城跡市へ行ったついでに、図書館に本を返しに。
カウンターに中学の制服姿の女の子が二人。職業
体験だな。お下げの子が小生の返却した数冊を丁寧
に受け取って、ハイありがとうございます、ぎこち
ないけど初々しい。こういうのはとってもイイナ。
心がホクホクしてくる。
こちらこそありがとう。
本だけ返して立ち去るつもりだったけれど、せっか
くなので軽く一巡。
二階の郷土コーナーで、小崎軍平「夜明けの星 小
説自由大学」を発見。おや、ここにいらっしゃったの
ですか。別に郷土関係でもないから、こんな所にある
とは思ってもいなかった。下畑図書館にあるのはネット
で検索してわかったから、いつか地元の図書館に頼んで
取り寄せて貰うつもりでいたんだけれど。
ついでながら、その近くで井出孫六「アトラス伝説」
も発見。これなかなかないんだよね。先日神保町で見つ
けたけど、初版15000円つけていてお手上げだった。
やるな城跡図書館、見直したぜ。
もっとも今日借り出しても読んでられないので、とり
あえず確認ネ。
コーナーを出た所に「リサイクル本」と表示された本棚
2つが。そこの本は無料で持ち帰っていいと書いてある。
さすがリサイクル本だけあってたいしたものはない。殆
どが古くなった実用書の類だが、タダでいいというので、
「河上徹太郎『日本のアウトサイダー』新潮文庫」と「会
田雄次『アーロン収容所』中公文庫」を頂く。
さらに並びに「奥浩平『青春の墓標』文春文庫」を発見。
うーん、どうしようかな。小生若い頃には、同世代の友人
の書棚には本書と「高野悦子『二十歳の原点』」がたいが
いならんでいたものだったが・・・。
手に取って頁を繰ってみると、巻末に「学生運動の潮流
と課題」と題して北小路敏が寄稿している。エーッ北小路
敏かよ。ふーん、北小路敏かあ。おまけにこれ文春文庫だ
し。ひょっとして掘り出しモノかなあ。
・・・現状に即して、併存している多くの活動家組織の
統一行動を強め、その保障のもとに、何派であるかを問わ
ず、いや何派でもない多数の一般学生自身の組織として、
全学連は再建されなければなりません。
北小路敏 学生運動の潮流と課題
記日は(一九六五年十月)とある。奥付では1974年8月
25日第1刷。
それにしても北小路敏かあ。
今日はなんとなく相性がよさそうなので急遽城跡ブック
オフへも寄る。
時間がないので、新書の棚前だけ。反復横跳び的に棚を
上から下へ眺め降ろし、105円で「若宮啓文『忘れられない
国会論戦』中公新書」と「鈴木孝夫『ことばと文化』岩波
新書」を拾う。後者は通信指導問題「言語が文化であること
の論証・・・」に何か役立つかも、というサモシイ思惑から。
多分役立たないだろうけど。