版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

シルクスクリーン版画の出来るまでー補足4ーSilkscreen-Part2-4

2009-11-29 10:46:55 | 作品 Works
相変わらず management の仕事が忙しく
更新がなかなか出来なくて
このブログを訪ねてくれる方には 本当に申し訳ありません。

途切れ途切れですが 再び シルク版画制作のつづきです。
I’m sorry I can hardly renew this.
Even if intermittently, I’m going to continue to talk about silkscreen printing.

 

息子の結婚式用引き出物の試作として 4種類制作します。
I made as trial four different prints for the party favor.


部分的にも「ぼかし」を沢山使います。
I used partly a lot of gradation.


だいぶ完成に近づきました。

それぞれ微妙におもむきが違って どれがいいか かなり迷います。
The finish was drawing near. Each had a subtle nuance.
I was undecided, which I should choose.



最終的にこの2種類から 本人達に選んでもらう事にしました。

テーマは 「収穫」あるいは「実り」

この構成 どこかで見た覚えはないでしょうか...
そう 5円硬貨に刻まれている絵柄を参考に使いました。
(ご縁がありますようにの気持ちも込めて)

版画制作全般にも言えることですが
特に記念品として 
強制的にもらっていただくような場合の作品は とても気を遣う難しい仕事です。
So, I left a choice of the final two to the young couple.
The theme is “Harvest “ or “ Fruition”
You may already notice something.
Yes, the image came from that of “five-yen coin”
(Five-yen is pronounced “go-en” and “go-en” sometimes means good relationship in Japanese.)
I feel another difficulty with making prints as a memento, because presentees have no free choice.


つづく




庭の日だまり
A sunny spot in our yard


次回はまた遅れて 週末の予定です。



版画家のお友達 歯科医師編(60)Special Column(60)

2009-11-23 18:01:35 | その他 Other

一昨日は息子の結婚式があったのですが
肩の荷がおりたと云うか ホッとしたと云うか 
昨日今日はボーっとしておりました。

いづれ引き出物の版画作品の件と共にお話します。



だいぶ更新が遅れましたが NORIKO先生のお話のつづきです。



ツリバナ


具体的な飲み物のpH(酸性度)を挙げてみます。
(数値が小さいほど歯が溶けやすい)
・コーラ  2.2
・カルピス 3.4
・スポーツドリンク 3.5
・梅酒   2.9
・酢    2~3

(酢そのものは強酸性ですが体内に入ってアルカリ性に変わる。
 薄めてもpHはほとんど変化しない)

参考までに
・お茶  6.3
・牛乳  6.8
・ミネラルウオーター 7.0
 
コーラ、カルピス、スポーツドリンク、梅酒には
ショ糖もたっぷり入っていますので「むし歯」のリスクも加味されます。

これらのものを、排除するという事ではありませんが上手に摂取し、
その後のケアを十分することは必要です。




長いもフェンス(10月撮影)
「帯広の郊外に長いもの産地があり、この時期限定の風景です。
いもに栄養分を蓄えるため、葉にたっぷり光合成をさせる必要があり、このように葉を立てて並べます。
この風景がずっと続いていました。
この前日、狩勝峠に雪が降り、写真で見える山にも積雪が確認出来ます。」



NORIKO先生お手製の醤油漬けいくら 
「関東にいた時はイクラは高級品のイメージでしたが、こちらではスーパーで
腹ごと売っていますので、自分で作っています。
やはり、加工して作られたものより、味は数段美味しいです。」

(美味しそう! 
魚卵は悪玉コレステロールの元だそうですが そういうのが美味しいんですよね。
実は イクラ漬けではないのですが 今日「生の真鱈の子 青森産」を買ってきまして
塩漬けにしようと思っています。相方はいやだ!というので 私が作ります。
はたしてうまく出来ますか.... その内ご報告します。    kei )


<業務連絡>
カレチュウバさんメールありがとう!
mixiに書き込めなかったので こちらでお礼申します。
次は君の番だね! 彼女によろしく!





版画家のお友達 歯科医師編(59)Special Column(59)

2009-11-17 10:44:25 | その他 Other
今日はたまたま時間が取れたので 更新できました。

版画のお話はちょっとお休みしまして
NORIKO先生の 目にしみる様な画像と共にコラムをお送りします。



旭が丘公園   Photo by NORIKO



今回ちょっと硬すぎる話題かと思いましたが昨今の「健康酢」ブームで
酸蝕症が(歯科業界では)話題になっていますので書いてみました。


「歯が溶ける」と言えば、「むし歯」ですが、
むし歯以外にも歯が溶けるものがあります。
「酸蝕症」といわれるものです。

これは酸性度(酸性、アルカリ性の酸性です)の高い物質によって
歯が浸蝕されるものです。
むし歯は口腔内の細菌が関与しますが、酸蝕症に細菌は関与しません。

原因としては
・胃酸のよるもの
  ・逆流性食道炎
  ・拒食症・・過食嘔吐を繰り返すので、嘔吐の際に胃酸が多量に出るため、
歯は強酸にさらされる

・産業性のもの
 ・メッキ工場やカラス細工工場などの酸性ガスの吸引

・食品によるもの
 ・酢
 ・清涼飲料水
などがあります。

つづく



素晴らしい落ち葉!
のんびり散歩したいですね。


今回は「酸」のお話ですが
実は.... 私もつい最近まで 3ヶ月ほど毎日続けて「黒酢」を飲んでいました。
コレステロールにいいとか.... ダイエットにいいとか いうので.....
大さじ2杯に飲み易くするためにシュガーシロップを入れて
かなりのミーハーです!

これって歯には良くなかったのかも....

でも 3ヶ月経っても大した効果も現れないので もう止めました... ハハッ.....



「しもばしら」と云う花
<学名 Keiskea japonica(!)しそ科 山地の木陰に生える40~7cmの多年草
冬になると枯れ茎に霜柱のような氷の結晶ができるので この名がある>



今週の土曜は息子の結婚式なので 更新は来週になると思います。



シルクスクリーン版画の出来るまでー補足3ー

2009-11-14 10:06:56 | 作品 Works

やっと更新です。

バタバタ バタバタとしてあっという間に一週間が経ってしまいました。
毎朝早くに我が家を出て府中に車で通っていました。 あーーしんど

ところで オバマ大統領 日本では神戸牛とまぐろを食べたいと外務省に伝えたとか...
なんとなく ミーハーぽっい希望がいいですね。



ぼかし刷りのつづき


こね合わせたインクを版上に被せます。


スキージを約60°位傾けて インクを押し込む様に均一の力で手前に引きます。


刷り上がった状態


同じ様に3色のぼかしも出来ます。


版上に三つの色を少し重なる様に置きます。


二色のとき以上に丁寧に注意して混ぜ合わせます。


刷り上がった状態

理屈的には何色のぼかしでも可能です。
虹色なんかも綺麗に仕上がりますが かなり難しいです。

つづく


NORIKO先生の新着画像です。


晩秋の札幌豊平公園
冷たい空気まで感じられますね。

シルクスクリーン版画の出来るまで ー補足2ー

2009-11-08 11:22:12 | 作品 Works

明日からまた鬼の様なManagementの仕事が再開されて
今月一杯続きそうなので ブログ更新は土日に限られると思います。

どうぞ気楽にお付き合い下さい。


今回は「刷りグラデーション」別名「ぼかし」を少し詳しくお話します。


一つの枠には何色分もの版を詰め込んで作ります。
(黄色い部分がスクリーンを通してインクが刷られる所です)
今回は右下の赤線で囲んだベースとなる楕円をぼかし刷りにます。



刷りたい位置に絵柄がくるように紙を置いて ガイドを三カ所決めて固定します。
この「ガイド」は「アテ」とも言います。(紙を当てる場所という意味ですね)
木版画では「見当」と云っています。

ガイドは刷る紙とほぼ同じ厚みか薄い材料(紙・塩ビ等)を使用します。
厚いと刷るときスキージの障害となってうまくありません。



楕円以外の刷ってはまずいところは紙テープやセロテープで塞ぎ
二色のインクを矢印の様に少し重ねぎみに置きます。



出来るだけスキージを真っすぐ上下させて インクを混ぜ合わせてゆきます。
二色のインクの混じり合うところが滑らかに自然に解け合うようにコネます。
ぼかし刷りの一番肝心な作業です。

つづく


<おかきご飯 その後>


柿の種ご飯がさほど美味しくなかったので 思い切って「お粥」にしてみました。
それも砕いたおかきをのせて....
お粥なのか 湿ったおかきなのか 判らない味になりましたが
まっ 美味しかったですよ

多分もう おかきご飯は作らないと思います....



第13回テクテク歩き隊

2009-11-05 11:14:08 | その他 Other
先週の土曜日 テクテク歩き隊に行ってきました。
お天気も良く最高の散策日和でしたが
最初からちょっとしたトラブルがありました....

私が高崎線に乗った途端 前の電車で人身事故が起きて 
待ち合わせに遅れる事1時間!
仲間3人にとんだ迷惑をかけてしまいました。

何か事情があるにせよ こんないい天気の日に痛ましいという想いと
早く着かなくちゃ!という焦りと
いよいよ楽しみにしていた江戸城だ!というはやる気持ちが
ごちゃ混ぜになったバランスの悪い心理状態で今回は始まりました。




江戸城内の散策コース(赤い線が我々の歩いた城内コースです)

まず大手門から入りました。
入ってすぐの三の丸尚蔵館で展示を「ちょっと」見まして


百人番所



松の廊下跡
江戸城で2番目に長い廊下だったという説明書きですが
どれくらいの長さだったのかも 1番長い廊下の名も載っていない 不親切な案内板でした。

こういう事は都内の史跡案内板の多くにも云える事で 
もっと充分な検討をすべきだと感じましたね。



天守跡 飛行船がのんびり浮かんでいました。

天守から北桔橋門(きたはねばしもん)を通って
国立近代美術館のレストランで昼食(写真撮り忘れ)

その後千鳥が淵方面にのんびりそぞろ歩きと いきたかったのですが
土曜とあって 大勢の皇居一周ランニングの連中に気を遣いながらの散策になってしまいました...
駅伝風の対抗リレーまでやってまして
あの場所で 何であんなにムキになって走るのか... 判らん!



弁慶堀

この辺り桜田門外の変があった所で 今は彦根藩邸の下は首都高環状線になっています。
吉村昭の小説を思い出しながら 桜田門を経て 二重橋へ


夕日に映える桜田門

皇居のほぼ2/3を歩いてこの日は終了

下町方面が多かったテクテク隊ですが 
一度は訪れてみたかった江戸の中心「江戸城」もなかなか結構でしたよ。

出来るなら 江戸時代に戻ってみたい気持ちが増々強くなりました。



「版画草子」3周年記念 

2009-11-01 17:12:41 | その他 Other

「版画草子」も今日で3周年を迎えました。

最近はかなりランダムな更新になりましたが
なんとか頑張って 続けたいと思っております。

どうぞこれかもお気軽にお訪ね下さい。


昨年につづき 今回の記念集も Crazy Photo をお送りします。

お笑い下さい....






お金に困って作った訳ではないのですが...


民営化のついでにこんなサービスもいいのでは



中国の女の子でしょうか


おまけ


憧れですな


おまけ2





写真加工に関してはこちらをご覧下さい。