版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

なぜ 版画? その7 Why Hanga? 7

2008-06-23 11:09:03 | 作品 Works


庭の紫陽花

「他者の目」を持つと言うのは
これはこれでなかなか厄介な事です。

しかし版画の場合 必須となる原画を「版」に起こす工程そのものが
one cushionとなって 計らずとも少しは客観的な目を持つ
手助けとなっているようです。

また シルクスクリーン版画以外は
刷り上げた作品が「版」とは左右反転した状態となるのも
自然と別の視点から眺めることを容易にしていると考えられます。

多彩な技術を利用し 数多くの工程を経て 版を作り
試し刷りを繰り返し 完成させる....
この間というのは イメージの熟成・修正や
別視点からの検証をも可能としているのではないかと思います。

「版画って いいとこだらけ!」...... でもないんですが.....

これまで版画の作り手側からのお話を中心にしてきましたが
次回は見る側からの「なぜ版画?」をお送りします。 つづく

 

我が家の紫陽花は綺麗に丸くならないで いまいち「イジッ」としています。
毎年花芽を付ける時期に バーベキュウの煙で燻されるせいかもしれません。
今年はBQを中止したのでまだいい方です。




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