版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

春一番

2014-03-20 17:33:00 | その他 Other




先日は例年より17日も遅い春一番が吹いて 明日はお彼岸
これから いよいよ桜も咲き始めて 春本番ですな。

我が家の裏庭にも 早速ふきのとうが芽を出しました。



5~6個穫れたので天婦羅にしていだだきました。
ちょっと苦味があって結構なお味でした。
まだ生えてきそうなので次回はふきのとう味噌にしようと思っています。
(お酒のアテに最高です)



で 今回は特に春にちなんだ話題ではないのですが
相方制作の「珍味」をご紹介します。

それは「ゆべし(柚餅子)」です。
東北地方などに多い和菓子の「くるみゆべし」ではなく 平安時代からあったと云う本来の柚餅子です。

まずは相方のレシピから

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柚子 大なら3ヶ 小なら5ヶ を用意

1 合わせ味噌 200g
  砂糖 大さじ 5~6
  酒  大さじ 1
  味醂 大さじ 1
これらを弱火でとろみがつくまで煮詰める

2 くるみ 適量 オーブンで軽く焼いて砕いておく

柚子は上から2cm程のところで切り 実を取り出す
皮は切った上と下をセットでとっておく(これを柚子釜と言うそうです)

取り出した実を搾って その果汁大さじ2~3杯に 上記の1と2を混ぜ
柚子釜に8分目程入れて蓋をし 30分蒸す。
(残った果汁はドレッシング等に使います)

蒸し上がった柚子を半紙に包み てるてる坊主の様にして軒に吊るしておきます。
好みで1ヶ月から半年くらい干します。
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こちら



これを作ったのは昨年の12月29日 30日から干し始めて
今年の2月15日に試食してみました。

3個作って干したのですが その内1個はカラスに食べられてしまい 2個しか残りませんでした。
恐る恐る半紙を開いてみました....



何か見栄えが よくありません.....

切ってみました.....



うぅ~ん.....

手間がかかった割には なんと言うか.... いまいち性格の解らない味になっていましたね。
決して不味くはないのですが
おやつにも 酒の肴にも ご飯の友にも 良く合いますよとは 言い切れない..... 
微妙な「食べ物」になっていました.....

まだまだ 改良の余地がありそうです。
相方の2回目の挑戦に期待したいところです。
(次回は多分 私がかなり口出しして 喧嘩しながら作る事になるでしょうね)


と云ったところで 相方作をもう一つ



人参と蕪の頭の切れ端を水栽培したものです。
(普通は生ゴミとして捨てるんですがね)
健気に(けなげ)に葉を出し 花まで付けました。

ちょいと いい感じです。











信疑あるいは真偽

2014-03-08 17:03:53 | その他 Other



相変わらず 寒い日が続いていますが 如何お過ごしでしょうか。

笛の絵付けと 急ぎの新作版画の制作に あたふたして
いつの間にか更新がすっかり遅くなってしまいました。

新作は子供達と猫をテーマにした 小品2点です。
(孫達がモデルです)
いづれ このブログでご紹介いたします。


さて まっ 何と云う事もないのですが....
最近 喉元に魚の小骨が刺さった様に 
「真偽」とか 「信疑」なんて事が ちょいと気にかかっております。
いや 私の話ですから 大した事ではないんですが。

簡単に云うと
本当か嘘か あるいは 信ずるに足る事か 疑ってかかるべき事か なんですがね....
これがどうも.... しっくり行かない.....

大体 判断する根拠・証拠・事実 が 悉く(ことごとく)対峙している。
専門家と言われる人も 研究者も 真っ向から対立して どちらも組し難い.....

どうなってるんだと 思いつつ 
いつの間にか腰が引け 黙り(だんまり)を決め込んでしまう.....

「事実」は立場によって解釈が分かれるものですが
さりとて「真実・真義」は 変わらずあるはずで その見極めが難しい.....


卑弥呼と邪馬台国は何処にあったか の話ではありません。
こちらの方はロマンがあって楽しめるのですが
同じ歴史的過去の出来事でも 気持ちが暗くなる事象が最近多いですな.....

えぇ 「従軍慰安婦」問題なんですがね....

想うに あちらは
国際的に優位な立ち位置を取るべく 政治的プロパガンダを連発してますが 
どうもね....  釈然とはしません。
慰安婦像を世界各地に設置しようなんてのもねぇ.... 
元慰安婦の方は 自分たちを恒久的に晒す様な動きを 心から喜んでいるんでしょうかね。 

かといって こちらは 
軍が直接関わったと云う正式な文書も証拠も無いので 
国としての謝罪はない あっても道義的に謝する範囲  というのも どうかと.....
「強制」であろうが なかろうが
軍が益を受ける事なので 間接的には当然便宜が図られたでしょうし....

ここには 双方とも「政治」だけが 全面に出て
望むと望まざるに関わらず 慰安婦となった人間としての痛み・苦痛を察する姿勢が 
すっかり欠落していますな。
愚かしくて 恐ろしくて 空しくて 
大きな消耗を課せられた人間への視点が足らなさ過ぎるように思えます。 


ここに至っては 甘いかもしれませんが 
双方とも あるいは 一方だけでも
大いに「痩せ我慢」をして 譲り合う 認め合う 大人的(たいじんてき)対応が必要かと....



我が家の梅

いくら寒い冬であっても 自然界は間違いなく春は来ますが
人間界は努力しなければ 春は望めないようですな.... 




やれやれ 今回はちょっと恥ずかしい「爺ぃの居酒屋談義」になってしまいました。
読み流していただければ と思います。

次回は春らしい話題が出来れば良いのですが....