版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

赤茶鍋

2010-02-28 13:45:45 | 食品 Food
一週間更新が滞ってしまいました。

工房ミズヤの仕事やら 新作版画の最終仕上げや発送等に追われていました。
新作「桃太郎ー誕生ー」はなかなかいい感じに出来て
3月31日から4月18日まで京都市美術館で行なわれる日本版画協会展に出品します。
その頃このブログでも掲載したいと思っています。

といったところで 今回は創作とはあまり関係がないのですが
我が家の新作「鍋」のお話です。

最近「トマト」を使った鍋が流行っているようですが 我が家のもそれに近い「赤茶鍋」です。



以前紹介しました「緑茶鍋」に対応して「赤茶鍋」と名付けました。

これは相方が実家に帰って私一人の時に思いついて作ったものです。
私が考えるのですから非常に簡単です。

まず 市販のレトルトパックのパスタ用ミートソースを用意します。
コンソメ2個を400cc位のお湯で溶かし そのなかにミートソースを開けます。
赤ワインを少し多過ぎるんじゃないかと思える位ドバドバと入れます。

そこに 鶏肉・豆腐・茸類 あればブロッコリー等をいれます。
今回は豪華にホタテやスパゲッティー・卵も入れてみました。
鰯のつみれや厚揚げなんかも いいですね。
要は冷蔵庫にあるものをなんでも入れていいと思います。

最後に溶けるチーズを載せ 食べる直前に粉チーズをかけていただきます。



スープパスタみたいなものですが 豆腐や和風食材を入れて鍋仕様にしたのがミソです。

病み付きになる位 簡単で美味しいですよ!

一度お試しあれ








第14回テクテク隊「文楽鑑賞」Appreciation of Bunraku

2010-02-21 11:49:42 | その他 Other
今年最初のテクテク隊は寒い季節の逍遥はきついので
以前から隊内で要望のあった「文楽」を鑑賞してきました。

国立小劇場でおこなわれた 文楽二月公演 第三部「曾根崎心中」
かなりの人気の演目なのでチケット購入には少々苦労しましたが 
なんとか4人連席を手に入れて いざ! 隼町へ

その前に腹ごしらえに 隊長が予約した近くのカレーレストランへ
It’s too cold to walk around, we enjoyed “Bunraku”-Japanese traditional puppet play-
in stead.
Out of February Bunraku performances, we appreciated Program 3, “Sonezaki Shinju”
-The Love Suicides at Sonezaki-
The program is so popular that buying tickets was a bit hard.
We managed to get four seats in a row.

Before that, we had curry at an Indian Restaurant near the theater.


やはり食べ終わってから気付いての写真撮り
観賞中 眠くなっては困るのでビールは控えめ...

We remembered to take a picture after finished, as usual.
As for beer, we drank modestly, in case we got sleepy during performance.


小劇場入り口 At the entrance


開演前 右側の小さな舞台が 浄瑠璃語りの太夫と三味線奏者が座る場所です
Before curtain raising
The small stage on the right side is for music and chants called “Joruri”


「曾根崎心中」のポスター 人形は遊女お初
The poster of “Sonezaki Shinju” the puppet is the prostitute Ohatsu

人形の大きさは1から1.5メートルくらい 意外と大きいものです。
それを一体3人がかりで演じてゆきます。
The size of puppets is 1 to 1.5 meter, they are larger than expected.
On the stage, each puppet is manipulated by three puppeteers.

内容は 金がらみで友人に裏切られ 世間的にも行き詰まって 
馴染みの遊女と心中する という非常に単純なものです。
その点同じ近松ものの「心中天網島」のほうが 心理描写の深みがまさっているように思いますが
しかし 最後の道行きから心中まで このためにだけこの浄瑠璃を作ったとも思える 
耽美的で廃退的で それはもう 見事なシーンでした。

浄瑠璃の絞り出すような男のしわがれ声が 
人形の色気をいや増す 不思議な異空間をたっぷり味わってきました。

“Sonezaki” is just another story
…A young merchant was swindled out of his money by a friend and came to a deadlock
then at last committed suicide along with his beloved prostitute….
Compared with it, another Chikamatsu’s play “Shinju Tennoamijima”-The Love suicide at Tennnoamijima- is more excellent in psychological description.
However the journey to the forest where they commit suicide is aesthetic and decadent….oh, what should I say….breath-taking beautiful scene, just for which the play might‘ve been made.
Strange to say, the hoarse voice of Joruri-chanting man makes the girl’s puppet more seductive.
We fully enjoyed such a peculiar atmosphere


第二部のおさんと茂兵衛Program2 Osan and Mohei

国立小劇場文楽公演 今回は各部一般¥5,700 皆さんもいかがですか。

At National Theater of Japan, small theater
1st grade admission for each program is 5,700yen
Why don’t you too enjoy?




しばらく更新が滞りそうです。
次回は多分28日です。


2010年 札幌雪祭り その2

2010-02-16 10:26:52 | その他 Other

今年の札幌雪祭りの写真をNORIKO先生から沢山送っていただいたので
引き続きお送りいたします。

寒さの中 お祭りを楽しむ人達の雰囲気が満載です。


世界各地のチームが参加した「国際雪像コンクール」    



赤丸で囲った人達はここのスタッフで滑る人に手を貸しています。(先生談)
(座布団が.... つらそう! kei)


喫煙所 (この中で吸うなんて....寒そう! kei)


屋台 (かに汁・かじか汁なんてありますね うまそう! kei)


スケートリンク


イルミネーション  photo by NORIKO

と云う事で まだまだ素敵な画像が沢山あるのですが
季節外れにならないうちに少しづつまた載せたいと思います。
NORIKO先生ありがとうございました。



2010年 札幌雪祭り

2010-02-12 09:06:32 | その他 Other
<まず 前回の「自作落語」の補足>
会話も写真も実際に相方と話したり その情景を撮ったりしたものではありません。

会話は私の創作 写真もブログ用に道具立てして撮影したものです。
昼間でしたのでお酒は入っていません。
「卵焼き」はほんとの沢庵の厚切りです。
ちなみに「長屋の花見」の例えに関しては 
こちら(http://ja.wikipedia.org/wiki/貧乏花見)を参照して下さい。


では つい先ほどNORIKO先生から届いた今年の札幌雪祭りの画像をお送りします。
今回は同じ雪像を昼と夜同じ場所で撮影すると云う かなり手間も時間もかかった画像です。



韓国 百済王宮     photo by NORIKO



イオラニ宮殿(ホノルル)
1本135Kgの氷柱700本を使い作られました。(先生談)


「北の動物園」  円山と旭山動物園の人気者を表現


(上記の一部UP 豹の柄の表現が素晴らしいですね kei )



「ウインタースポーツ王国・北海道」
ジャンプ、スキー、スノーボードなどの動きを氷で表現。
像の右側にエレクトーンの演奏ブースがあり、演奏に合わせて色が変わります。

(<業務連絡> ANAと云えば美枝子ちゃん お元気ですか?)

今回 画像を沢山載せたくてサイズを小さくしました。
NORIKO先生 寒い中ほんとにありがとうございました。


自作落語「沢庵長者」

2010-02-08 09:51:34 | その他 Other


昨年の末に漬けた沢庵が美味しく仕上がりました。
ただ 画像だけでお伝えするのはつまらないので 落語に仕立ててみました。

少々長くなります。
お笑い下さい。

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「絵師」  「今夜はやけにさむいねぇ」
「相方」  「......」
「絵師」  「今年は暖冬のはずじゃねぇのか?」
「相方」  「......」
「絵師」  「温暖化らしく 暖かくなくっちゃぁ なぁ」
      「筋を通してほしいやねぇ」
「相方」  「お前さん 何が言いたいんだい?」
「絵師」  「いや何.... こんな寒い夜はさ 何か きゅーっとさ
       あったかいものをさ....」
「相方」  「今日は休肝日だよっ!」
「絵師」  「わかってるよ! たださ きょうび気象庁だって 
       例外もあるって言ってることだしさ」
「相方」  「あそこはしょっちゅうだよっ」
「絵師」  「なぁ 頼むよ....」
「相方」  「しょうがないねぇ じゃぁ 私もいただきますからね」
「絵師」  「なんでぇ お前も飲みたいんじゃねぇかっ!」



「絵師」  「おぉ つまみは沢庵! いいねぇ」
      「今年も塩味といい 干せ具合といい 出来がいいやねぇ」
      「えっ おれは沢庵作りの天才だね」
      「大量に作って売りさばくかっ」
      「んっ? それより作品作れっ!て」
      「わかってるよ わかってますよっ」

      「ところで.... 何か こう.... ちょっと物足りなくねぇか...」
      「そう もう一品 なんか.... つまみ くんないかねぇ」
      「えっ いいよ! 何でもいいからさ」
      「ちょちょいと みつくろって....」

      「おっ もう出来たのかい! 馬鹿に早いねぇ」



「絵師」  「2分で卵焼き! おっどろいたねぇ えっ さとうのご飯みたいだね」
      「まぁ いいやね どれどれ」
      「なっなんだいこりゃ! ただの沢庵の厚切りじゃねぇかっ」
      「何? <長屋の花見>だって? かーーぁっ シャレてるねぇ てぇしたもんだっ」
      「まぁ ないよりましだぁーねぇ」

      「しかし うまいねぇー この沢庵!これでひと儲け できないかねぇ」
      「えー きっと儲かるよ ヒック」 
      「<匠の味 故郷 沢庵物語>とか何とか言ってさっ えっ ヒェック」
      「儲かったらさ ヒェック 
       沢庵長者なんてぇ 言われてよっ えっ
       沢庵御殿なんか建てちゃってさ ヒェック 」
「相方」  「お前さん! もういいかげんにおしよっ
       それが ほんとの<糠喜び!>」




お後がよろしいようで....

版画家のお友達 歯科医師編(63)Special Column(63)

2010-02-04 10:00:39 | その他 Other



Photo by NORIKO


診察室の子供達 その3

中学生の男の子、
自己申告では毎日しっかり歯磨きをしていました。
しかし、実際に口の中を見ると歯の表面が見えないほど汚れが層になって
付いています。
「磨いている」と「磨けている」は違うことを確認してもらい
次回しっかり磨いて来るように話をしました。

来院時、前回とは見違えるようなきれいさでしたが、ご本人は
「磨き方を教えて欲しい」ととても意欲的で、
回数を追うごとにきれいになって行きました。
初回は「磨けていない」とショックを受けたようでしたが、
磨けている状態になり、口の中が変わったと実感でき、
ブラッシングに熱心になったそうです。

大人の言葉に反抗したい年頃です。
正直なところ私は中学生の男の子がこれほど一生懸命に
ブラッシングをしてくれると思っていませんでした。
大人の負の先入観を持って接するのは良くないですね。

(私は中・高校生時代は歯医者さんには多分一度も行かなかったと思います....
 特に高校時代は歯の裏の煙草のヤニが見つかるのを恐れていました....
 NORIKO先生の「負の先入観」どおりの男子学生でした.... kei )



この車、シートをかけたまま雪に埋もれていました。場所はお店の駐車場。
ちょっと理由が理解できませんでした。春までこのままなのでしょうか?・・(先生談)



<今日の一句>



満開の 白梅消える 春の雪   啓



版画家のお友達 歯科医師編(62)Special Column(62)

2010-02-01 10:12:35 | その他 Other




Photo by NORIKO

診療室の子供達 その2

他院で治療が出来ず転院してきた子。
うちでもかなり手こずりながら治療を続けていましたが、
風邪や、通院出来ない事情などが重なり1カ月半ほど治療を中断していました。
再来院された時は中断後の治療なので、又かなり手こずる事を覚悟していましたら、
違う子かと思うほど全ての治療が出来るようになっていました。

中断の期間中、この子にどのような気持ちの変化があったのか
わかりませんが、以前の治療拒否は一体何だったのかと思ってしまいます。
この子に限らず時折この様な事はあり、この劇的とまで言える心的変化の
原因をぜひ知りたいものですが、未だわからないままです。

この様な子供達の保護者の方の変化も見逃せません。
嫌がって通院している時の親御さんは連れて来る事自体が大変なことですから、
ユーウツそうな感じが表れていますが、
治療が出来るようになると、表情がとても明るくなります。

大人が子供に与える様々な影響は勿論ですが、逆に子供も大人に
いろいろな影響を与えているように思います。

(私にしてみると 歯医者さんに行くだけでりっぱな子供です!
 素直に治療されるなんて.... 信じられない程りっぱです....  
 かつても 今もりっぱになれないkeiです....)




<狸情報 タヌキご飯>

このところ 毎夜ドッグフードにパンの耳を混ぜたご飯を狸にやっています。


「野菜&ビーフ」という人参とじゃがいもが入った高級缶詰です。

しかし 翌朝見ると


上手に人参だけ残しています。

次の日も


人参の嫌いなタヌキがいるんなんて....

ちなみに外猫君にタヌキの残した人参をやってみると綺麗に食べていました。
夜 カラスは動けないので 食べに来ているのはやはり狸のようです。