版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

2010年 札幌秋景色 2

2010-10-30 11:28:43 | その他 Other

NORIKO先生の素敵な画像は 毎回季節感がよく出ていて
パソコンの壁紙に使っている方が多いのではないでしょうか。
我が家でも 孫の写真と交互に使わせてもらっています。

今回も急遽送っていただいた画像も含めて 札幌秋景色の特集です。





先週土曜日街路樹のイチョウに実がたくさんなっていました。 先生談

色が鮮やか!
先生 カメラを換えたそうですが そのせいでしょうか。






色の対比も見事ですが 構図も決まっていますね。




藻岩山に沈む夕日です・・真ん中の下あたりに平和の塔が見えます 先生談

晩秋の藻岩山の夕焼け.... 
札幌育ちの私にとって かなり感傷的な気分になる画像です。

そして その極めつけの1枚





今日は朝から吹雪!藻岩山も雪化粧しました
もっとも気温はプラスですので、(市内は)降るさきから溶けて行きました・・
初雪が降ると”いよいよ冬になる!”と感じさせられますが、私は冬も好きです。 先生談



札幌限定で 札幌関係者には堪らない画像でしたが
そうでない方にもきっと楽しんでいただけたのでは....

先生 ありがとうございました。
これからも よろしく!


(余談ですが YOMIURI ON-LINEによりますと
「民間のコンサルタント会社「ブランド総合研究所」が
47都道府県の出身者別に「郷土愛」をテーマに調査したところ、
郷土愛・郷土自慢度ともに 上位は沖縄、北海道、京都の順」だそうです。

これは何となく良く判りますが 最下位はどこだと思います.....  
そう 埼玉県.....  
北海道で生まれて 埼玉で暮らしている私には なんか 良く判ります..... )





2010年 札幌秋景色 1

2010-10-26 11:14:52 | その他 Other

何か急に寒くなりました。
我が家は連日鍋料理です。

今朝のTVニュースでは 札幌の初雪の様子が映し出されていました。
それもちらほら舞う雪ではなく 吹雪いていましたね!

酷暑の後は極寒ですか......

と云う所で 
今回と次回 NORIKO先生から送られた素晴らしい秋景色の画像を特集します。




滝野すずらん公園    Photo by NORIKO

いいですね!
川の冷たさが伝わってくる様です。





背景の濃い緑と 紅葉の赤とオレンジと黄色
見事な配色....




足もとにはどんぐり
かさこそと音が聞こえそうです。


つづく




10月の花火

2010-10-20 10:49:47 | その他 Other


先日の土曜日 我が街の市制40周年記念花火大会が開かれました。
家からすぐそばの荒川河川敷でおこなわれたので 行ってみました。



花火大会と云えば夏の風物詩ですが 秋真っ盛りの催しに 
この街にこんなに人がいたのかと驚く程 多くの人が集まりました。
その数多分1~2万人はいたかと いやそれ以上かもしれません。




商工会議所や企業・市民の協賛金を集めた花火は18000発!
大会の名は「夢花火」  
ん?  それって私の作品「花火シリーズ」と同じ名です。(偶然でしたが)








綿飴・焼きそばなどの露店が沢山出ていて
夢花火と云うより「村祭り花火」の方が合っているかも知れません。

しかし 隅田川の花火大会のような 華やかさはありませんが
豪快な尺玉やスターマインなど なかなか充実した見応えのある花火大会でした。




玉屋ぁーーーーーーーーー
鍵屋ぁーーーーーーーーー



断食ダイエット9ヶ月後の結果

2010-10-16 10:50:09 | その他 Other

今年の1月12日より始めた「断食ダイエット」も9ヶ月経ちました。

毎年9月に受ける健康診断の結果が出ましたので紹介してみます。

(尚 画像は以前NORIKO先生から送られた写真の中から「空」を特集してみました)



Photo by NORIKO


いろいろ検査項目はあるのですが
幸いに いつも問題の無い 血圧・血糖値・尿関係(糖・蛋白)は省きます。


       昨年        今年
-------------------------------------------------------------------------------------
体重     69kg        61kg(BMI22.5)
腹囲     91cm        82cm

中性脂肪   235(一昨年305)  149
HDL     46         62
LDL     233       224

γ-GTP   99(一昨年188) 62
AST(GOT)  45         19
ALT(GPT)  58          15


LDL悪玉コレステロール以外は劇的に改善されています!
LDLは頑固です なかなか減りません... なんでだろう?
医者からは「まだまだ旨いもの 食い過ぎなんでしょう」と言われましたが....





しかし メタボリックシンドローム判定は「非該当」をいただきました!
断食の効果は やはり抜群です。

最近は燃やす脂がだいぶ減ったので 2食断食から 
昼食をほんの少し増やして 1.5食断食位にしています。
(増やしたのはほとんど野菜系です)

各種の減量方法がありますが 50歳過ぎたらやはり「食べない!」に限る様です。
特に炭水化物系を減らすのが 効果的というのが私の結論です。

ぴったり体にフィットしたTシャツを 颯爽と着こなせる減量効果だけでなく 
悪い数値も改善可能な「断食ダイエット」

いかがですか 最近健康診断が気になる御同輩 試されてみては....

今回の画像のように 晴れ晴れする事 請け合いです。









神事「ささら獅子舞」2010 Shrine ritual Sasara Liondance2010

2010-10-12 10:11:00 | その他 Other
一昨年の10月にも紹介しました「ささら獅子舞」

(こちら)

今年も先日の10日に行なわれました。

今年は我が家がこの氷川さんの年次役員に指名されまして
お祭りの準備から 参拝者や獅子舞役の人達のお世話などの仕事をしました。



昨年撮影

お宮参りで行った大宮氷川神社の数ある分社のひとつです。
大宮一の宮とは比較にならない程 小さなお社ですが(常時神主や宮司はいません) 鄙びた感じがいいです。


お祭りの当日 私たち役員は朝6時半から拝殿に詰めて 参拝客のお世話や
ささら獅子舞の道中参りの送り出し
(神社の周辺を 笛・太鼓を鳴らしながら 獅子3匹共々2~30人が1時間ほどかけて練り歩くのです)

11時から中央から御呼びした宮司による「玉串奉納」儀式
(市長や県会議員 市議会議員 各氏子代表などが出席
 私も生まれて初めて役員として参加・奉納しました)

この神社には 氷川さんだけでなく 八幡宮と天満宮の小さなお社もあって
まず 八幡さんの前で(上記写真の右側にあります)獅子舞を奉納します。




東京からわずか1時間ほどの距離とは思えない 素朴な情景です。
昭和・大正期と云ってもおかしくない雰囲気です。

いや それ以前からほとんど変わらずに伝統を継承して来たからこそ 
その雰囲気も残っているんでしょうね。


お昼過ぎからは ひっきりなしに参拝者が訪れて 奉納金やお赤飯を神社に納めます。
このお赤飯 大きな桶にたっぷりためて 後で世話人の人達がいだだきます。
(古い役員に聞いたのですが どこの家のは旨いとか 不味いとか判らない様に 
 桶に混ぜ込んで貯めるのだそうです。すごい気遣いです) 



いよいよ夜になって 本番と云える氷川さんの前での獅子舞です。
役員でしたので 拝殿の中からの珍しいアングルで撮りました。



最後に郷土芸能の「万作踊り」を奉納して 終了しました。


お社は小さく 傷みも進んで 宮司も常駐してはいない神社ですが
それを支える氏子達の素朴で暖かみのあるお祭りは
お祭り本来の喜びが感じられて 今年は実に貴重な体験をする事が出来ました。




秋刀魚の味

2010-10-08 10:52:54 | 作品 Works

いよいよ秋真っ盛りとなってきました。

いい季節です。
今年は特にしみじみと秋の良さを感じています。

 天高く 待ちわびたるや 鰯雲   啓



と云った所で 今回は 鰯 ではなく 秋刀魚 のお話

一般的には さんまの焼き方は下の画像のように焼くことが多いと思います。



レンジの大きさによって 頭と尾を切ったり 真ん中から切って焼いたりもしますが....

しかし最近 とんでもなく びっくりするような焼き方を 教わりました。

さんまを丸くして焼くのです!

それは 息子のお嫁さんの おばぁさんが好んで食べる焼き方だそうで
先日の「お宮参り」の折に伺ったお話です。

さっそく 我が家でもやってみました。 





ねっ すごいでしょ!
ほとんどの人は 初めて見たんじゃないでしょうか。

焼く前に尾をすぼめて目に通すと 通った後 尾が開いて焼けた後も外れません。

尾を目に突き通すのは ちょっと抵抗がありましたが.....

(いずれにせよ 食いしん坊は いや人間は 残酷ですから....)

かのおばぁさん さんまの「はらわた」が大好きなそうで この形だと良く焼けて美味しとのこと。




確かに良く焼けました。
私も 秋刀魚や鰯は 真っ先に内蔵から食べる方なので この焼き方 気に入りました。

身のほぐし方が従来とは少し勝手が違うので 戸惑いますが 美味しさはまったく変わりません。
今回はしませんでしたが 丸くなった真ん中に 大根おろしを盛るとVisual的にも もっと素敵なると思います。

一度 試してみませんか。




ごちそうさま!

(相変わらず 猫泣かせ です)






版画家 一原有徳さんを偲んで

2010-10-03 16:35:29 | その他 Other
10月1日版画家 一原有徳さんが亡くなられました。100歳

一原さんと言ってもご存知ない方が多いかも知れませんが
全道美術協会所属で 北海道在住(小樽)の版画家としてはとてもメジャーな活躍をされた方でした。

私は全道展の多くの先輩版画家には大変お世話になってきましたが
その中でも一原さんとの楽しい交流がありまして その一端をお話します。


私が全道展の会員になり立ての頃 初めての審査に出席した折
(多分1984年頃)
隣に座った一原さんから
「水落君 作品 ばくんないかい?」 と突然言われました。

その頃はもう土方定一(元神奈川県立近代美術館長・美術評論家)さん達によって
一原作品が絶賛されて 現代版画家として多くの版画家・版画ファンに知れ渡っていたので
私は飛び上がらんばかりに
「私の作品でいいんですか? 是非お願いします!」と即座に答えたものです。

それから数ヶ月後だと思いますが 作品が2点贈られてきました。

その1点


銅版画 59×44cm 1978年制作 ED20/20

複雑な腐蝕跡が細かなマチエールとなって 
シンプルでありながら奥の深い 暖かみのある作品です。



作品の下には「pour Mizuochi」(水落に)とまで書いてくれました。

私は大感激です!

実は私は1点だけ ばくってもらえるのだとばかり思っていたので
私の作品も1点用意していたのですが 急遽一原作品が2点ならば
それに釣り合うには「作品一山」は必要かと考えながら 
確か5・6点用意してお贈りしたと記憶しています。

2点目


44×30cm E・P 1981年制作

この作品も銅版画の凹版技法で刷られていますが
後で一原さんに伺ったところによると
スキー場などに落ちていた古いホーロー製の誘導看板を利用して 
手を加え インクを詰め込んで刷り上げたそうです。

確かに 「10」 の反転した文字が見えます。
前出作品の複雑では有るけれど 軽みある雰囲気と違って
物質の重さと時の重さを併せ持った 存在感の強い作品です。

登山家でもあった一原さんらしい 新鮮で魅力的な発想です。

1910年徳島県生まれ 4歳で北海道へ 
40代から絵を始めて もちろん専門的な絵画教育を受けずに
だからこそか 努力を重ね 独自の発想と工夫で一原世界を築き上げた姿勢は私にとっても 刺激的でした。


当時 駆け出しの私にも とっても気さくで 
いたずらっ子みたいな目で話しかけてくれた一原さんを 今 改めて想い出しています。


ご冥福を心からお祈りいたします。