路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

冬の暮右手ときどき痺れいて

2010年11月30日 | Weblog

 あれぇ、昨日と一昨日と同じ画像やんなあ。なんでだろう。ぜんぜん気づかなかった。ボケてきました。

 まあ終日仕事。寒いなあ。

                       

 午前と午後に来訪者。午後の来訪者は思いがけない人で、本来なら穏やかにも話せない人なれど、終始穏やかに話してしまう。まあ、そのへんがダメなところではある。

 ともかく、暮れにかけてオダヤカならざる寒い日が続くのでありましょう。

 もう11月も終わるなあ。

 


すこやかに暮れゆけばよし葱白く

2010年11月29日 | Weblog

 午前中仕事。今にも雨降りそうな寒い日。午後になると降りそうなので急遽畑へ。
 葱の収穫。
 結局後悔多い今年の畑であったが、葱は豊作。これをもって本年最後の作獲りとする。平らになった畑を見ると一年が過ぎゆくのを実感する。
 
 葱積んで家人らが運転、ワシは歩いて帰る。で、ブーイング。葱積んだ密室はとてもではないが目が痛すぎる。ま、敵前逃亡ですかな。

              

 午後は年寄りの見舞い。それから少しの無為。少しの疲労。

 まだまだ、いろいろ。

 


茫漠の暮らしの際の枯尾花

2010年11月28日 | Weblog

 午前中に峠を越えて配達。
 峠道から農道を通って行けばあたりはもうすっかり冬ざれている。すっかり片がついた田園のところどころから焚火の白い煙が上がっている。
 今年の冬はとりわけさびしい。

                     

 帰ってきて仕事していると、二人の中年婦人がやってくる。ひとめで宗教関係者とわかる人たち。
 わたくしども奉仕活動で現在の乱れた社会の・・・というようないつものお言葉を仰りながら、ワシの手元を見てさかんに感心してくださる。わたくし○○には興味がありましていつも××から取り寄せて、みたいな急にセレブ系奥様状態になって、最終的にほんのちょっびっとお買い上げくださる。
 お客様は神様、の関係者であります。

 なんだかんだでさびしい世間。

 アシタはどっちだ?(アタシはここだけどね。)

 


干し柿の格子の奥の護憲かな

2010年11月27日 | Weblog


 うむ、いいかげん画像撮らねば。というわけで今日も画像はなし。

 午後、某法律事務所へ行く。
 弁護士事務所などへ行くのは生れて始めてである。
 その事務所は山際の古民家、というか創立者の実家(おそらく築百年以上は有にあると思われる。)をそのまんま事務所にしてあって、創立者の家はこの地方でも名だたる旧家だから、まさに庄屋様の家へ入っていく気分である。
 広い玄関の昔ながらの格子の引き戸の奥は上がり框に硝子戸がはいって、その奥に10人くらいの男女が働いている。土間から声をかけても誰も気付かず、そのうち通りかかったオバサンがやっと気付いて、どうぞ、と言う。なんで入ってこないんだよ、という風情である。どうやら来た人はドンドン勝手にお入りを、というタテマエらしい。
 で、予約しておいたからすぐに通されたのは事務所の横の、つまりは昔の縁側をパーテーションでかこって応接セットを置いた応接。柱も梁も黒くむき出した日本家屋の一郭でありました。
 この法律事務所は創立者以来の某政党と深い関係があるところだから、その政党のポスターその他があたり一面びっしり貼られている。聞こえてくる電話の応対でも、〇〇党県議団の××から電話です、みたいのが時々混じる。
 まあ、そんな中で諸々のご相談。結論らしき結論も出ず。
 一時間近くいて辞する。
 玄関の脇に土蔵があり、その土蔵越しに隣の寺の地蔵(?)の背が見える。まあ、写メポイント満載の立地でしたが、ここで写真撮ってると公安関係と誤解されてメンドウなことになってもと思い断念した。

 振り返ると二階(おそらく屋根裏)の格子窓に蒲団が干してあって、その横に干し柿がゆれておりました。
 かつての我が家と殆ど同じ造り。たぶん玄関の土間横の階段から上がるんでしょうね。

 いい秋日和。

 


咳込めばさてこれからの白い月

2010年11月26日 | Weblog

 午前中めいっぱいの肉体労働をしたら午後疲れる。歳とると疲れがとれない。

 いろいろと多端。予期せぬ手紙がきたりして夕暮れにかけて少しだけウロウロする。それにしても夕暮れ早い。いきなり暗闇になる。隣家の屋根にイチョウの葉がびっしり落葉していてあとで写メしようと思っていたら、数分後には真っ暗でなにもわからない。だから今日も画像ストックなし。

 夜は家族でうどん屋へ。いい店だけどあまり客はいなかった。

 疲れて久しぶりにすぐ眠れる。

 


朝靄が破れてやがて固い冬

2010年11月25日 | Weblog

 昨日差し入れてもらった『ビリー・バッド』の新刊読んだ。
 だんだん主題は固まってきたみたいだが、そうすると今までのイエスや忍者はどうなるのだろう。

 晴れても寒くなってきたなあ。
 お役人来訪。役人らしいのからしくないのか、気の弱いバックパッカーみたいな人。昨年からいろいろ世話になったものが一区切りついたので礼を述べる。一区切りついたところでそろそろ転勤だという。公務員だから何も差し上げられないが、知事選に出るときは一票入れるから、と言って別れる。北帰行する鶴のように帰っていく。

 夕方二人でインフルエンザの予防接種に行く。
 町のお医者さんはにぎわっていて、母と子供たちが3組。それぞれが3人もしくは5人兄弟らしき幼児たちの組み合わせでウルサイ。一人の若い母親がさかんに怒る。それでなおウルサイ。
 お医者さんに診察されていて、背中をトントンされているとき、背筋を伸ばしたらまたも背中が攣る。もうホントにポンコツ。
 すっかり暗くなってから二人で帰ってくる。

 画像のストックがまた切れてしまった。

 


荒びゆく匂いや勤労感謝の日

2010年11月24日 | Weblog


 朝方雨のようだったのが、おおむね晴れてそこそこの温かさ。

 朝からお仕事せっせせっせと勤労に感謝する。
 そのまま一日働くつもりが、午後過ぎからエンジン切れて勤労に感謝して怠惰。

 日が暮れてからツグミの運転で病院へ。年寄りは元気でよくしゃべるが殆ど意味がくみ取れない。帰宅して家人にそう伝えると、意味をくみ取ろうとしているのか、との指摘がツバメより。御意。

                       

 『内田魯庵山脈』上巻読み終わる。面白い。山脈のそれぞれの峰がどれも魅力的である。10年前の刊行時から読みたかったけれど、10年前ではこんなに面白く読めなかっただろう。途中で読むのやめてたかもしれない。
 下巻が楽しみである。

 夜、少し雨。

 


家々が雨だれの音持ち古りぬ

2010年11月23日 | Weblog


 八時ころから降り出した雨が時に激しく風を伴い翌未明まで続く。

 仕事、間にパソコンに捉われ、時々人が来る。いつのまにか今年もあと40日くらいか。

                     

 夕刻病院へ行き、年寄りの容体についてお医者さんから説明を聞く。お医者さんていうのはどこの病院もみんなおんなじカンジになってきたな。殊に若いセンセイはみんなシャッとしている。昔はよくむさくるしいオッサンが汚い白衣に聴診器ぶらさげてたりしたけれど。というのはワシの偏見か。

 夜八時ころには蒲団にもぐりこんで本を読み始めると、案の定10時ころには寝てしまう。それから案の定1時ころには目覚めて、案の定眠れない。
 まんじりともせずに暗闇で雨と風の音聞いていると、ロクなこと考えないし怖いし。で、電気つけて本読もうとしてもぜんぜん読めずに輾転反側しながら朝を待つのはあまりいい気分のものではない。

 雨だれだけがいつまでも続く。

 


読みさして指を栞に寝ていたる

2010年11月22日 | Weblog


 日曜日にやろうと思っていたことがあったのだけれど、すべて怠けてしまう。秋日和のせいか。
 午後になったら動き出そうと思い、午後になったら動き出せずに過ぎる。だから結局無為の休日。

                        

 冬満月がきれいだなと思ったら、まだ満月ではないと言われる。

 そろそろネギ取らねばならないと思ったら、明日は雨らしい。

 


カーテンでシオカラトンボ抗えり

2010年11月21日 | Weblog


 寒い寒いと言ってる間に空晴れて青空。

 このごろ飽食。どうもうまく動けない。

                  

 『内田魯庵山脈』面白い。丁寧に読んで行こう。
 昨日見た鴎外の恋人探しの番組、けっこうおもしろかった。と思ったらNHKまた「坂の上の雲」再放送だし。

 いつもと寝所変更。
 さしたることもなし。