うー、暑い。暑すぎる。
ジリジリと暑くて、さらにアイスコーヒーがぶがぶ飲んで、眠れない。
おかげで、なでしこ、も関塚ジャパンもすっかり見れる。オリンピックもちゃんと見れるが、今のところあんまりイイとこナイな。
がんばれニッポン。
なんやかやあって、しばらくご無沙汰してたら、畑草だらけになってしまった。もう草の中に隠れてしまいたいくらい。実際充分隠れられる草丈である。
それでまあ、朝晩せっせと出かけていたら、昨日の夕暮れには蜻蛉が群舞していた。今朝はヒグラシの声で目が覚めたし、あんがい秋は早いかもしれない。
そういうわけで、ともかく、連日暑くて本も読む気にならない。読み出してもちっとも進まない。
保阪正康『五・一五事件 橘孝三郎と愛郷塾の軌跡』(2009 中公文庫)は前から読みたかったんだけれど、暑い暑いとちょっとずつしか読みすすめないから、内容もちゃんと把握できてないな、たぶん。
橘孝三郎ってのはずっと気になってたんだけど、農本主義者というか農業改良者が社会変革者になり、やがては皇道主義者になっていくその軌跡が、ちょっと小説仕立ての若書きみたいに綴られている。ただし五・一五以後はちょっとだけ。
背景にある地方の貧窮とか、根底で現代といやに状況がつながる思い。都市住民を覚醒させるために東京の電気を止めようと変電所を襲う、ってのは実態は荒唐無稽だけれど、感覚としてはヒジョウに、今、である。
できれば橘の戦中戦後を詳しく知りたい、とも思う。
ともかく、昭和七年、八年ってのはめちゃくちゃ興味シンシンであるな。
そんなんで7月も終わるが、このまま暑い8月が続くのか。
ほんと、ウンザリであるなあ。