路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

朝焼けの塀の向こうの話し声

2010年10月23日 | Weblog
 会う人が、すっかり寒くなりましたね、つい最近まであんなに暑かったのに、と言う。そんな季節になりました。

 もう10日ほど背中がひどく痛くて、ついに医者に行く。
 3時過ぎに入って、6時ころの診察。診察は1分もかからない。
 要するに筋肉痛らしい。薬もらって帰ってくる。


                      


 『パンとペン』読了す。
 詳細に調べられた見事な評伝だと思った。堺利彦という人物を今まで殆ど知らなかったことを恥じ入るばかり。ことに売文社に関しては、完全に間違った先入観だけでありました。なにか職に困った元政治犯が細々と内職に売文していたようなイメージしかなかったけれど、まさにみごとな編集プロダクションであったとは。
 それにしても、いろんな人物が出てきて、それぞれに目配りが行き届いているのが見事だな。参考文献にはワシも既読のものがいくつかあるけど、殆ど忘れているからなあ。

 病院の待ち時間に、置いてあった『ゲゲゲの鬼太郎』を初めて読んだけど、やっぱり怖かった。