暑い。もうどうしようもない。
午前中にお役所に秤の検査に行く。
お役所の離れ小島みたいなところにオニイサンが無聊をカコッテいて、落ちてくる蟻を待っていらっしゃる。涼しくていい所にいらっしゃいますですネエ。ゴマ粒ごとき蟻としては、平身低頭、検査をオネガイ奉り、お金を払って、お礼を申し上げながら退出してくる。
冬眠鼠さんは恒例の梅取り。哀れなその夫はこれまた恒例ながら、時々樹下に佇んでは身長の倍以上の樹上にある妻を見上げる。オーイ気をつけろよう。妻、枝から枝へとマシラのごとし。夫、葉群の蔭に身を潜め、木漏れ日に手をかざすのみで・・・ヤッパ蟻だな。
夕刻にかけて二人で草刈り。
ブエーン、ブエーンと音立てて、一時間ちょっと。草の勢いは猛々しい。ブエーンブエーンとやり続けたら、カンペキ両手の震えがとまらなくなった。
まだまだやり残してるから、またあしたである。
夜はひたすら疲れて、誰よりも早く就寝。
暑くて寝苦しいはずが、ゼンゼン爆睡。