路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

軒燈に犬をつないで祭りかな

2005年07月31日 | Weblog

 近所の商店街のお祭りで、交通整理(安協)に借り出される。
 もうだいぶ長いこと安協には御奉仕申し上げているが、いい加減にやめさせていただきたい。ワシでははっきり云って何の役にもたたんし、やる気はもともとないし。

 商店街は典型的なシャッター街で、祭り自体も見る影もない。それでもそこそこの人手はあって、交通整理もいたほうがいいと云えばいたほうがいい。それが余計メンドくさい。

 ツバメは同じ祭りで、頼まれて(友達の家が関係者なので)屋台の手伝い。
 昼頃出掛けて、夜10時過ぎに帰ってくる。
 ポップコーンを売ったり、イベントの照明係りをやったらしい。
 ご苦労様。 
 地域性を持って成長して行くということはいいことだと思う。まずは貴重な夏休みの一日でありました。

 明日の試験に備えて、ほぼ初めて教科書を開く。
 明日4科目のうち、結局2科目しか見られなかった。大変に大変な状況である。ほんとうに大変である。
 でも寝てしまう。
 でも夜中2時過ぎまで眠れない。


水を撒く妻はササゲの向こう側

2005年07月30日 | Weblog

 多分この夏一番の暑さだろう。
 仕事をしていると、熱気に包まれていくのが判る気がする。
 今日から休みに入ったツバメも手伝ってくれる。

 動いていると、だんだん呼吸が細くなって気が遠くなりかけるカンジになる。空気が薄い、酸素が体にまわらない。
 どうも熱中症のようだ。
 家の中に入ってもなかなか回復せずに、息苦しさは夜まで続く。
 このまま死ぬかと思ったゼ。

 もう夏はイヤだな。
 
 少しだけ(ほんとに少し)勉強。
 ぜんぜん頭がまわらない。


朝の道影あざやかに夏来たる

2005年07月29日 | Weblog

 ツバメもいよいよ夏休み。
 今日は朝からずうっと夏。
 暑いぞ。からだが動くのをいやがって、全身(心まで)だるくてならない。

 夕方、出たついでに新刊本屋による。
 ひさしぶり。
 2週間ぶりくらいか。もう新刊は買わないことにしたから、意識して遠ざかっていたが、こんなに本屋に行かなかったのはたぶんここ数十年で初めて。

 ひさしぶりだと新鮮で食指も動くなあ。
 どれもこれも買いたくなる。
 重信房子歌集を手にとる。詩の森文庫で谷川雁や辻征夫を立ち読みする。でも買わない。金ないから。
 現代詩文庫の新刊で岩佐なをが出ているのを知る。
 岩佐なを、かあ。

 かつて(20数年まえ)各詩誌の投稿欄で、岩佐はスターだったな。
 その妖艶というか、手弱女っぽい詩風と名前から、ずっと女性だと思っていた。確か精緻な銅版画(?)の製作者としても知られていた。
 実際は髭はやしたオッサンだったけど、現在の詩人近影でもやっぱり髭はやしてらあ。本業は早稲田の図書館の司書らしい。
 でも岩佐なをが現代詩文庫だから、橋の下をたくさんの水が流れたわけだ。
 数年前ならすぐに買うところだけれど、買わない。
 詩はもはや遥か彼方である。金無いし。

 かわりに店の出口に平積みされている『波』と『本の旅人』を拾う。(これはタダだから)
 帰宅してから読むと結構面白い。

 『波』のカラーぺージで戦後60年フェア企画が大々的に打たれている。どれも来月にかけての近刊である。
 佐野眞一が里見甫を書いたらしい。(読みたい!)
 梯久美子という人が栗林忠道を書いたらしい。(図書館にあったら間違いなく借りるな)
 戸井十月が小野田寛郎を書いたらしい。(本屋でみつけたら30分は立ち読みするな)
 青木富貴子が石井四郎を書いたらしい。(たぶんゼッタイにおそらくキット買っちまうゾ)
 近藤信行がルメイ将軍を書いたらしい。(誰か金を貸してくれ!)
 そして不破哲三が戦後60年を総括したらしい。(何か質入れするものはないか!)
 エライことだぞ。
 殊に最後のヤツなんか、ほんとに新潮社か。
 何度も云うように、金ないから本はもう買わないって云ってんのに。
 8月は本屋への道を閉鎖しろ。もしくはワシを柱にでもくくりつけてくれ。そうでもしないと発行日ごとに走りだしちまうぞ、前のめりで。
 わーん、モウ助けてくれよ。(この辺アンガールズ風にオネガイ)

 夜まで暑い。
 やっぱり勉強はしない。



倶風去り朝より雲の峰の立つ

2005年07月28日 | Weblog

 台風一過。
 気温もぐんぐんあがる。

 ずうっと仕事。
 場所によって熱気がこもる所と風が吹きぬけるところがあって、通るたびに汗がでたり、ひっこんだり。

 夕暮れから風がでてきて、夜には涼しくなる。
 涼しくなるとすぐに眠くなる。で、寝る。

 今日からは「生涯学習論」を読もうと思って、読み始めて、すぐに寝てしまう。読みかけのところに指を挟んだまま寝てしまう。
 試験勉強は眠くなるから、気分転換に「水原秋桜子句集」を読み始めてやっぱりすぐに寝てしまう。
 途中夜中の2時頃に眼が覚めて、このまま起きて少し勉強しようと思って、思っただけで寝てしまう。
 何をやっても寝てしまう。
 いつでも、どこでも、寝てしまう。
 いつまでたっても、どこまで行っても、寝てしまう。
 何をしてても、何にもしてなくても、寝てしまう。
 きっと明日も寝てしまう。
 

雨脚の追い抜いてゆく子等を待つ

2005年07月27日 | Weblog

 台風で、時に雨風激しく吹く。

 肌寒いようで、仕事をしていると暑い。

 時々電話が掛かってきて、その殆どがどうでもいいもの。
 中に最近、こちらが出ると、ものも云わずに切ってしまうのがあって、今日もそんなのが来る。
 不愉快である。
 背後に人声のざわめきが聞こえるから、何かの勧誘だろうか。こちらが男性だとわかってそのまま何も言わずに切ってしまうのかもしれない。無礼である。

 台風は微妙に逸れて、このあたりそれほどの影響はない。まずは良かった。
 雨の中、ツグミの帰りが遅いので心配したが、図書館に寄っていたらしい。
 ツバメはすっかり濡れて帰ってくる。
 夕暮れ家族が無事に帰って来る、というのはいいものである。

 今日も何も読まない。
 この頃疲れが重い。体調すぐれず、気力が湧かない。


初蝉のしきりに鳴いてそれっきり

2005年07月26日 | Weblog

 蒸し暑い。

 仕事をシコシコとこなしていると、ムワッと湿った熱気がこもってきて息苦しくなる。
 台風も来るらしい。台風ってのは夏の終わりのものではなかったっけ?最近はいつ来ても珍しくなくなっちまったなあ。

 どうも体調がいまいちである。
 夜、今日こそは勉強、と思っていたのに、レアル・マドリードとヴェルディをやってたので断続的に見ちまう。
 レアルは殆どオツカレ、営業は辛い、みたいなモンでいいとこなし。
 そのあとスマップ・スマップだとか、そんなのまで付き合って、なし崩しに眠りに。

 あーあ。である。
 ほんとに、あーあ。だな。
 あーあ。
 シラナイヨ。




オカリナと雨音を聞く午睡あと

2005年07月25日 | Weblog

 テレビの前で寝ている家族の間で、週刊ブックレビューを見る。
 結局みんな途中で寝てしまったらしい。

 で、まだやってる25時間テレビ。

 昼頃までカッと暑くなり、その後曇り、3時過ぎから雨降り出す。

 隣家のWさんは、音楽や陶芸が趣味だけれど、今日はずっとオカリナが聞こえてくる。(サッシを開けているからよく聞こえる)
 いろんな曲を続けて吹いて、よく飽きないなあ、とふと思う。あれだけ吹き続けていると唇がガビガビになるんじゃないか。ガビガビ。
 
 もうイイカゲンニ勉強しなけりゃ、と思い、「総合人間学」を開くと、ニンゲンに至る前に睡魔が。
 目覚めて、結局25時間テレビだから、どうしようもないな。
 来週は忙しくなりそうだし、もはや絶望的、でアリマス。

 夜は雨音強くなる。
 夕食頃、不意に腹の調子を崩し、そのまま就寝。
 この頃体調がスッキリしない。
 夏が来るからかな。


盛夏なる裏庭に生ふ雪ノ下

2005年07月24日 | Weblog

 暑さも一服。
 曇り日に気温もそれほど上がらず。
 されど肉体労働の身には、やはり辛い夏。
 また汗の日。
 
 一日動いてヘロヘロ。
 冬眠鼠さんは今日も草刈りに一人でお出かけ。
 彼女はここ数日眼の痛みを訴えていたが、昨日医者に行って、クスリを処方して貰ってだいぶいいらしい。御同慶。
 
 仕事を終えて、シャワーを浴び、昨日の残り湯につかると、これがかなり気持ちいい。
 そのあと、中元で頂いたアイスコーヒーをガビガビ飲む。ガビガビ。

 関東で地震。
 エジプトでテロ。

 あと試験まで一週間だから少しは勉強をしなければ。
 フジテレビで今晩より25時間テレビで、ツバメは全部見るといって張り切っている。(張り切るなよ、そんなのに)
 それにしてもフジテレビ、地震もテロも関係ねえもんな。
 で、結局小生もなんにもせずに、そんなフジテレビにお付き合い。情けナ。
 でも20何時間テレビというのも、長い間やってきてだいぶノウハウが蓄積されてきたのか、以前よりは円滑になってきた印象。(感心するなよ、そんなもん)
 
 徹夜でテレビの前に陣取る家族とは別に、小生だけ早めに就寝。
 でも飲みすぎたアイスコーヒーのせいか、結局深夜2時過ぎまで眠れない。情けナ。


蜘蛛の巣を一刀両断して大暑

2005年07月23日 | Weblog

 暑い。暑いぞ、今日も。

 昨日の草刈りの疲れがやはり出る。
 節々が痛い。
 握力が微妙で、フニャフニャする。
 フニャフニャ。

 気力に憾みが残りまくり、である。

 仕事ででたついでに、ガソリンを入れる。
 何だかものすごく高くなってません?ガソリン。
 以前は満タンにして、5000円でお釣りがきたのに、今はそんなものではとうてい足りない。
 折柄人民元は切り上げらしいから、これから値上げの嵐の予感。
 暮らしは低くナラザルをエナクテ、志はもとより低いまま。

 結局、昨日も今日も何も読まずに、早めに就寝。


轟音に人声混じり薙ぎ倒す

2005年07月22日 | Weblog

 暑い。
 暑い。
 このあたりでも日中はゆうに30℃は越えただろう。
 暑い、一日。

 そんな中、冬眠鼠さんと草刈り。
 しばらくほっといたら至る所草の山脈が連なっている。
 去年買った草刈り機で、はじから薙ぎ倒していく。
 最初は腰が引けて、蔓状の草がからまってくるのに難渋したが、腰が据わってくると我ながらなかなかのものである。モウびゅいびゅい行ってしまう。びゅいびゅいである。びゅいびゅい。
 汗が尋常ではなく流れ落ちてきて、眼鏡は曇るし、眼は痛いし。
 体が絶えず震動しているから、体内の水分が常に脱水機にかかっているようなカンジで、いったん止めても揺れが止まらない。
 昼をはさんでほぼ一日。
 疲れた。
 終わってから水をガブガブ飲む。ガブガブ、ガブガブ山のように(水なのに)飲む。
 それでまた汗がダラダラ出る。
 草刈り機を買ったのは去年だから、それまでは手で刈っていたわけだけれど、いったいこれだけの草刈りをどうやっていたんだろう。記憶がさだかではないのである。

 夜は部屋のサッシを開ける。開けないと暑くてかなわない。
 開ければ、風は涼しい。
 明日は(明後日は?)体中痛いだろう。