ほぼ3時半ピッタリに目覚める。目覚めたけれど周りが暗いのでまだ2時頃かと思い20分ほどグズグズする。眼が覚めているのに寝ていても仕方がないと思って起きだしてテレビをつけるとちょうど最初のゴールが決まったところだった。
ま、あと少し楽しめますな。
アマゾンから、黒岩比佐子『古書の森 逍遥 明治・大正・昭和の愛しき雑書たち』(工作舎) 届く。
ほんとは買おうかどうしようか迷ったのだけれど、(やはり価格がワシの図書購入限度額をこえているので。)ヤッパリ買ってしまった。
闘病中の作者に田舎の名もなき読者から少しでもエールを送ろうと思う。
6年間のブログでの古書探求記録をまとめたもの。二段組370頁が歳月を感じさせる。読者としての逍遥もだいぶ長い時間楽しめる分量である。帯に「古書を古読せず、雑書を雑読せず」と。いいコピーだな。ソフトカバーだけどきれいな本。作者が払ってきた対価とその史料のボリュームを考えれば3200円は安いと言っていいのだろう。継続は力なり、である。
それと、やはりネットの力であるな。ブログを通して様々な反響を呼び、そのコメントが専門史家がアオクなって逃げ出すくらいの専門知識で満たされていく。市井の遺賢がいかに多くこの国に棲んでいることか、まあ教養の地層の厚さといったものをまざまざと見せ付けられる、というのはネットの出現なしには考えられなかった。
断続的に継続されている彼女のブログは、今は病と闘う記録となっているが、次の新刊(堺利彦伝が予告されている。)を心待ちにしている。
ともかく今は療養に専念されて、また元気に歩みだしてもらいたい。
51歳というのは、これから豊穣へと向かう年齢である、と思う。
伊能忠敬だって、まだ歩き出す前である。(なんのこっちゃ。)
というわけで、今日は晴れて暑くなるかと思ったら、意外としのぎやすい一日だった。
夏至が過ぎたということはこれから日が短くなっていくということか。
まだ全然夏は来ない。