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里の秋

2005年12月06日 | 2005年のブログ
遠くの山はすっかり雪化粧をし、里まで降りてきた紅葉もそろそろ散り始めました。
きょうは、もう冬まであとわずかの里の秋の彩りをお届けします。


<山茶花 2005/11/27 撮影地:千葉市>
山茶花の花も八重、一重、赤、ピンク、白、など色々ですが、私はこのタイプの山茶花がいちばん好きです。山茶花の花を見ると、子供の頃に落ち葉を集めて焚き火をした事や、焚き火で焼いた焼いもの事を思い出します。山茶花が咲くと「いよいよ冬だなあ」と感じますね。


<白い山茶花 2005/12/3 撮影地:千葉市>
こちらは白い山茶花。白も清楚でいいですね。
山茶花は関東以西の低地では、花期の長い品種は冬中咲き続けますが、寒さの厳しい地域ではつぼみが凍って枯れてしまいます。


<燃ゆる梢 2005/11/27 撮影地:千葉市>
真っ赤なもみじです。梢に陽が当たってまるで燃え上がる様ですね。


<五彩の紅葉 2005/11/29 撮影地:千葉市>
こちらはちょっと木陰のモミジです。
陽の当たり具合の影響でしょうか、赤、橙、黄、黄緑、緑、と五色の紅葉が見事でした。


<イチョウ 2005/11/28 撮影地:千葉市>
見事なイチョウの紅葉です。黄色一色ですね。


<榎の黄葉 2005/12/3 撮影地:千葉市>
やはり黄色一色のこの木はエノキです。
クヌギやケヤキとともに以前は里山に多い樹木でしたが、都市化とともに大きな樹が次々と消えて行きました。国蝶のオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウなど、この樹の葉を食草とする昆虫たちも減ってしまいましたね。


<初冬の欅 2005/12/3 撮影地:千葉市>
エノキと同じく、以前は郊外に行けばあちこちに大木があったものですが、最近は大きな木をあまり見かけなくなりましたね。


<トベラの実 2005/11/23 撮影地:千葉市>
紅葉とともに秋を彩る木の実。こちらは暖かい地域の沿岸地域に生えるトベラの実です。公害に強いのか街路樹として街中でもよく見かけます。赤い実のまわりに透明の水あめみたいなものがついてますが、甘いのでしょうか?。毒でもあったらこわいので口にはしませんでした。


<ピラカンサス 2005/11/27 撮影地:千葉市>
赤いピラカンサスです。よく家庭の庭にも植えられていますね。
赤いのとオレンジのがありますが、別の植物だとか。いずれも中国からヨーロッパなど大陸が原産だそうです。初夏には白くて小さな花が密集して咲き、よく昆虫が訪れます。



<秋明菊の綿帽子 2005/11/27 撮影地:千葉市>
ちょっと寂しい写真になりましたが、こちらは秋明菊の綿毛です。
ちょっと面白いのが、一般に綿毛をつける植物は中心に種があって上や外側に向かって綿毛が生えるのですが、写真の様に秋明菊は外側に種があり、それがシャボン玉の様にふくらんで、最後に割れて飛びます。面白いので探してみてくださいね。


<芙蓉の実 2005/11/13 撮影地:千葉市>
こちらはフヨウの実です。そんなにふわふわした感じじゃないので、あまり飛びそうじゃないですね。


<金色の秋 2005/11/27 撮影地:千葉市>
枯れるとみんな金色になるのでわかりにくいですが、キンエノコロでしょうか。
逆光で夕陽を受けるとキラキラしてとてもきれいですね。


<コシロノセンダングサ 2005/11/27 撮影地:千葉市>
アメリカセンダングサやコセンダングサなど、ふだんあまり気に留めないセンダングサの仲間ですが、花びら(舌状花といいます)が付いているととたんに可憐な野草に大変身ですね。帰化植物で原産地は北米だそうです。


<草紅葉とヒメジョオン 2005/11/28 撮影地:千葉市>
さすがにもう野草はほとんど咲いていませんね。やっと見つけたのはコシロノセンダングサとヒメジョオンと西洋タンポポぐらい。でも、草紅葉をバックに咲くヒメジョオンは白く輝いてとてもきれいでした。

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もうすぐ冬ですね。
さすがにもうおさんぽしても寂しいかぎりです。
虫たちももう暖かい日にちょっとだけひなたぼっこに出るくらい。
今度は、ひなたぼっこの虫でもさがしましょうか。





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