路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

海岸町へお願いします冬手前

2006年10月31日 | Weblog

 G先生に書きかけの論文送る。添削用に。よろしくお願いします。
 先生の御住所、○○市△海岸町とあり、磯の香りがするなあ。

 夕食後、「のだめ」を見て、パソコンに。
 続きにとりかかる気分ではないので、史料として「農民美術建業之趣意」をワープロ。長い文章(それも難字、古語雑じり)をただ引き写す、というのはとっても疲れるなあ。送り仮名なんか現在とは全然違うのをいちいち訂正しながら打たなければならない。なんかとっても肩が凝る。
 それからついでに主要人物の略歴も打っておく。これがまた難事。よくわかっているはずの人物も、生没年から正確に調べなければならない、というのはマッコトめんどくさい。
 指先から肩をへて目玉までシクシクしてきてしまった。

 コタツがあるとみんなそこから離れなくなるなあ。


明日からもこうして生きていくだろうか雁帰る

2006年10月30日 | Weblog

 5時半には目覚めるが、二度寝してしまい次に起きたのは8時半だった。やはり昨日歩き回って疲れたぜ。

 G先生に送るためにコピーを取る。いよいよリビングにコタツ登場。ワーイ。
 コタツに入って本でも読むつもりが、BSでつま恋が放送になるので、夫婦で見てしまう。前半と後半、後半で中島みゆきが降臨するところがやはりハイライトだな。
 なんだかそのまま日曜日が終わってしまう。
 明日からまたいつもの一週間。いい一週間になりますように。


黄昏の灯の色愛し古書の道

2006年10月29日 | Weblog

 ほぼ定刻に学習センターに着く。
 いい季節だなあ。前の公園はフリーマーケットで賑わっていた。
 すでに他の三人の方々は見えられていて、G先生もすぐに入ってこられる。M1の方々のゼミが4時からだそうで、我々は四人で3時間。最初にやられたNさんは前回合宿をご家族の御不幸で欠席なので、今回参加。で先生とのやりとりも詳細をきわめほぼ一時間。その次のNさんも同じくで、ふたりでぴったり二時間。
 ちょっと休憩しましょうか、となったら、Kさんが「あのー、下にオニヨメをまたせてるんで、」「え、そうなの、はやく言えばいいのに。」となって、そのKさんの発表を急遽。
 そのあと小生だけれど、廊下にはM1の人達が待ってる気配。で、私はすぐ終わりますから、と言ってからザーッと済ませる。そのあとG先生も、心得た、みたいになって、適切かつ簡潔に講評してくださる。
 それぞれ書き上げたところまで先生の自宅に送って添削してもらうことに。
 かくのごとく最後のゼミ終了。
 名残惜しいなあ。
 もう2度とこないであろう学習センターを振り返りつつあとにする。

 そのあと、神保町へ。着いたのは四時半近くか。
 急いだのは、というか、どっちかというと本日のメインはこちら。やってきました神田古本祭り。
 出てますねえ、本も、人も。
 靖国通りを人並みに押されながら流していく。
 みんな蟹歩き状態で押し合いへしあいだから、互いにぶつかりそうになり、ぶつかりそうになっても気にしない。その状態で交差点を渡り、信山社の横の路地を行きつ戻りつ、さらに専修大前の交差点あたりまで行く頃には、あれ、ここどこだ?というカンジ。日も暮れてきて、提灯に照らされている古書の山が薄ぼんやりと街の灯にうかびあがる。でも、よく見えんぞ。
 折り返してグランデあたりまで来て、さてすずらん通りへ、と歩を進めたころに、拡声器の声で「本日の古書祭りは午後6時までです・・・」のアナウンス。あれ、7時までじゃなかったの、と慌てて通りを曲がると、そこの各出版社出展のワゴンはいっせいに片付け始めている。目の前で吉川弘文館だの東大出版会だのの看板のワゴンが、50%OFFというような表示だけ残して書籍はダンボールにしまわれていくのを、あれー、と眺めているばかりでありました。
 すっかり陽の落ちたすずらん通りから駿河台へ。少しの心残りと久しぶりの昂揚とで帰って来たのでありました。
 本日拾ったのは結局4冊。あれ、それだけ。気付いてみればそんな感じ。
 平凡社編『昭和史ハンドブック』1983 天野郁夫『学歴の社会史』(新潮選書1992) 加藤百合『大正の夢の設計家』(朝日選書1990) 大江志乃夫『コガラシの時』(ちくま学芸文庫1992)
 帰りの電車の中で大江本を読む。これ前から読みたかったんだよね。さすがに面白い。また読んじまうことになりそうである。

 疲れたけれど、楽しかったなあ。


まるめろの香をひろげたる古新聞

2006年10月28日 | Weblog

 なあんか野球が日本ハムが勝って終わったとかで、テレビニュースにやたら出てくる。しかし野球ってまだやってたのね。ナニが面白いんだろう、あんなもん。

 よくわからないけれど、高校で必修科目をヤらなんだ、とかいって騒いでおりますなあ。どんどん出てきて面白いなあ。できればどこかの校長さん、「ウザイんだよ、必修って、文科省がかってに決めんじゃないよ、そんなことコッチの勝手だろうがよ。」とか言わんかなあ。まあ、小生としてはセンセイ側に同情的であります、この件に関しては。

 夜冬眠鼠さんとツバメがカリンの砂糖漬けを作っているのを、傍らで眺める。正式にはこれはマルメロで、本当のカリンはもっと香りが強いけれど、もっと固いという。フーン、そうなんだ。




天高しとりとめもなく峰の果て

2006年10月27日 | Weblog
 城跡市まで行ったついでに思井市まで足を伸ばしてしまう。図書館へ。山本鼎『美術家の欠伸』をカウンターで請求。借り出したらすぐに帰る予定だったが、オネエサンが書庫を出たり入ったりする。
 その間に開架を一巡りすると、『農山漁村経済更生運動と小平権一』を発見。県立図書館からわざわざ送ってもらった本なり。こんなところにあったなんて。それにしてもナンデ検索にかからなかったんだろう。で、それも借りることに。
 オネエサンがやってきて、山本本あるはずなんですけど見つからなくて、私の目で探してわからなくて、他の人にも見てもらったんですけれどわからないんですよう・・・。
 まあワカラナイものは仕方ないんだけど。
 風立ち図書館にはあるので取り寄せましょうか、と言われるのを、少し考えて断って、その足で風立ち町まで行っちまうことに。(ナニやってんだよ。)
 すごくいい天気で、近くの連山のさらにその奥の山脈まで稜線がくっきりと見える。こんないい天気は我が生涯でもそんなにないなあ。
 風立ち図書館で検索して、その紙を近くのオネエサン(少しオバサン)に見せて探してもらう。元気のいいオネエサン(少しオバサン)で、書棚の前で、えーと、美術家のケッシン、ケッシン、とけっこうな声でさがしてくださる。どうもスンマセン。
 思いがけず、小旅行になってしまった。

 夜はレジュメの続き。ほんとに書くことなくて、中途半端に終わりにしてしまう。まあコピーして、適当にお茶を濁すしかあるまい。


すっぽりと虚ろな空の家郷たり

2006年10月26日 | Weblog

 晴れていい天気。青空がずうっと広がって、四囲の山際を真っ白い雲がすうっとたなびいて行く。

 なんだか町中を歩いていると普請中の家が結構多い。景気いいのかなあ。(小生以外は。)

 夜は久しぶりにゼミ・レジュメ本気になってパコパコする。全然リソースがないから適当にでっち上げるしかないが、マアなんとかなるだろう。
 と、そんなわけで深更まで集中してやっておりましたら、疲れましたです。

 明日がいい日になるといい。




つややかな雨の軒端は柿色に

2006年10月25日 | Weblog

 全然気付かなかったけれど、何日か前のところに爺いさんがコメントを寄せてくださっておりました。どうもありがとうございます。知らなかったなあ。

 というわけで今日は一日中雨。よく降ったなあ。途中で雨降りながら青空が見えて、このまま止むかと思っていたら、そのまま青空からドンドン雨が落ち続け、ヤッパリすぐに曇ってまたズーッと雨でありました。

 夕食後机に座っていくつかの史料をザーッと読んだけれども、全然体系付けられなくて、さあどうしましょうってことですが。

 エーッと、なんか書こうと思ったことあったんだよなあ、なんだったっけなあ。思い出せないのでこれでオシマイにします。


黄昏や生きてみました野菊咲く

2006年10月24日 | Weblog

 どうもナントも気力が衰えておるな。なんかこう力が入らないのである。

 夕食後それでもがんばって史料を30分ほど読んだら、「のだめカンタービレ」なんぞが始まってしまって、いそいそとテレビの前に、そしたらなかなか面白いからな。
 そしたら引き続きNHKでつま恋の特番見たいなのが始まってしまって、拓郎だなあと見ていたら、これが一時間半もあって、おまけになあんか涙ウルウルなカンジになってきて、すっかり青春プレイバックみたいになってしまったのでありました。
 途中雨がやたら激しく音立てて降ってきて、たどり着いたらいつも雨降りみたいなことだけど、結局それで一日終わってしまったわけであります。

 今週末のゼミに向けてはナンニモしてなくて、今日ほんの少し史料読んだだけで、まだまだ読まなければならない史料が相当にありそうなことだけはワカッテしまったのでありました。
 さて、どうするかなあ。


いきなりの雨音なれば夜も深く

2006年10月23日 | Weblog

 このところ両目が異様にイタ痒い。花粉症がまだ続いているのだろうか。それで絶えずガリガリ掻くことになるのだが、小生の場合もともと白内障で両目とも人口レンズ装着だから、そのうち眼からレンズがポロッと、或いは眼の中でレンズがガチャっとてことになるんじゃなかろうか。
 
 実はここ数日、左肩が上がんなくなっていて、五十肩でありましょうか、ちょっと上げてもアイタタタとなる。齢とるとロクナコトないのだよ。腰はいまにも折れそうだし。

 そんでもって日曜日なんだけど眠くてなあ。行くつもりだった畑も全然ご無沙汰だし、週末のゼミのレジュメも全く手が付いてないし。夜になったら雨降ってきちまうし。
 そういったわけで、来週は魂入れなおしてガンバル所存。
 どうかいい一週間になりますように。