路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

秋の雲さざめくものを置き去りに

2006年08月31日 | Weblog

 仕事していると隣の公民館から老人クラブのカラオケ大会らしき音が。しらかばー、と「北国の春」ばかりを皆で繰り返し歌っておる。よくあきないものと思っていると、そのうちに懇親会に移ったらしく、なにやら楽しそうな笑い声が響いてくる。これがまたずうっと賑やかに続く。なにがあんなに楽しいんだろう。

 冬眠鼠さんと倒れたアンズの木をチェーンソーでいくつかに切断する作業。
 枝を払って、幹にも刃を。なかなか難しい。慣れないので変なところに力が入るが、まあこんなものだろうということで終了とする。

 高原書店から本が届く。
 栗林農夫『ヤロビの谷間』(青木文庫1952)
 栗林は一石路の本名らしい。まあ読んではみますが、よくわからんだろう。

 本日も勉強はなにもしない。


黒揚羽過去より来るを追いきれず

2006年08月30日 | Weblog

 たしかに涼しくなったけど日中肉体労働の身としてはヤッパリ汗ダクダクであります。
 クーラーの効いた部屋でキイボード叩いてお金になる人がうらやましい。

 そのうらやましい部類の人が午後やってきていろいろ話す。さしてうらやましくもない話。今年厄年だというその人は、ホントは学校の先生になりたかった、などという話。ちょうど心に秋風が吹く歳まわりなるらん。

 たしかに夜も涼しくなったけど、ナンニモしないで終わってしまう。
 こちらの心にも秋風吹き続く。


風すこし茗荷の藪に妻隠る

2006年08月29日 | Weblog

 過ごしやすい日が昨日今日と続くが、油断しないぞ、どうせまたドカッと暑くなるに違いない。まだ八月だからな。

 出先でこの頃の気候についてヤハリおかしいという話になる。昨日我が家周辺ではたいした雨もなかったのに、ほんのちょっとだけ離れた所では一時相当な豪雨であった由。なんか最近は突発的に容赦ない気象状況が普通になってしまった。

 夕刻にかけて、そのちょっとだけ離れた所の畑で大根の種蒔き。確かに土が黒々と濡れている。
 夏の終わりのメインイヴェントである大根蒔きに日暮れまでめいっぱい汗を流す。ちゃんと芽が出ますように。

 夜は金井論文を読み継ぐが、眠くてよくわかんない。
 ゼミ合宿ももうすぐだけど、いまだにレポートの骨子もまとまらない。
 なんだか毎日眠いばかりで終わってしまう。


初秋のきれいな唄をたのみます

2006年08月28日 | Weblog

 朝から畑へ大根の種蒔きに行く予定で、それなりの体になっていたのだけれど思いもかけずに中止に。
 ポッカリと予定のない日曜日ができてしまった。

 曇って最高気温もひさしぶりに30度以下。窓も一日中開けとくとやや肌寒いカンジ。いい日だな。どうせまた暑さはぶりかえすのだろうけれど、今日のところは静かにマッタリと過ごす。

 金井論文をいくつか啄ばむように読んで、高原書店に文庫一冊注文する。400円+送料300円、送料分モッタイナイようなもんだが昭和27年の本だからよくあったナ、といったところでお許しを。

 特になんにもしない日曜日なのに、夜になるとやたら眠い。
 また一週間、気合をいれて。


柔らかき土の香りや夏逝く日

2006年08月27日 | Weblog

 今日も二人で一日畑に。
 耕運機をかけていると途中でガス欠に。ちょうど昼時だったのでいったん帰宅してガソリン買って午後から再開。
 メンドクサイので耕運機はナシにしようかとも思ったけれども、黒く裏返る土を見ていると、ヤッパやっといてよかったと思う。
 帰り道、あと少しの所でまたもガス欠。ガードレールにもたれてケイタイかけてる相当にヨタッタカンジのアンちゃんがいて、あの横通って行くのヤダなあ、と思っていたらその直前でブロン、ブロン、ブスブスと止まってしまった。ああカッコワル。

 晴天ではないけれど、まだまだ暑い。相変わらず汗ダク。

 夕方から遠方よりの来客あり。ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。

 夜金井論文読み次ぐ。さっぱりわからなくなってきたので、九時からまたも「男はつらいよ」観てしまう。
 ところどころ観た記憶が。全編通して見るのは多分始めて。
 秋月の秋景が美しい。
 昭和56年。思い出したくない年だけれど、みんなマジメだったなあ。なんだかしらないけれど、いまや世の中不真面目すぎる、この映画をみるたびにしんみりしてしまって次週も観てしまうのかもしれない。

 夏が逝くのか。


反転す後ろ姿の赤とんぼ

2006年08月26日 | Weblog

 朝からふたりで畑へ。
 このところサボっていたので草々風にそよいでいる。野良を這っていると日差しが暑いが、時々吹き抜ける風がさすがに初秋である。
 汗かきながら時々休憩しつつメイッパイ。
 昼に帰宅、その後やはりもう一度行こうということになって日暮れまで。結局終日野を這って過ぎる。
 クタクタに疲れるが、きれいになるのはいいものだ。

 夜は金井論文。だんだんわからなくなる、だけでなく疲れて眠くてサッパリ咀嚼できない。
 ウー、眠い。
 寝るとなるとまだまだ暑いな。


歩道橋日傘相寄りわかれゆく

2006年08月25日 | Weblog

 寒暖差が10度以上ある。朝晩はだいぶ秋風だが日中は平気で30度を越えるからなあ。

 午前中に所用で城跡市。で、いつもながらのツイデで図書館へ。
 リサイクル・コーナー、また本が補充されておる。よく捨てる図書館であるよなあ。
 いただいたのは以下の8冊。すべて文庫。我が家が本だらけになるのをできるだけ防ぐ為、(もはや相当に困った状況ではあるが、)ハードカバーは遠慮しておく。
 向田邦子『父の詫び状』(文春) 北杜夫『高みの見物』(新潮) 安岡章太郎『ガラスの靴』(角川) 司馬遼太郎『人間の集団について ベトナムから考える』(中公) 井上ひさし『四十一番の少年』(文春) 吉田精一『随筆入門』(新潮) 高橋和巳『我が心は石にあらず』(新潮) 吉村昭『戦艦武蔵』(新潮)
 殆どが昭和40年代半ばに出たもので、かつて架蔵していて売ってしまったものばかり。なんでまた、というハナシではあるがタダだというんでツイツイということでひとつお許しを。

 テレビの気象予報では、まだまだ最高気温30度越えの日々が続くらしい。もうウンザリである。
 日差しの中を爽やかな風に吹かれたい。


自転車の母子湖畔に晩夏光

2006年08月24日 | Weblog

 暑さは全然去らない。
 もう頭はぐずぐずである。(いつものことではあるけど。)

 本日も夕刻から夜にかけて雨激しく。
 登山から帰って来たツバメのハナシでは、山でも昨日雷あり、岩肌に這うようにしてしばしやり過ごした由。大事にならずによかった。
 ケーブルテレビでは山頂定点カメラのチャンネルがあり、終日ただ山頂の風景を流しているが、普段は絶対に見ることのないそのチャンネルを昨日今日は見てしまった。
 今日あたりは数人の登山者が所在なげにベンチに座っているさまが延々と流されている。

 気が付くと、庭先にコスモスがだいぶ揺れている。
 この花は早いのは六月ころから咲いているのもあるが、やはりかたまって咲いているのを遠くから眺めるのがいい。
 はやくホントの秋を!


たまさかに出ずるを厭ふ処暑とあり

2006年08月23日 | Weblog

 空を見上げていると突然の豪雨。それが昼頃。夜にかけてももう一回。なんだか極端である。

 ツバメは登山で一泊。山の気象が気になる。
 予報ではずうっと30度を前後する日がまだまだ続く。八月の終わりはいつでも気象情報ばかりを眺めて暮らす。30度はキライ。早く25度くらいまで下がってほしい。九月を待つ日々。

 夜少しだけ勉強。でも結局テレビなんぞを観たりする。
 相変わらず面白い話題も特に無いな。


倒木をにじり動いてまた鳴けり

2006年08月22日 | Weblog

 しかし蝉ほど体の大きさに比して音量のデカイ生き物もいないんじゃないか?それなりの容量ってものがあるんだから、少しは遠慮してもよかろうものを。

 曇ってようやく朝は涼しくなりましたねえ、というところだったけれど、仕事してるとナンダヨまだ暑いじゃねえか、ということで相変わらずの汗ダラダラ。
 コメントさんきゅう、(名前なんでしたっけ?)ともかくあと少し夏をやりすごさねば。

 夕刻畑へ行くつもりになっていたのだけれど、そのころよりポツポツと。やがて大変な豪雨となる。雷鳴轟き、稲妻燦たり。少し歩くのもコワいくらい。
 晩夏の荒天、でもまだまだ夏、であるらしい。