ハンガリーのクリスマス用テーブルクロス
(今回の話題とかなりかけ離れた画像ですが)
Table cloth from Hangary
腐蝕液は今ではほとんどの作家が 有毒なガスも出ず 火傷もしない
第2塩化鉄を使用しているので 液による危険は随分軽減されたと思います。
しかし問題はまだあります。
「銅の粉」です。
プレートマークを削る時 腐蝕面をスクレーパーで削る等の度に
非常に細かい銅粉が飛び散ります。
ある日アトリエの窓の陽に浮かび上がった キラキラ光りながら舞っている
銅粉の量の多さにぞっとしたことがあります。
マスクなど付けずに作業していたのでかなりの粉を吸い込んでいたと思います。
このまま 体内に溜まり続けたら.....
もしも 体内で緑青にでも変化したら.....
銅版を削って 命も削る........ 恐!
しかも 銅版にはまだ問題があります......
この話題 来年もつづきます
These days, most of the artists use relatively safe iron dichloride solution,
which doesn’t cause harmful gas or burns.
But there are still problems. One of them is copper powder.
Every time I file copper plates or scrape the corroded face,
really fine copper dust flies off.
Once I saw the dust floating and shining in the sunlight from the window.
A large quantity of it gave me a chill.
Without a protective mask,I must have inhaled it much...
What if it has accumulated in my lungs or somewhere...
Could it be that my lungs became coated with verdigris ?…No Way !
And there is another problem with copper plates.
ポインセチア Photo by NORIKO
その水に混じって血液、唾液、歯の削り片その他もろもろのものが飛び散ります。かなりの量は吸い取りますが、それでも
飛散量は相当です。歯科医は患者さんと至近距離にいますので、その飛まつ汚染をもろに受けます。
特に小児歯科は「白い白衣」「めがね」「マスク」は
子供の恐怖心をそそると言う事で、着用しない事が多いです。
口の外で、吸い取るバキュームもありますが、
ものすごい音で、この音だけで、子供が怖がり私は使っていません。歯科医のj平均寿命が一般の方より短いのもこの辺に原因があるのかしら?
いろいろな分野で 意外に危険なことをこなしているんですね。聞いてみないと判らないですね。
そうですか 歯医者さんは皆歯がいいので
長生きするものと思っていました。
調べてはいませんが 木版画家は結構長生きな方が
多いように思います。他はどうか.....
「版種別平均寿命」 調べるとおもしろいかもしれません。