路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

歳月を蔵影にみる五月尽

2010年05月31日 | Weblog

 
 まーた画像ストック切れであります。

 今日で5月も終わりだけど、やっぱり変な5月だったなあ。五月晴れなんて殆ど無くて、雨ばっかりの印象。雨はもういいよ、ということになったらそろそろ梅雨かよ。

 昨日の夕方雨だったから今朝は畑をさぼってしまう。ほんとは行けば行かれたのだけれど、朝五時ころから時計見ながらどうしようかと思い続け、そのまま5時半になって、あーあもう無理だな、ということにしてしまう。
 典型的な怠け者のパターンだな。

 月末だけど、午前と午後それぞれ来客。それを理由にやるべきことを先送り。
 これまた怠け者の典型である。

 夕方から二人で畑へ。
 ワシはスギナ討伐。畑へ着いてすぐに空腹感を覚える。要するに怠け者の体が怠けよう怠けようと反応しているわけですな。
 それでもなんとかがんばって辺りが暗くなる頃まで。
 でもスギナはいっこうに減らず、まさにひとつまみの新緑のパセリのごとくなびいておる。
 引き続き明日の朝は早くから来るぞ、とリキ入れてみるが、帰宅する頃からまたも雨。音たてて雨。
 またダメだな。

 疲れるばかり。

 かくて日はながれゆく、のであります。



地を嘗めてときどき僕の孤独ぐせ

2010年05月30日 | Weblog

                

 昨日の大雨で今日は畑はダメかな、と思って寝たら、見事に朝6時まで眼が覚めなかった。日曜日のせいかな。

 で、午前中はグダグダして、時々『日本史の一級史料』を読む。
 内容は面白く、やっぱり学者になるのは大変だと思うけれど、光文社新書ってこんなに活字大きかったっけ?昔に比べると新書も随分大文字になったよなあ。

 グダグダしてたらまた天気がおかしくなったので、慌てて畑へ行くが、なんだか思いがけず畑がキレイニなっていてびっくり。いろいろとスミマセンナア。

 畑の中を、なんという鳥なのだろう、白地に黒の小鳥がちょんちょんと歩いていて、近づいても飛び立つ様子がない。体弱っているのか、人間になれているのか、携帯かまえてもぜんぜん平気でちょんちょんしているけれど、いざ撮ろうとするとなかなかうまく撮れない。
 ま、こんなもので。

                

 なんか顔がよくわかんなくてぜんぜんダメだなあ。

 ともかく、畑始めてしばらくしたら、ヤッパリまた雨。
 それで、たいしてやらずにヘコヘコ帰ってくる。

 帰ってきたら、雨は止む。

 ヤッパリね。




塩ふってまたも悔恨析出す

2010年05月29日 | Weblog


                

 昨日のことを簡単に。
 朝4時に目覚めたので、スギナ討伐に行こうと思い、でもちょっと早いな、ということでコタツにもぐりこんだらヤッパリね、つぎに目覚めたのは6時でした。
 そんな怠慢が祟ったのか、午前中仕事してたら機械がぶっ壊れる。あわてて業者を呼んだりとなんやかやでヤタラ忙しくなる。短期集中的に肉体労働して、午後三時には組合の会合があって、あせって出かける。まあ、あせって駆けつけるほどの会議でもなし。それがだらだらと7時頃まであって、結局畑は今日も行けず。
 すごく疲れた一日。
 10時には寝てしまう。

 で、今日は午前3時に眼が覚める。さすがに世の中暗いからもう一度寝ようとしたけれど寝付けない。で、4時には起きだして畑へ。久方ぶりのスギナ討伐。7時までメイッパイ。でもタイシテ進まんなあ。
 で、その後集中的肉体労働。午後3時頃までやってたらサスガにヘロヘロになる。で、畑に行くのを冬眠鼠さんにまかせて、ちと休憩。今日は休んで明日また早朝からスギナ討伐と思っていたら、午後五時頃から突然の大雨。雷鳴轟き、稲妻炸裂す。どうなってるんだ。で、雨はそのまま夜まで降り続き、明日も畑はダメであろうか。

 このところナンヤカヤで疲れること多し。
 ま、仕方ないけどね。要は気力の問題ですな。

 オヤスミ。




腕組みを解かざるままの暮春かな

2010年05月27日 | Weblog


 もちろん暮春じゃないけれどね。でも、夏じゃないな。今日は雨こそ降らないものの、風ピューピューで、寒いし。
 会う人が一様に天候不順を言い募る。とっても気持ち悪い天気が続く。

                  

 一日ずっと肉体労働。なんか体がうまく動かない。というか動きたくない、と言ってるカンジ。そうすると気持ちもどんどん動かなくなってくるな。

                  

 『「ガロ」編集長」読んだけど、でとても面白かったけど。ワシは貸本屋世代とはちょっとずれるからなあ。貸本屋自体は記憶にあって、入ったこともあるけれど、漫画は少年週刊誌を床屋で読む、という世代だから、赤本とか特価本とか知識としては理解できてもどうも実感が伴わないウラミがあるな。それに田舎だから「ガロ」はよく知らない。これまた知識でしか理解できない。というわけで、なんだか異次元のお話のようではありました。面白かったんだけどね。

                

 昨日撮った田圃の写メ。なんでもない風景だけど、携帯の壁紙にしたらケッコウお気に入りでしたので、抹消するはずでしたけど一応アップしておきます。
 田植え直後の田圃だけど、よくわかんないけど、なんだか気持ちよくなるのはワシがやっぱり農耕民族だからでしょうかね。





森をぬけ分校過ぎて森に入る

2010年05月26日 | Weblog


 午後にまた昨日と同じ山裾の村に配達。
 昨日よりもまだ高地で標高ほぼ1000m。やはり田植えの真っ最中。林から林をぬけていく。
 
               

 どんな所にも集落があって、どんな所にも暮らしがある、という当たり前の真実。
 天気がよくて気持ちがいい。

               

 急いでいたけれど、帰りにやっぱり図書館に寄ってしまう。
 近くに中学校があって、ちょうど下校時刻らしく、制服にカバン背負った生徒たちがロビーに溜まっている。なんだかカシマシイことしきりであるが、どの子も皆初々しくて好感触である。やはりきちんと制服着てるせいか。

 で、急ぎ以下三冊。
 山内昌之『鬼平とキケロと司馬遷とー歴史と文学の間ー』(2005 岩波書店)
 山本博文『日本史の一級史料』(2006 光文社新書)
 長井勝一『「ガロ」編集長』(1987 ちくま文庫)
 最後のヤツは御明察のとおり現在NHK朝の連ドラで、まさに三洋社倒産で著者結核で入院、という状況なので。いちおうな。ていうか、まあ、影響されやすいわけですな、基本的に。

 カウンターで手続きしてる間、隣で上品な白髪の六十代くらいの女性が図書館へのパソコン持ち込みについてさかんに質問していた。聞いていてパソコン関連らしいのはわかるけれど、出てくる単語が細かいPC英語らしく詳細については意味不明。なれど、言葉遣いというかアクセントがあきらかに地元の人間ではない。どうやら別荘族が現れだす時期になったらしい。

                

 図書館をでるころからまたも雨降りだし、やがて本降りに。
 オイオイまたかよ。いいのかこんなにあめばかりで。
 〇〇殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい、という状況に。
 いいかげんシャンとした天気にしてくれなくては、ほんとにこちらが腐りだす。

 スギナ、伸びてるだろうなあ。





山裾に漣起こし青田風

2010年05月25日 | Weblog


  山麓の村に配達。
 毎年この時期に出かける村は、ちょうど田植えの時期で、どの田にも働く人の姿が。
 昨日の雨とうってかわって晴天の午前、早苗のそよぐ水田が美しい。

                 

 車を停めて写メしようと思うのだけれど、働いている人の前ではためらわれる。それで誰もいない田を一枚撮ったけれど、ヤッパリ人物がいないと面白くない。

 日中は久しぶりの晴天で、働いていると不思議なほど汗が出る。
 汗かいて働かねば。人間だからね。

                 

 もうカンゼンに草、手がつけられないほどに伸びてしまい、夕刻から畑へ出かける気でいたが、その夕刻からまた雨降り出す。
 夜間にかけて、どうなっているんだ、ハイゼンたる大雨。やがてあたりをどよもし雷鳴轟く。
 穏やかだったはずの初夏の日がまたも騒然たる雨中に没す。

 あーあ、これで明日の朝も畑はダメか。

 スギナ、伸びるだろうな。




茅屋や五月に雨の降り続く

2010年05月24日 | Weblog

 日曜日の朝、5時からスギナ討伐に出かけ、そのころからポツポツと降り出した雨が6時前には本格的になって、仕方ないので諦めて帰ってくる。
 で、その雨がその後日を跨いで、本日月曜日の夕刻まで降り続く。
 ほんとにズット雨だけ。長雨というか、走り梅雨というか、そのどちらでもなくて要するに異常気象ということになりそうな天気。

 寒くて昨日の日曜日はハンテン着て、コタツにもぐりこんで過ごす。
 『西田幾多郎とは誰か』読了して、内藤湖南飛ばし読みして、福田英子読みかけてそのまま寝ちまう。
 寝ちまったら、朝が来て、雨音の一日、グラグラと過ごす。なんだか体動かんなあ。
 で、7時過ぎに庭に出ると、いつのまにか雨上がり、雲間からきれいな月が出ている。穏やかな光、今さらなんだよ、みたいなお月様。
             

 明日は晴れるらしい。
 
 いい日になりますように。

 と、本日の投稿終わり、と思っていましたら、ツバメがやってきて、山田風太郎『八犬伝』の上巻がみつからない、という。ワシャ知らんぞ、ということになったら、『警視庁草子』と『エドの舞踏会』もないという、え、どっかにあるだろう、ということなのだけれど、え、なんか、いいのか受験生。ちょっと探す本の傾向違わないか?
 どうなんだ。

 ともかく、フータローの谷は深いぞ。








炎天に首筋さらし書肆に入る

2010年05月21日 | Weblog


 ウー、画像のストックなくなってしまった。
 マ、誰も期待してないだろうケド、画像あったほうがいいよな。

 というわけで、今日も四時半には眼が覚めたので、ヨシ頑張って5時には畑にいくぞ、で、ちょっと寝よ、とコタツにもぐりこんだら、アーラびっくり、次に目覚めた時には6時半でありました。
 なんということであるか。いい天気だったのに。

 で、いい天気なのでありますが、まーたクダラナイ会議があって、昼の十二時から峠を越した街へと連れて行かれる。1時には目的のホテルに着いたのだけれど、まずは役員会というのがあって、ワシは役員ではないから2時まで自由行動だという。
 で、それでは、ということでK林堂へ駆けつける。
 街を10分ほど歩いて勇躍、ということなのだけれど、いい天気なのであります。いい天気すぎてメチャクチャ暑いのであります。背広にネクタイで日盛りの中早足で急いでおりますと、汗が尋常ならざるほどに流れ落ち、さらにアタマがクラクラしてくる。ほんとにクラクラしてきて、これは熱中症ではないかと思いながらK林堂に駆け込みましたが、中それほど涼しくない。時間がないので慌てて一巡しましたが、先客にお腹の大きい妊婦さんがいて、狭い店内蟹歩きしていてぶつかりそうになる。
 マ、ともかく汗ダラダラ、頭クラクラしながら、15分ほどで以下を拾う。

 鶴見和子『南方熊楠』(昭和56年 講談社学術文庫)
 村田静子『福田英子ー婦人解放運動の先駆者ー』(昭和34年 岩波新書)
 内藤湖南『日本文化史研究 上・下』(1976 講談社学術文庫)

 2時20分前にはホテルに戻り、会場近くの椅子でしばし安息、というかなんとか汗引かせないととても・・・という状態。

 で、その後会議なのですが、これがホントにクーダラナイ。というか総会なので、決算報告とかそういうの、要するに、ご異議ございませんか、異議なし、パチパチ(拍手の音)という会議。
 で、そのあとで4時くらいから場所を移して懇親会。
 なんか中華料理でテーブルグルグルまわっておりましたが、あのヤロウ、フォーク喉に刺しゃあ面白いのに、みたいな唇噛みしめ髪ピッチリ型のボーイさん(?)が皿ドンドン持ってっちまうし、やっぱりフォーマルなところはワシ苦手ですわい、みたいな懇親会であんまり食えませんでしたなあ。

 というわけで、無意味に疲れた一日。

 やっぱわし肉体労働があってますな、な一日でした。
 オシマイ。



見上げれば神の後背夕焼けぬ

2010年05月20日 | Weblog

 四時半に目覚めて外を見るとやっぱり雨。やっぱりな、と思いつつコタツにもぐりこむ。もぐりこむと心地良くなって、そのまま6時まで寝る。寝ると寝れるな。

 雨はケッコウな勢いで午前中降り続く。
 畑は二日ほどでカンゼン水を差されてしまう。けっこう想定内ではあるが。

 で、本日はメイッパイの肉体労働。久しぶりに体絞りました、というカンジで汗、滝のようにかく。夕暮れ近くまた少し雨で、でも上半身裸で小雨の中にいるとちょうど気持ちいい、という状態。

 ふう気持ちいい、でも長く裸でいるとヤッパリ寒いな、と思い出す頃、気付くと雨止んで、空一面の夕焼け。

 夕焼けだれが作ったんだろう、ときどきドキドキするくらい綺麗なときがありますな。
 
 明日晴れたら、畑に行こう。
 今日はとりあえずとっても疲れたので、たぶんすぐに寝てしまいます。

 泥のようにね。










生誕の息吹のはじめ薫る風

2010年05月19日 | Weblog




 今日も朝からやる気マンマンで5時に外に出ると地面がうっすら濡れている。どうやら少し降ったらしい、と畑支度をして出かけるままになっていると、まさに音立てて雨降り出す。
 完全に水差されたカンジ。
 で、ちょうど一時間シトシト降って止んだから、夕方から畑で続きを、と思っていたら、午後からまた降りだし、三時すぎにはケッコウな雨となる。
 結局今日は畑を断念。
 スギナ、伸びるなあ。

 5月19日は西田幾多郎の誕生日、ということをちょうど『西田幾多郎とは誰か』を読んでいて知る。明治3年(1870)だからちょうど生誕140年ということになる。
 で、概ね西田と90歳違いのひとが我が家にいて、つまり今日が誕生日なのであるが、ワシはそのことはよくわかっているのですが、プレゼントとかしてない。というか今までプレゼントとか全くしたことない。ホント、スンマセン。
 でも、まあ、なにごとか祝意を表したい気持ちはたくさんあるわけで、その表現の仕方がよくわからない、というとまた怒られるだろうケド、そういうことにしておいてもらって、ひとつ、今後とも何卒ゴシエンゴベンタツを、ということで、なんとか。

 それにしても、明日も雨らしいけれど、せっかくやる気出てきたのになあ。

 雨のせいで、なんか寒い一日だったし。

 あ、お誕生日おめでとうゴザイマス、ということでヒトツ。