路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

入射角金魚まっすぐ打ち返す

2010年07月29日 | Weblog

 朝5時にいつものように目覚めて、さて畑へ、と思っていたら、あれ?雨音?ということになる。
 なんだか久しぶりの雨、である。つい最近まであんなに雨いやがってたのになんだかとってもなつかしい。もー暑過ぎたからな、このところ。

               

 雨だとなると朝をひさしぶりにゆったり過ごす。といってもいつもよりゆっくり新聞読んだくらいですけどね。

 今日は午後お出かけ。まあ詳しく書くと書けるけど、固有名詞出てきちゃうし、まあ、組合関係ですね。

 そんなこんなで結局一日降ってましたな。
 夜は涼しい、というかちょっと寒いくらいか。このくらいがイイけどね。

               
 
 実は昨日ブックオフで、草森紳一『本が崩れる』(2005 文春新書)拾ってきたのでありました。(金払ったよモチロン)
 草森紳一、いつ死んだんだっけな。まあ世に書痴数多く、ワシなど足もとにも及ばんが、本が崩れる恐怖はあるな。蔵書が凶器になるというのは考えただけでも恐ろしい。
 となるとiPadか?
 なんか宮崎駿がiPadを徹底的にけなしてるらしいが。というよりさかんに怒っておりましたが。

 ま、いいや。
 最近夜10時過ぎると眠くなるので、崩れる本のユメでも見ながら就寝します。

 オオコワ。




ひまわり月色金のさかなは燃える色

2010年07月28日 | Weblog

 毎朝6時半には暑くて畑にいられなくなるが、本日はややヤサシクなったか、少しばかり暑さも小休止。
 でも暑いことは暑いけどね。

                 

 午後配達で峠越え。クーラー効かせれば車の中が一番快適かも。まあ、なんだかんだと疲れるけどね。
 今日はどこへも寄らずに直行直帰、というのはホントは嘘で、道沿いの「ブ」へ寄ってしまう。もっとも滞在時間一分もないくらい。何のために寄ったのかワカランが、ブックオフはケッコウ侮れない、ということだけ確認して帰ってまいりました。

                

 夜も涼しく、あしたは雨になるらしい。
 ちょっとは落ち着くだろうか。

 あしたがいい日でありますように。





水中を眼見開き金魚かな

2010年07月26日 | Weblog

               

 まあ今日も暑いんだけどね。
 もういいよね、毎日そればっか。

                

 夕飯時にツバメが突然、兼題キンギョで一句、とか言い出すから、考えたんだけどゼンゼン出てこない。ほんとに出てこないからブログで発表するとか言っといたんだけど、これじゃあなあ。
 また改めて発表しなおしますんで、キンギョの句。

 でも、金魚って変な魚だよなあ。なんというか不自然というか、まあ当たり前なんだけど。

 それから、ひまわり、で一句、とも言われたので、そっちもまた考えときます。

 今日のところは、ま、ソーいうことでヒトツ。





陽を背負いスベリヒユまで辿り着き

2010年07月25日 | Weblog

 朝から峠を越した街まで親戚の法事。

 どこへ行っても炎天の下。
 途中の川原ではバーべキューの集団が団子虫のように群がっていた。

              

 昼前の法要で、坊さんがいきなり今日の決勝戦は・・・、という話をする。
 高校野球の県大会決勝戦が本日あって、それもその家のすぐ近くの球場で、ということらしい。さらにどちらの高校もその町の高校で、(えーと、ナンテ町だったかなあ。岳下市でいいか。)岳下決戦とかで地元では大盛り上がりらしい。
 ワシは今日が決勝であることも、なんという高校が残っているのかも、もちろんどこでやるのかも全く知らない。
 だからぁ、野球に興味は全くないっての。

               

 法要が済んで、一席ということになって、初めのうちはそれなりにということで推移するも、次第に野球の話に収斂していく。
 どうも本日の対戦は岳下商業と岳下工業で、商業の方は有名な古豪、工業の方は勝てば甲子園初出場、ということであるらしい。さらに出席者の中に商業の出身者もいるし、工業の野球部の2,3年前の保護者会会長、というような人もいるらしい。
 で、宴席そろそろお開きか、という頃から誰言うともなくテレビ観戦の場所がしつらえられて、ワシには理解できない熱狂ぶりとなる。
 どうやら岳下市に無関係なのはワシひとりらしく、野球に全く興味ないのもワシひとりらしい。

                

 で、それから二時間ほど。試合のほうはシーソーゲームで延長戦に入り、熱狂まさに頂点に達するも、ワシは帰りたくて仕方がない。みなさま一喜一憂されるなか、ワシ一人は、誰だよテレビなんかつけたのは、と思ってイジイジしている。
 イチオウ画面見てるけど、野球ってホントつまんねえな。

 ナンダカナア、この暑いのに〇〇じゃねえの。

 で、結局どっちかが勝って、これで帰れるかと思いきや、さらに感想戦がエンエンと続き、ようやく解放されて帰路につくと、球場から帰る車の渋滞に巻き込まれて、モー憤懣やるかたなく法事は終えたのでありました。

 帰り着くと久方ぶりの夕立。

 夜は何日かぶりに涼しくなった。




河童忌や墓は炎熱抱え佇つ

2010年07月24日 | Weblog

 朝畑へ行く途中墓地の傍らに車が並んでいるのを見てお墓掃除の日を思い出す。
 毎朝決まった時間に通っていると、顔なじみというか、毎日の朝の顔がだいたい決まってくる。草取りしてる人や家の掃除してる人や、新聞配達の人早朝散歩の団体など、おおむねいつも同じ路傍の顔ぶれである。今朝は役場の前に何台も車が停まっていて、野球道具をかかえた人たちが集合していた。土曜日だから野球大会か。暑くなるのにやめときゃいいのに。

                

 日中はパソコン動かしたり、字を書いたり(ケッコウな量)して終わってしまう。たまに指先だけの仕事すると、変な神経の使い方をするせいか手から指がコキコキになる。
 室内にいても熱気がすごい。扇風機かけると紙飛ぶし。

                 

 夕方遠雷ゴロゴロ鳴り出し、これはザーッと来るか、というなか慌ててお墓掃除に。
 草は思ったほどではないが、ここでもヤッパリ杉菜である。畑から墓場までスギナかいな。
 それより墓石がどれもカンゼン煮詰まっていて、触れるたびにアチチとなる。
 墓の中の人も暑かろう。

 ともかく、アチチアチチの一週間でありました。




我が意思の乾き砕けて大暑かな

2010年07月23日 | Weblog

               

 朝5時過ぎに畑で草取りしていると、すぐ横の家のサッシが開いてその家のひとの朝の支度が始まる。台所で朝飯の支度をしている直下でワシがカシカシ草取りをする。
 ま、仕方ない。

 ともかく、朝5時には町は普通に動いている。

 今日も今日とて肉体労働。もう暑いということは言わないことにする。

 でも、暑い。

                 

 夏なのに蝉が鳴かない、でもヒグラシはさかんに鳴く。という話題が一部ネットでかわされている。
 この辺もまさにそのとおり。
 ミンミンもアブラも聞こえないのに、ヒグラシは時々聞く。ナンだろうね。

 今日は夕方今年最初の虫の音も聞いた。まだまだかぼそい鳴き声だけど、夏が深まるとこれから夜の底は虫の音の植民地になるだろう。

 隣家の百日紅も気付くと咲いているし。

                 

 カンゼン脳ミソ干上がってるし。
 暑さのせいにはしたくないけど。

 暑い。

 ホントに。




扇風機不意にうなだれ戻りゆく

2010年07月22日 | Weblog


 まーた、暑い、という話ですけどね。
 どーなってるんですかね、ホント。暑すぎますけどね。

               

 なんかワシは全然関心ないスケド、この暑いのに野球やってる高校生がいるらしいすね。〇〇じゃなかろか。
 なんでこの炎天下野球なんぞやらせますかね。あんなものヘタすると、ただ熱中症待ちみたいな話ですからな。ホントの教育者がいるなら、いますぐやめさせるべきですけどね。

 ま、どーでもイイスけどね。

 ワシだってモー火噴きそうですけどね。イチオウお仕事しましたけどね。朝から夜までズーっとこんなにも暑くてはなあ。

               

 そういうわけで、本なんかゼンゼン読む気にはなれまへんで。斉藤隆夫は国会除名されたまんまだし、南方熊楠はまだアメリカにいますし。

 ホント、あとどのくらい続くんでしょ夏。まさか始まったばかりナンテ言うんじゃないでしょうね。

 モー、いいんですけど。




朝曇鳩がトマトを喰う話

2010年07月20日 | Weblog


                

 負けた。完敗である。
 猛暑の話ですけど。
 暑過ぎる。

 畑で朝6時にはもう日差しが痛いくらいになった。
 いきなりだからな。
 で、あとは一日アチーッ、フヌケのように過ぎてゆく。

 ワシ、夏苦手だし。
 これからほぼ二ヵ月、ワシにはかまわないでくれ状態で、半死半生で生きていくことになるでありましょう。夏にワタクシに期待してはいけません。他の季節ならいいというわけではありませんが。

 ともかく、暑いのはダメです。

 秋、待っております。

                





青信濃夏ある国に水脈幾筋

2010年07月18日 | Weblog

 朝5時半に家を出て、蓮の花を見てきた。

 車で一時間強のところに縄文遺跡があって、その一郭に蓮田がある。
 山脈の端が緩やかに谷に向かい、やがてまた山脈に登り始めようとする南向き斜面に縄文人の遺構があって、あたりが高原のテラスになっている。そこに大賀蓮(例の古代蓮ですね。)が植えられて、本日その開放、というか朝から専門家の説明もあるというので出掛けていったのである。

                   

 大賀蓮(こういう字でよかったっけ?)は他の蓮と違い、その年の天候にかかわらず六月の末日か7月の朔日には開花し始めるのだという。で、本日はちょうど満開、というか見頃のころ。
 朝から地元の人々もしくは別荘族がつめかける。(といっても数十人ではありますが。)
 本日いよいよ夏開始、といった天気。眼前の山脈には雲かかっているも、その上の空はまさに夏の盛り上がり。
 縄文考古館の館長さんのはなしを間近で聞きながら、蓮田から伸びる気品ある花格を愛でてまいりました。

                     

 昔、小学校にも蓮田があって、確かに今頃ポッカリと水面高く花を浮かせていたことを思い出しました。
 1学期の終わるころ、担任の教師はその一輪を教卓の花瓶に活けて、「蓮は君子の花である。」というハナシをしたもので、根は泥中にあっても花は水面の上に咲く、ということではありますが、小学生相手になにを言いたかったのだろう。まあ、ヤな教師でしたな。
 泥に落ちても根のあるヤツはやがてハチスの花と咲く、と寅さんも言っておりますがネ。

                  

 秋になるとみんなでレンコン堀りをやらされました。
 裸足で泥田に入って、足でレンコンのありかをさぐり、両腕つっこんで引っこ抜くわけですが、たいがい転んだり両手両足泥から抜けなくなったりでみんな全身泥だらけでありました。教師は子供たちがそれを楽しんでいるとでも思ったかもしれませんが、少なくともワシはちっとも面白くありませんでしたな。
 終わって畦に上がると、必ず両脚にヒルが2,3匹吸い付いておりました。
 数本ずつまとめたレンコンが俵状に積み上げられてケッコウな収穫量であった記憶がありますが、あれはどうしたんでしょうな。きっと売って教材費か何かにしたんでしょうな。
 蓮田はそのあと冬になるともう一度ミズをはって、小さなスケートリンクになりました。表面ボコボコの滑るとスケートの刃のほうが欠けるんじゃないかというようなリンクではありました。

                 

 と、そんなこんなを思い出しながら、夏の初め、蓮田に吹く高原の朝風を感じつつ帰ってまいりました。

 近くには、睡蓮の池もありました。ひつじ草やコウホネも。

 その後は、暑い一日をどうにかこうにか過ごしました。

 日曜日、畑も行ったし、キャッチボールもしましたし。
 日盛り、お葬式にも行きましたしね。

                 




草の間に朝の羽音に攻められて

2010年07月17日 | Weblog

 モー、今日は朝からズーッとすき間のないくらいに働いてしまった。
 モー、信じられんくらいに暑くなっちまったし。
 モー、ヘロヘロでんな。

                  

 詳しく書くとそれなりにおもしろいけど、モー、ヘロヘロなんで、これでやめちゃうのであります。

 ホントすんません。

 オヤスミなさい。(まだ夜九時前だけど。)