路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

父の背を越して少年衣替え (冬眠鼠)

2006年05月31日 | Weblog

 なかなか晴れないけれど、仕事するには丁度いいくらいだな。
 なんかこのところ睡眠不足のような、疲れがたまっているような。

 電話が来たので、慌てて出ようとして、右足で左足の裾踏んづけて大仰に転倒する。
 痛かったなあ。右肩から転んだから右肩がずっと痛い。(今も痛い)なんか歳のせいか反射神経ぜんぜんダメである。

 夜NHKスペシャルでサッカー、プレスについてお勉強。大黒クン口開きすぎ。もう少し閉じてたほうがいいと思うよ。

 そのあとホントのお勉強しようとするも眠くて眠くてどうしようもない。家族中で一番はやく12時前に寝てしまう。
 そういうわけで、オヤスミナサイ。


安寧や吾子夕焼けを連れ帰る

2006年05月30日 | Weblog

 蒸し暑い。
 午前中来客。予定殆どサバけず。
 午後の組合の会議の眠いこと。殆ど寝てましたな。

 『土田杏村の近代』と『杏村全集』を再読。
 またもスタートラインに戻ってウロウロしているということだけれど、読めば読むほどワカンナクなるね。どうなるんでありまショウや。

 ここほんの数日で草まさに跳梁、やんなるなあ。
 今日はコレだけ。


ゆるやかに緑野空をまといたり

2006年05月29日 | Weblog

 早朝お墓掃除。
 小雨決行、とのお触れであるので、冬眠鼠さんと雨の中ポクポクと。
 ところがお墓についたとたん大雨になる。
 お地蔵さんの前に設えられた受付の列に並んでいると、雨で記帳ノートは濡れるし、ボールペンのインクは出なくなるし。場所を公孫樹の大木の下に移して受付を済ませる頃に、ビショ濡れの冬眠鼠さんほぼ掃除を終える。で、小生は殆どなにもせずに、またふたりでボッコボッコと帰ってくる。

 眠くてコタツで九時すぎまで惰眠。
 そのあと『昭和維新試論』せっせとまとめ。
 昼近くなって晴れてくる。光がたちまち差してきて、おいおい、というカンジで気温も上がる。変な天気だな。

 ヒョンなきっかけで、午後から家族でお出かけすることに。
 車で清春まで。
 なんか随分久しぶりである。小生がしばしば行っていた頃は、(もう20年近く前)全然穴場だったけど、最近は、殊に桜の頃など大層な人出らしい。(清春芸術村 清春白樺美術館 公式サイト
 日曜日で混んでるのかなあと思ったけれど、それほどでもない。
 空気が澄んで丁度いい頃合。
 美術館を見て、梅原龍三郎のアトリエに入れてもらって、礼拝堂に久方ぶりに入って、ラ・リューシュ付近を散策。知らなかったけれど、藤森照信がここにも樹上茶室を作ってあった。高過庵よりだいぶ低いけれど、低い分安定してそう。どうやら桜の満開の頃に、上からでも下からでもなく、満開の真ん中から桜見物、というコンセプトらしい。フーン。

 その後、しばらくのドライブのあと、八ヶ岳倶楽部へ。
 御存知柳生父子のガーデン、どんな所かと思っておりましたが、すっかり観光地でありました。
 空気がおいしかった。

 夕飯は高原の洋食屋で。
 七時過ぎに帰宅。
 面白かったけれど、さすがにお疲れ。


父たるを怠る日々や桐の花

2006年05月28日 | Weblog

 相変わらずはっきりしない天気。
 力仕事を半日。ツバメが手伝ってくれる。ありがとう。
 いつのまにか大きくなって、身長もほぼ小生を抜いたらしい。これから伸びゆくというのはいいなあ、と日々衰えゆく父は思うのみであります。

 夜何気なくつけたテレビで、放送大学特別講義、赤坂憲雄『東北学の誘い』を観る。面白かった。
 小生今学生だったら民俗学なんて面白かったかも。もはやこの歳では詮無きことなれど。

 その後『昭和維新試論』読み次ぐ。「地方改良運動」についてもっと知りたし、と思えど史料の存在がよくわからない。どうしようかな、と思いつつ寝てしまう。

 あしたは日曜日だな。
 このところ腰痛いなあ。


濃藍の菖蒲咲く道細い道

2006年05月27日 | Weblog

 冬眠鼠さんと風立ち町まで配達。
 少々過積載でハンドルが不安定。
 曇り日で、水田に揺れる初夏の陽も望めない。
 冬眠鼠さんは路傍にメダカとズッキーニの苗を探し、小生は探すものとてなき日常。
 夕刻までには帰宅する。
 終日曇天。

 BK1より、小林利通『日本近代史の地下水脈をさぐる』届いたので、さっそく夜通読。参考書的に読むには最適かも。
 その後橋川に戻るが、すぐに眠くなる。
 なかなか思うようには進まない。


青空に山稜青く青嵐

2006年05月26日 | Weblog

 朝からメンテナンスだとかでここのブログが開かない。まあどうでもいいけど、このところ習慣になっているものが不意に無くなると、なんか調子狂うな。小生も今やリッパなブロガーってことでしょうか。なんてな。

 本日は晴れました。久方ぶりに紫外線強そう、ってカンジ。
 遠くの山脈がくっきりと屹立して、「青い山脈」ってほんとにあるんだな、と思ったことでした。

 必要あって庭の片隅に穴を掘る。(必要なけりゃフツウそんなもの掘らんだろうけど)
 ケッコウな深さが必要と思われたので、長靴履いて始まったけど、穴掘るってのは結構大変。途中かなりな石に当たってスコップがカツンカツン音立てる。石ってなんでこんなにあるんだろう、次々出てくるもんな。何よりも厄介なのが木の根っ子。これまたなんでこんな所にというところに見事に張り巡らされておる。それでこいつはスコップではなかなか切れない。切れないと先へ掘り進めない。植物の勁さというのはタイシタものであります。
 しばらくの奮闘の末1メートル近くの穴になる。
 この穴をどうしたかはナイショ。(小判とか埋めたわけじゃないよ)

 夜は『昭和維新試論』を引き続き。でもすぐに眠くなる。尋常ならざる睡魔に抗しがたく、早々に就寝。
 いつのまにか五月も終わりだな。


膝組んで風待つこころ雨あがる

2006年05月25日 | Weblog

 午前中は晴れから曇り。
 午後三時近くにザッと来る。(雨が、です)

 肉体労働の一日。汗をボタボタかく。
 40キロほどのものを普通はリフトで上げるのを、メンドくさいからとエイッと持ち上げたところで、胸のあたりがイタタタタ、ということになる。(内臓ではなくて筋肉が、です)そのまましばらく立ち上がれなくなるが、しばらくしてナントもなくなる。ああびっくりした。死ぬかと思ったゼ。

 ザッと来た雨は、しばらくしてゆっくりあがる。
 雨があがるのを軒下でしばらく眺める。(しばらく、ばっかりだなあ)
 雲が少しずつ切れて、陽が差してくるのがきれいだ。柔らかい風に汗のからだをさらしているのが心地よい。

 雨があがって鳥たちがさかんに鳴くが、鳥の名が全然わからないのがナサケナイ。

 このまま晴れるのかと思っていたら、夕刻よりまた降り出す。夕立のような激しさ。やがて雷轟き、ハイゼンたる豪雨となる。なんだろうなあ。変な天気。

 夜は、橋川文三『昭和維新試論』
 蒙を啓かれるところ甚だ多し。その分どこに焦点を絞っていいものやら迷う。なんだかどんどん拡散して行ってしまい、このまままとまるのか心もとなくなる。
 まあボチボチ頑張りましょう。


五月蝿歴史の闇に迷い込む

2006年05月24日 | Weblog

 曇り日で涼しい。天候不順がようやく言われだしたが、夏が苦手の小生にはこのくらいがちょうどいい。

 午前中外注先より荷が届き、トラックから荷降ろし。
 いつもながらのIさん、とっても力持ち。50キロくらいをヒョイヒョイと持ち上げる。小生も50キロほどなら担ぐのは平気だが、持ち上げるのはチョイと息が切れる。それでいてこの人見た目ヒョロヒョロである。大食いチャンピオンが痩せているようなものか。(ちょっと違うか)
 以前、片脚松葉杖で60キロを担ぎ上げる人に出会ったことがあるが、世の中タイシタ人がいるものである。
 終わって缶コーヒーを飲みながら無口なIさんと話していると、この人の前歯、殆ど無かった。プロ野球のバッターは打撃の時の負荷で歯がボロボロになる、というのを聞いたことがあるが、そういったことか。

 午後三時近く所要で近所の食堂へ。仕事の邪魔にならないよう暇になりそうな時間にあわせて行くと、ちょうど準備中の札に架けかえたところ。小生のあとから一人の中年男性入ってきてカウンターの奥にモノもいわずにスッと座る。こちらの話し中そのまま黙ってタバコをくゆらす。なんか「時間ですよ」の藤竜也みたい。誰なんだ。誰でもいいけど。

 夕刻よりまた雨降り出す。時に強く雨音。

 障子戸とサッシの間に蝿が一匹。時々羽音ブンブンさせながら、障子やサッシにガンガンぶつかる。少し休んでいたかと思うとまた騒ぎ出す。冬の蝿ならぬ五月の蝿。しばらく飼っておいてやろう。

 本日は勉強はサボりまくり。
 それでも少しはやらねばと、寝がけにちょっとだけ。
 社会主義がロシア革命前後で変容することについて、ふと、ところでロシア革命っていつだっけ?ということになる。
 岩波の日本史年表で探すもなかなかみつからない。
 小さい字でゴチャゴチャと押し込められているから、その中から目当ての事象を探すのは面倒である。
 結局1917年ならん、ということになるが、そういえば昔からそうだった気もする。(まあ当たり前)
 日露戦争から10年以上経ってから、というのは案外目からウロコでありました。
 それにしても、こんな基礎的なことが!なんとも情けナ。

 早めに日が変わる前に就寝。
 その頃庭で猫の激しい鳴き声。
 あしたは晴れるか。


陽光や水奔るとき風起こる

2006年05月23日 | Weblog
 朝方から久しぶりに陽がさす。からだを動かしていると10時頃には汗が流れる。
 水仕事にはちょうどいい日。
 ガシガシとからだだけ動かして何にも考えない、というのがとってもいい。腰は痛いけど。

 夕方五時すぎに冬眠鼠さんと畑へ。
 昨日の続きで草取り。腰が痛いのでどうしても膝をついてしまう。この姿勢がもっとも楽なのだけれど、ズボンは確実に汚れる。どうもスンマセン。

 帰って来るとツバメがコタツをとった居間で、寒いからと掛け布団にくるまって寝ていた。確かに朝晩はまだ寒い。

 夜はシコシコお勉強。どんどんわからなくなって、どんどん隘路に嵌っていくカンジ。やっているうちに何を今やろうとしていたんだかわからなくなる。ナンダカナア。

 今日はみんな早めに就寝。


あざやかに春雨サラダみどり添え

2006年05月22日 | Weblog

 過ごしやすい日になった。湿度高くなく空気が乾いている。

 いつもの日曜日のごとく午前中はアッという間に過ぎてしまう。エーと何してたんだっけなあ、たぶん何もしてないだろうな。

 午後畑へ。
 冬眠鼠さんとツバメも同道。
 着いて一瞥美しい緑。フー、ため息だぜ。
 スギナの奴らが跳梁跋扈して、緑のジュウタンを作っておる。このまま牧場にして牛でも飼ったほうがいいかもしれない。
 ともかく、なにはともあれ地を這わねば。
 今日は新しい草カキである。ステンレス製のを冬眠鼠さんが買ってくれたのであるが、これが素敵だ。新品はいいなあ。土へのくい込み方がぜんぜん違う。(このへん実感として理解されにくいだろうけれど)ガッシガッシと土削る音の心地よさ。
 三人で頑張って日暮れまで。最後に苦土石灰を撒いて帰る。草の山がだいぶ高くなった。
 時間をおかずにまた来よう。

 帰宅すると、ツグミが夕食を作って待っていてくれる。
 みなさまどうもありがとう。

 夜は金井論文続き。
 ケッコウ集中して読むが、読めば読むほどワカラナクなってくる。
 どうも時間が足りない。サボってるせいだけど。

 さてまた一週間。肉体労働の週の予定。がんばりましょう。
 いい一週間でありますように。