版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

内猫・外猫   An Indoor cat vs. Outdoor cats

2008-11-28 19:12:00 | その他 Other
以前からたまにご紹介してきましたが
我が家には避妊手術をした時 外に一度出たことがあるだけで
他は一切外出した経験のない猫 「ゴミ」がいます。
As I mentioned before, our beloved cat “Gomi” has never gone out except being fixed.

ちょっと怖い顔をしています。11歳 もうおばさんです。
She looks a little fierce. She is 11years old, so already middle aged.
外界がどんなものなのか 今でもまったく興味が無いようです。
好きな食べ物も 安いキャットフード・鰯・鯖・秋刀魚のアラだけで
他の魚も肉類も高級な猫用缶詰も食べません。(大いに助かります!)

人見知りも激しく 私と相方だけいればいいようで
その世間感覚の狭さは驚異的ですが 
本人は充分満足して暮らしているように見えます。

ある意味 我々人間も見習うべきところがあると思いますね。

その「内猫」ゴミに対して最近「外猫」君たちが
庭に来るようになりました。
She isn’t interested in what is the outdoors like at all.
Her favorite foods are bone of sardine, mackerel, saury and cheep cat food.
She doesn’t eat other fish, meat or expensive cans of cat food either. ( budget-pleasing!)

She is surprisingly withdrawn and narrow-minded, but looks satisfied enough with
being by our side.
We, human beings should sometimes learn her attitude.

Besides this indoor Gomi, two outdoor cats have come to us these days
―already live in our yard.




「外猫の姉」
背中にくっきりとハートのマークが付いている6ヶ月位の猫です。
Elder sister, she looks a half-year-old.
Look at the heart mark on her back.


「外猫の妹」
後ろにいるのが姉 右の黒い箱は相方が作った二軒長屋風の猫小屋
Younger sister
The black box is their house my partner made.

二匹とも人懐っこく 私たちが庭に出ると足に絡み付いて
それはもう「めんこい」猫達です。
Both are so affectionate and cute that they cling to us whenever we go to the yard.
つづく



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版画家のお友達 歯科医師編(42)Spcial Column (42)

2008-11-25 10:34:25 | その他 Other


銭箱海岸 夏と違って秋の海岸は寂しげな感じです
Comment and Photo by NORIKO


「毛の堅さの基準は?」
毛の堅さは、その長さ、本数などで決まる。
太く短い程硬く、細く長い程やわらかく感じる。
「やわらかめ」「ふつう」「かため」と言う分類は
規定で毛を7mmにカットして測定する。
しかし使用感とは異なる場合があり
メーカー表示は消費者の目線から見た使用感に合わせて記される。

やわらかめ 4~6N/cm2(/平方cmです)
ふつう   4.5~8.5N/cm2
かため   7.5~9.5N/cm2
(「ふつう」の幅が大きく、市販の「ふつう」は
歯科用よりも「やわらかめ」が多いです)


「日本の歯ブラシの起源は?」
世界で一番古い歯ブラシは中国で10世紀の王の墓から発見されたもの。
日本では現在の様な歯ブラシが誕生したのが明治時代。
大阪で作られたのが始まりだとか。
現在歯ブラシの生産量は大阪府が全国一。
全体の生産量の半数が製造されている。
(関心のある方は歯ブラシのパッケージ裏の製造元の住所を一度ご覧ください)

(私の母は豚毛の歯ブラシを使っていましたが 今はあまり見かけません。
硬いのがいいのか 柔らかいのがいいのか..... 好みだけで選んでいいんですかね。 kei)



重要文化財 八窓庵
積雪で崩壊し3年がかりで修復公開されたお茶室。
Comment and Photo by NORIKO

(追加解説 札幌の文化財より kei)
江戸時代初期に作られた茶室が、時代を超えて、今、札幌市内の中島公園にあります。
この建物は、大名茶人で総合芸術家と言われた小堀遠洲が作ったと思われるもので、
長く滋賀県長浜市内にありました。
大正8年に、札幌の実業家が購入し、その時に三分庵という茶室を増築して今の姿になりました。
内部は非公開ですが、三畳に満たない小さな茶室に、八つの窓がついています。
それで八窓庵と呼ばれるのです。




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版画家のお友達 歯科医師編(41)Spcial Column (41)

2008-11-22 12:08:40 | その他 Other


今回のNORIKO先生のお話は
歯ブラシについてのちょっと面白い話題です。



札幌豊平公園  Photo by NORIKO


「歯ブラシの新常識、非常識?」
あらゆる業界の中でも徹底的な調査を行う歯科業界の統計
・最も好まれる歯ブラシの色は?
  男性が青、女性がピンク。

・6か月以上同じものを使用する人は?
  全体の37%
   (1ヶ月に一度位交換して欲しいものです]

・ブラシを水につける、つけない?
  水をつける
   歯磨き粉をつける前 47%
   歯磨き粉をつけた後 15%
   その両方      24%
  全く水をつけない   14%


「高級歯ブラシ」
100年ほど前、当時の歯ブラシは竹串の物が主流だったが、
ヨーロッパの富豪達が使用していた「超高級歯ブラシ」。
ハンドル部分はオーストラリア産の牛骨でできている逸品。
現在でも値段のつけられないほどの価値があるとか。

つづく


(我が家の歯ブラシを調べてみると たまたまでしょうが
 私 ブルー 相方 ピンク 息子 グリーン でした。
 やはり習慣的に男色・女色という使い分けをしているんですね)



晩秋の豊平館
(車のテールランプが寂しげです)


<ちょっとお知らせ>
コメントする時ですが
コメント欄等は「全角・半角」混ぜて書いてかまいませんが
その下の色盲検査の様な数字は「半角」で入れて
尚かつ 色の着いた「規約」という文字をクリックし
一度その画面を出してから
(読んでも読まなくてもすぐ後で消して大丈夫です) 
「投稿」ボタンを押してください。
かなり面倒ですが よろしくお願いいたします。




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実録死ぬか生きるか その6

2008-11-19 12:00:54 | その他 Other

晩秋の城山公園


二十数年前はアニサキスの症例はさほど多くは無かったようですが
最近は冷蔵技術が進んだせいで 魚を生で食べる機会が増えて 
飛躍的に増大しているそうです。

(昔はさんまを刺身でいただくなんて考えられませんでした)

鰹の表面を藁で焼いて「たたき」にしたり
鮭を凍らせて「ルイベ」にしたり
烏賊を細く細く切って「いかそうめん」にする調理法は
アニサキスを予防する先人の知恵という説もあります。
昔の人も美味しいものを食べるために苦労したんですね。

私の場合はアニサキスの卵が胃で孵って幼虫になったので 
簡単に取る事ができましたが
俳優の森繁久彌さんはそれが小腸でおきて
開腹手術をするという大事になったと聞きました。

(恐っ)

ちなみに私は今だに「しめ鯖」は食べられません。
(胃酸でも死なないのですから 酢なんか効かないでしょうし....)


と言う訳で 皆様もどうぞ お気を付けて




村一番スペシャルラーメン
(味卵とチャーシュー3枚の下に野菜が沢山入っているだけなんですけどね...)




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実録死ぬか生きるか その5

2008-11-16 11:37:27 | その他 Other


もうそろそろコスモスも終わりです



胃に押し込まれた管を通して
自分で自分の胃を見るのは 非常に妙な感覚です。

テラテラ・ヌラヌラと濡れたピンクの内蔵は自分のものとは思えませんでした。

その胃壁の一部に白いくて細い木綿糸のような
1・2cm位のアニサキスが渦を巻いてくっついています。

こんな小さな回虫が齧って あれほどの痛さになるなんて.....


(若い医師)「見えますか?... 今からあの回虫を摘み取りますから」

胃カメラの先には 空気を注入する管の他にも
鉗子の様なものが付いていて 
それを操作しながら ひょいっ となんともあっけなく取ってしまいました。

そう これですべてが終わりなのでした.....
私のあの恐怖感は何だったのか.....


硬いベッドから起き上がって
何はともあれ 無事済んでほっとした途端
ゔっ ぶっーーーーぶっ と凄まじいオナラが出てしまいました!
それも 大量の生鯖を消化している腸をくぐって来たオナラです!

臭いの なんの..... 

涙目になった看護婦さんは必死に笑いをこらえています。
若い医師も笑いながら
「しばらくお腹の空気が抜けるまで 辛いと思いますが
 何 すぐ収まりますから.....」

パンパンになったおなかは
ベルトはもちろんチャックも締まりません。
だらし無く前の開いたズボンを両手で引き上げながら 
一歩進むごとに
ぶっ ぶっーーーー ぶっーーーー
 
自分の意志では止められない恥ずかしい音と臭いをまき散らしつつ
それでも私は無事診察室から生還したのでした.....

もう一回つづきます。




村一番担々麺



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実録死ぬか生きるか その4

2008-11-13 11:09:10 | その他 Other

ピラカンサ(トキワサンザシ)


気の遠くなるのを必死に堪えながら
ヨダレと鼻水と涙でグショグショになった私の顔を
看護婦さんが丁寧に拭いてくれています。

(私の心の声)
「保健所に報告なんて... そんな重大な病気なんだ....
当分家には帰れないか... やりかけの作品もあるし...
いや もう作品なんか作れないかも....」

その恐ろしい病気のせいか どうか
私の胃からお腹にかけて 異常にどんどん膨らんできていました。
もう パンパラパンです。

増々恐ろしくなって 心細くなった私に若い医師が
非常にのんびりした声で

(若い医師)「ゆうべ 何食べましたぁ....?」

(私)「ん?.... なにをそんな呑気なことを.....」

(医師)「お刺身とか... 生魚とか....」

(私)「......!」 返事の代わりに何度かうなずくと

(医師)「あぁ... やはり...これはアニサキス(注 グロテスク画像あり)
     と言って寄生虫の一種ですね」
    「烏賊やさば・あじなんかに寄生しているんですよ....」
    「それが胃で孵って 胃壁に食らいついてかじるんで 痛くなるんですね」

そうなんです.... 昨夜 生きのいい鯖が数匹手に入ったので
酢洗いした程度のほとんど生の状態で家族全員で食べたのでした。
あまりにも美味しいので私一人で3・4人分は食べたでしょうか....

(医師)「今のところ この一匹だけですね.... 
     もっと 空気を入れて胃壁を拡げますので 
     ちょっと苦しいかもしれません....」

    「水落さんも このカメラから見てみませんか...」

つづく




村一番 塩タンメン



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実録死ぬか生きるか その3

2008-11-10 11:40:51 | その他 Other



城山公園 秋色


(私の心の声)「やっぱり 胃がんか.....
        若い医者じゃ手に負えない程なのか....」

不安と恐怖とヨダレと鼻水でぐちゃぐちゃになった私の耳に
廊下をパタパタとスリッパをならしながら駆けてくる足音が聞こえてきました。

(院長)「どうしたっ?」

(若い医師)「はいっ 私には初めての症例ですので....院長に確認していただこうと....」

(院長)「どれどれ うぅーん..... これかっ..... 
     君が初めてと言うのも無理ないな
     うちの病院でも3例目の症例だよっ 」 

(私)「えぇーっ そんな異常な病気なのっ! 」

(院長)「あっ そうそう この症例は保健所に報告義務があるから 忘れないようにねっ」

(私)「!!!!保健所っ? まさか.... 隔離っ?」

私の恐怖はもう頂点に達していました。


(院長)「他にもないか よく調べて確実に取ってしまうようにねっ 後は頼んだよ」

そう言うと院長はさっさと出て行ってしまいました。

(私)「やっぱり手術か.... その後隔離されるの? なんでこんな事に....
まだ子供は小さいし 年寄りはいるし..... どうしよう.....」

私は妙に胃のあたりが膨らんでいるのを何気なくさすりながら
気の遠くなるのを必死にこらえていました。

つづく


(これまでの話しで何の病気・症例か判った方 コメントいただければ嬉しいです。
 専門外のNORIKO先生に聞くのはおかしいですが どうでしょう?)




村一番ワンタンめん おにぎり付き






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実録死ぬか生きるか その2

2008-11-07 11:23:41 | その他 Other



荒川秋色


「シャツのボタンとベルトは 外して下さい。
 それとズボンのチャックはおろして下さい!」

看護婦さんのてきぱきとした指図を受け
体の右側を下にして硬いベッドに横たわった私に
若い医師が

「はいっ ちょっと苦しいですが すぐ楽になりますからねぇ...」

と 妙に優しげに話しながら 胃カメラを押し込んできました。

当時の胃カメラは直径1cm近い太さの黒いチューブで
入れられる時はかなり苦しいものでした。

半開きの口からだらしなくチューブをたらしている私の目の前では
その医師がなにやら器械を操作しながら一心に覗き込んでいるようです。

私は不安で心細くて どんどん出てくるヨダレをたらしながら
心の中で
「もしかして 胃がんだったら... どうしよう...」
「即入院っ!てことないだろうなぁ」などと 思いめぐらしていました。


その時です!
先ほどとは打って変わった厳しい声で

(若い医師)「君! 急いで院長呼んできて!」

(私の心の声)「えぇー 何! あんたじゃ 判らないの!
        何! そんなに酷いの?.....」

あわてて診察室を出て行く看護婦を感じながら
私はもうひどく動転してしまいました....

つづく




村一番カレーラーメン



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2周年記念特集第2弾「実録死ぬか生きるか」その1

2008-11-04 11:26:04 | その他 Other
私はこれまで幸いな事に
入院するほどの重大な病気になった経験はありません。
しかし自分の不養生のために 過去2回 
死ぬか生きるかに近い思いをいたしました。

そんなお話です。



野菊   荒川河畔


今から二十数年前の事ですが...
夜中に急に胃が痛み始めました。
胃痙攣とも違う 胃をギュウーッと鷲掴みにされたような痛みが
不定期に 気まぐれに襲ってくるのです。

あるいは胃の内側を熟練大工の太い指で
つね上げられる様なその痛みはかなり激しいものでしたが 
なんとか朝まで我慢して 朝一で病院に駆け込みました。

その街でも中規模の胃腸専門病院で 
8時前とういうのに既に多くの患者さんで溢れていす。

私が受付で必死に症状を訴えたせいか
私の形相が恐ろしかったのか 
暫くすると多くの先着の患者さんを飛び越えて
待合室中の不信そうな目の中
一番先に診てもらえることになりました。

時々襲う痛みに耐えながら話す私を診て若い先生は
「お話では良く判りませんので すぐ胃カメラで診てみましょう」

私は喉の奥をスプレーで麻酔をされ ベッドに横にされました....

つづく




村一番味噌ラーメン



<業務連絡>
恵ちゃん神戸クラブに行っていただいたてありがとうございました!
そう! うちでも湯豆腐にこんにゃく入れるんですよ。
元々は恵ちゃんの実家から伝わったようです。
美味しいですよね。




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「版画草子」2周年記念特集 第1弾 The 2nd Anniversary

2008-11-01 13:09:45 | その他 Other
このブログもはや3年目に入りました。

版画の理解と普及になればとの思いから始めましたが
はたしてその目的は達成されつつあるか どうか.... 
あまり自信はありませんが.....

現在 毎日平均すると50人程 
トータル150人から180人くらいの読者の方に 見ていただいているようです。

心からお礼申します。

また 毎月投稿していただいているNORIKO先生 
ならびに 英訳担当の相方にも感謝いたします。

これからもなんとか続けたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

というところで 今回は記念特集として
版画とはまったく関係ない「世界の街で 今?.....」をお送りします。

(何が面白いのか 解らない方も多いと思いますが どうぞ眺め飛ばしてください...)




(多分Parisの書店です...)



(ChicagoかNew Yorkかな...)



(Milanoの雑貨店だろうか....)



(Alaskaですね...)



(「静かの海」ではなくHoustonのスタジオかも...)


以上 失礼いたしまた...
(Many thanks to Photo Funia)



次回は第2弾「死ぬか 生きるか」をお送ります。




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