版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

太鼓芸能集団 鼓童

2012-12-26 12:04:10 | その他 Other



やはり師走は何やかんやで忙しく すっかり更新が遅れてしまいました。

まず年賀状制作 毎年結構時間をかけて作っています。
7色170枚 来年の干支の巳はなかなか難しい絵柄で
下手をすると気持ち悪い蛇になったり それを避けるため漫画っぽくしたり....
そうならない様に独自の賀状作りに苦心しました。

次に 毎年恒例の沢庵漬けと鰊漬けの仕込み
例年ですと1月に漬けるのですが 今年は寒いので早めに漬けてみました。

もう一つ 暮れまでに「鮭の飯寿司」を作る予定です。
(食いもん ばっかり..... )

いずれご紹介します。



といった慌ただしい12月ですが 
そんな中 先週の21日に文京シビックホールで開かれた「鼓童」の和太鼓コンサートに行ってきました。



鼓童と云ってもご存じない方もいるかもしれませんが
佐渡を活動拠点に 国内はもとより 海外でも活躍している太鼓演奏の集団です。

上のパンフでは見ずらいですが 
お正月の1月1日 NHK Eテレ「饗宴!新春の伝統芸能」 10:00~12:00 に
トップバッターとして出演するそうです。
関心のある方 御覧なってはいかがですか。


今年から芸術監督に坂東玉三郎氏を迎えて 構成・演出に新たな魅力を創出しているとのこと。


鼓童のホームページより拝借 http://www.kodo.or.jp/news/index_ja.html

大太鼓に向かう圧倒的・驚異的な体力と技量 
鍛えられた肉体美
息つく暇のない数々の和太鼓の合奏
CDでは絶対伝わってこない太鼓の波動
聴衆を魅了させずにはおかない見事な演出でした。

玉三郎氏を起用したというのも
「魅せる」「聴かせる」という点で
あるいは「芸能」という点で 歌舞伎との共通点があるからなのでしょうね。

でも 最初の「かでん」という曲は 
現代音楽としても通じる 太鼓の「音」そのものを追求していけるのでは
と思わせる演目もあって 非常に充実したコンサートでした。

「伝統と芸能」 改めて感じ入った次第です。

(でも 「生玉」に会えなかったのはちょっと残念... )


さて 今年も押し迫ってきました。
このブログも正月開け5日ころまで お休みいたします。
新春は久し振りに新作紹介を予定しています。

では 皆様よいお年を!







佐倉紀行&江戸城1泊2日 その3

2012-12-15 11:07:16 | その他 Other


明日は投票日ですな。
衆院選も都知事選もほぼ体制が決まった様な報道がなされていますが.....
投票前にここまで断定した報道をしていいのか? それなら行かない という人が増えそう....

選挙結果次第によっては またぞろ離合集散を繰り返すんですかね.....
それって 数ある党を何とか選んで投票した有権者を 
完全に無視しているように思うのは私だけでしょうか。

本当に大丈夫か.... 日本.....



さて まだ大丈夫な内に 佐倉紀行の続きです。

時代祭を楽しみながら 次に向かったのは「武家屋敷」



他からの移築も含めて取り高80石から150石ほどの侍屋敷3軒が並んでいます。
質素ながら格付けには厳しい家の作りや生活などが比較できて 江戸時代好きにはたまりません。



その内の1軒に展示されていた 鎧甲冑一式
時間が早ければ身に付けさせてくれたようですが もう遅かったので 今回は出来ませんでした。
それでもこっそり兜をかぶってみる隊長 
係の人から 「触らないでくだい!」 とおとがめがあったのは言うまでもありません。




武家屋敷の間にある「暗闇坂」
地元の青年でしょうか 時代祭に参加していたのか 明治頃の書生のような着物で歩いていました。
幕末か明治時代そのものの情景に一同感激。


さて 佐倉と云えば「国立歴史民俗博物館」が有名ですが
時間も押し迫っていたので 城跡にある建物だけを見て 今回はスルー 
反省会の会場の飲み屋に急行しました。




総勢9名(男子6名内1名は飲み会だけ出席の地元同期 女子3名内2名は札幌から参加) 
実に楽しい1日はあっという間に過ぎました。

「佐倉市」 正直に言って関東近辺によくある地味な地方都市と思っていましたが
いやいやなかなか 奥深く興味深い街でした。
いずれじっくり「歴博」へも来たいと思いましたね。

塩田君 ありがとうございました!!
彩ちゃん・和枝さん ご苦労様でした!
陽子さん お疲れさまでした!
その他男子は....  まっ いいか.....



しかし..... 今回はこの1日だけでは終わらないのです。
札幌から参加した女子が 明日帰る前に東京見物もしたいと云う事で
翌日もメンバー入れ替わって8名が江戸城を見学することになりました!


翌28日 皇居平川門前に集合



前日と打って変わって気持ちのいい秋晴れ(雨男が不参加のためか)
そぞろ散歩の開始



江戸城天守閣跡
右奥の広場はかつての大奥のあった場所
(この日は女子5名内札幌から3名 男子3名)

「松の廊下」跡など巡りながら 佐倉メンバーと入れ替わった新メンバーで
近況話し 昔話し 噂話しに花を咲かせつつ テクテクと江戸城周遊

昼飯の予約時間も迫ったので 新東京駅がよく見えるレストランへ急ぎます。

(<業務連絡>レストラン予約の関係で誘えなかったS君 すまん!)



串揚げレストランの窓から見える東京駅
改装の話題が盛り上がっている時期でもあり 日曜でもあったので
周辺は見物客でいっぱいでした。
(レストランの前は予約無しの人の行列がいっぱい!)



窓からの東京駅の眺めが抜群のこのレストラン 当分ははやるでしょうな。
コジャレタ揚げ物もまずまず美味しかったです。



食事を終えて駅正面で記念撮影
札幌組も充分満足したようで またの再開を約して解散


駅構内の しゃれた騙し絵風の床


と云う訳で 2日間の同期友好てくてく旅 結構でした!
還暦を過ぎても昔の友人と遊べる幸せ つくづく感じたものです。
「健康」と「いい歳の取り方」 これが長続きする条件かもしれません。

















佐倉紀行&江戸城1泊2日 その2

2012-12-10 11:02:18 | その他 Other



衆院選 今のところ自民党が第一党になるという報道が多い様ですが.....
しかし..... 一歩間違うとハイパーインフレになりかねない経済政策といい
海外派兵を含む参戦権を持つ国防軍構想といい
不穏で不安な先行きが待ち構えていそうな.....

大丈夫か......




ともあれ このブログは 取りあえず 佐倉紀行のつづきです。

この日(11月27日)は佐倉の時代祭というのが開催されていて
市内は雨にも関わらず ちょっぴり華やかな雰囲気に包まれていました。



一台だけですが お囃子の山車(だし)も出ていました。

(お囃子で吹いていた篠笛は六本調子 多分「獅子田」の天地巻
こういう所にも我が篠笛が使われるといいのに と思いましたね  余計ですが....)

佐倉の時代祭の面白い所は 
江戸時代の装束で着飾った人達が 市内をそぞろ歩いていることです。
それも佐倉市民だけではなく 関東近県に参加を呼びかけて 江戸のコスチュームを楽しんでもらっているようです。




若殿とお姫様
少々酔った地元の人から「よっ バカ殿!」と声をかけられていました。
ご両人とも多分地元の方なのでしょう。




他県から参加した親子だそうで
背丈といい 雰囲気といい 江戸時代からタイムスリップしてきたのでは と思える程でした。
本人達もすっかりその気になって楽しんでいましたね。

面白いお祭りです。




こちらは長野から来た「鷹匠」さんです。
左右にいるのはやはり他県からきたコスプレお嬢さん 奥はただのおじさん




「駕篭かき屋」さんに無理を言って乗せてもらった隊長
乗り込むだけでも 大変なのに
「少し乗せて歩いてみてくれ」 と言いださないか ひやひやものでした。




弓を射させてくれるコーナーもあって 弓に憧れていた私は早速挑戦してみました。
が.... 篠笛と同じく弓も左利きの構えがとれるのかと思いきや
和弓はすべて右構えだそうで 何とも落ち着かない感覚で 矢を放ちました。
1回200円で5本の矢を試射できるのですが たった5~6m先の的なのに 全部外しました......




市内にある「麻賀多神社」(まかた神社) 佐倉藩の総鎮守
例の親子さんもいます。
このシーン 一人を除けば ほとんど江戸時代です。

いやなかなか面白い企画のお祭りでした。




そして まだまだつづきます。







佐倉紀行&江戸城1泊2日 その1

2012-12-05 11:09:29 | その他 Other



あまた問題山積みの中で衆院選が始まりましたね。
日本のその問題.... Reutersが簡単にまとめていました。

財政出動・景気対策
追加金融緩和
消費増税
年金・生活保護等の社会保障改革
TPPなど貿易・通商政策
領土問題含む外交政策 
原発・エネルギー対策
公務員制度改革など歳出削減策
少子・高齢化対策 

こんなにあるんですな.....

にもかかわらず

「毅然と!」「しっかりと!」「きっちりと!」 
「何が何でも!」「なり振り構わず!」「全身全霊!」

ここ当分はこんな中身の無い空しい言葉ばかり聞かされるんでしょう.....

大丈夫か..... 



かと云って 憂いてばかりもいられません....

とかなんとか言いつつ...... 
先月の27日 テクテク隊特別編成8名は佐倉へと出かけてきました。
何故「佐倉」か。
佐倉に同期が3~4人住んでいたから という 単純な動機からなんですが....
特に其の中の一人はJTB幹部 同期会常任幹事 という頼もしい友人なので佐倉をご案内していただきました。

今回は3部に渡って画像たっぷりでお送りします。

では どぞ


この日は生憎の雨(今回のメンバーに雨男と雨女が二人そろったせいです)  
しかし ありがたくもJTB同期が急遽 車を提供してくれたので快適に市内を巡る事が出来ました。



まず訪れたのは「堀田邸」




ボランティアの地元おじさんの案内で邸内を巡ります。

江戸期二百五十八年間に及ぶ佐倉藩の歴史の中で、その六割弱の百四十一年間、堀田家が治めた。
その石高は概ね十一万石で、千葉県(註:上総・下総・安房)における最大の藩であった。
特に幕末には、筆頭老中として初代米国総領事ハリスとの修好通商条約交渉に全力を注ぎ、
日本を開国へと導いた堀田正睦(まさよし、1810~64)を輩出した。
(テクテク隊長の作った資料より)



記念写真

この邸内で ドラマ「仁」のロケも行われたそうで ロケ中の写真も飾られていて興味深く拝見しました。
(主人公は順天堂大学の医者で 江戸時代にタイムスリップするという内容でした)


邸内の襖

ボランティアのおじさんが 描かれている鶴は「金箔」なのか「金泥」なのか 判らない と言ったので
早速私がおせっかい解説
「これは型紙で糊を刷り込んで金箔を貼ったものです 金泥ではこの様には光りません えっへん!」

ついでに 本物の金箔と金泥を




と言った所で お腹もすいてきたので そば屋さんで昼食



このそば屋「川瀬屋」さんは なんと天保元年1830年創業 180年以上続いているんですね。
私は手前に写っている茸そばとビール 新そばで 大変美味しゅうございました。


さてお腹もくちくなって 次は佐倉順天堂記念館



佐倉順天堂は、藩主堀田正睦の招きを受けた蘭医佐藤泰然が、天保十四年(一八四三)に開いた蘭医学の塾。
ここでは、西洋医学による治療と同時に医学教育が行われた。
今の順天堂大学の前身ですね。
 



その一室に飾られていた治療費一覧の額

「舌疽施術 金千疋(ひき)」なんてのもありますが
当時は保険なんかないでしょうから きっとお高かったんでしょうね。
手術用の出刃包丁みたいなものも展示されていましたから それで切断したんでしょうか..... 恐っ
 




てなことで 佐倉紀行 まだまだ続きます。