ 隅田川下り



最後尾からの眺め



結構大きな水上バスなので 船内は比較的空いていて これまた快適でした。
でも次回はやはり風情のある「屋形舟」でどんちゃん騒ぎをしながら 川下りをしたいものと思いましたね。


両手に花?



勝鬨橋を越えると もう終点の日の出桟橋 40分の船旅でした。
バスといい 船といい ちょっと物足りなかったですね。

本来は日の出桟橋から東京駅まで また2階バスに乗るのですが
それだと築地の飲み会の会場へは遠くなるので 我々はバスをキャンセル タクシーで宴会場へ



まだ明るい内から やんやの宴会です。
このお店 築地の「寿司ざんまい」というのですが 値段的にも内容的にも 大変満足できるお店でしたよ。


サービスで出された鮪の兜焼きを見て 驚くテクテク隊長

なんやかやと 8時過ぎまで食べて飲んでしゃべって 我々7人の「七夕はとバスツァー」は盛況の内に幕を閉じました。
でも振り返ってみると 今回のツァー バスよりも船よりも お酒を飲んでいる時間が一番長かった様です.....



 
と云う訳で 鬱陶しい梅雨も何のその 仲のいい友人達との楽しい一日でした!




次回は 改めて 私が版画家である事を想い出してもらうために 新作のお話をします。






テクテク歩き隊 番外編 はとバスツァー その1

2012-07-15 13:23:59 | その他 Other


先週の土曜7月7日の七夕に同期7人ではとバスに乗って 東京は下町に繰り出しました。
札幌在住の同期(女子)がたまたま来京することになって 歓迎の意味で変則のテクテク隊を編成したものです。
通常の史跡を訪ねたりする「勉強臭い」テクテク隊は 隊長が資料を揃えてすべての指揮をとるのですが 
お遊び盛りだくさん & 飲み会付き「色物テクテク」の場合は 私がその手配係となります。

そして今回選んだのが 「はとバス」
何となく「お上りさん」専用のイメージが強いのですが 
いやいやなかなか 最近のはとバスはあなどれない充実した企画が多いです。


こちらが参加したツァー



2階だてバスと隅田川下りの組み合わせ
はとバスは全員始めてとあって 結構わくわくして乗車しました。



席は2階の一番前 眺めが良くて同期女子(3名)から感動され 手配係として面目躍如です。


2階の内部
おばさんよりも 不思議とおっさんが多かったですね。(人の事は言えませんが....)

この日は雨にも関わらず 3台のバスは満員 かなりの人気コースのようです。


さて いよいよ東京駅前を出発
胸には ちょっと照れくさい はとバスのシートワッペン(これは水上バスのチケット代わりになるようです)





最初の下車地 浅草観音
(と言うか 折角いい席を取った2階バスはこれで終わり ちょっと残念でしたね)




次回へつづく






版画家のお友達 歯科医師編(85) Special Column(85)

2012-07-08 11:31:25 | その他 Other



昨日は生憎の雨の七夕でしたが 私たちは友人5人と「はとバスツァー 下町めぐり」に行ってきました。
其のお話は次回することにしまして
今回はNORIKO先生から送って貰った爽やかな札幌大通り公園の「花フェスタ」の画像と
なかなか興味深いレポート
「ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5」という話題をお送りします。
死を間際にした「後悔」 ちょっと深刻ではありますが 関心もありますね。

では



梅雨の無い6月の札幌! 


『ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5』
もし今日が人生最後の日だったら、あなたは後悔を口にしますか。それはどのようなものですか。

人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わった、オーストラリアの Bronnie Ware さん。
彼女によると、死の間際に人間はしっかり人生を振り返るのだそうです。
また、患者たちが語る後悔には同じものがとても多いということですが、
特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったものトップ5は以下のようになるそうです。

1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔。
Ware さんによると、これがもっとも多いそうです。
人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者たちは気づくのだそう。
ああしておけばよかった、という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。


旭川農業高校の生徒が作った 北海道農業高校生ガーデニングコンテスト大賞作品です。 先生談


2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
男性の多くがこの後悔をするとのこと。
仕事に時間を費やしすぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった、と感じるのだそうです。




3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、
可もなく不可もない存在で終わってしまった、という無念が最後に訪れるようです。




4. 「友人関係を続けていれば良かった」
人生最後の数週間に、人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。
そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるのだとか。
もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、という後悔を覚えるようです。




5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多い、と Ware さんは指摘します。
旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。
変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。

参照元: the guardian



いかがでしたか。
後悔が少ない事に越した事は無いでしょうが でも「無し」ということもあり得ない様にも思います。
私の後悔は 多分 「もっといい作品を創りたっかた」 ではないかと......
さて 皆さんはどうでしょうかな。






再起動とレバ刺しと

2012-07-02 17:33:47 | その他 Other


7月に入って私には気になる出来事が二つ起きました。

一つは原発の再起動
安全対策が充分とは言えないまま 
事故による国全体へのリスクよりも 経済リスクを回避するための再起動は どう考えても「時期尚早」としか思えません。
国民の不安感と国益を天秤にかけ 政府は国益を優先させたようです。
大飯の安全対策計画のすべての完成は3年後とか.... 
取りあえず現法律上では対策は充分なので稼働させるというのは 福島の経験を無視したもので 
私の感覚では到底納得はできません。


もう一つは
牛レバーの生食を禁止したこと。
原発とは真逆に お上は国民の生活安全を鑑み 国民の為を思って禁止したようです.....

「てやんでぃ! 余計なお世話だ!!!」

てな訳で どうも腹の虫が収まらない私は 昨日禁止された「レバ刺し」を我が家でいただきました。

こちら



そのUP



美味しそうでしょう!
モツ好きにはたまらない一品です。

でも..... 実は...... これ コンニャクで出来ているんです!
食感はレバーそのもの!!  味は 刻みネギとごま油がかかっているので 本物とさほど変わりません。
一口食べたとき 思わず笑ってしまいました。
実にうまく作ってあります。

お上に政策あれば 庶民に対策あり と言う所でしょうか。



私はこういうものを作ってしまう日本人が大好きです。

がんばれ!日本!


で 久し振りに <今日の一句>

 納得のいかぬ風吹く 梅雨の街

 濡れ紫陽花 空を励ます他になく







次回は NORIKO先生登場です。
興味深い話題ですぞ。