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温室の蝶

2006年02月18日 | 2006年のブログ
南房総にある南房パラダイスの蝶の温室に行ってきました。
蝶の舞う季節はまだまだ先ですが、ここでは一年中南方の蝶を見ることが出来ます。


<オオゴマダラ 2006/2/11 撮影地:千葉県館山市>
ペンタスの花で吸蜜中のオオゴマダラです。
日本最大の蝶でアゲハチョウで一番大きなモンキアゲハの夏型よりも一回り大きな感じです。
最初沖縄で見た時は、あまりの大きさとゆったりとした飛翔に驚いたものです。時々ふわりふわりとゆっくり翅を動かし、あとはトンビが滑空する様に飛びます。日本一ゆっくりと飛べる蝶ではないでしょうか。飛んでいるところを手で捕まえられそうです。


<ツマムラサキマダラ♂ 2006/2/11 撮影地:千葉県館山市>
学生時代に台湾まで蝶を捕りに行った事がありますが、台湾にいる何種類かの紫色のマダラチョウの中でももっとも美形のマダラチョウです。沖縄から台湾には、10種類前後のマダラチョウの仲間が棲んでいますが、このツマムラサキマダラと本州にも飛んでくるアサギマダラがもっとも飛ぶ力が強い印象を受けます。長くてとがった翅形も良く似ています。そういえば渡りをする事で知られるオオカバマダラも同じ様な翅形をしていますね。


<ツマムラサキマダラ♀ 2006/2/11 撮影地:千葉県館山市>
こちらは♀。やはりちょっと地味ですね。後翅にリュウキュウアサギマダラの様な模様があって、ちょっと変わった印象を受けますね。以前は台湾にまで行かないと会えませんでしたが、最近は沖縄でもずいぶん増えてきている様です。


<カバタテハ 2006/2/11 撮影地:千葉県館山市>
こちらも最近八重山諸島で見られる様になったカバタテハです。
やはり台湾ではいたる所で見られる地味なタテハチョウですが、先のちょっと曲がった触覚とやさしげにふわふわ舞う様に飛ぶ姿のかわいらしい蝶です。
大きさはキチョウ位でタテハチョウとしては小さく、飛び方もコミスジと一般のタテハチョウの中間の様な飛び方をします。


<カバタテハ 2006/2/11 撮影地:千葉県館山市>
こちらはカバタテハの裏面。
写真では解りにくいですが、よく見ると口吻を伸ばして何かを吸っています。確認したら小さなアリの死骸でした。カラカラで水分は有る様に見えませんでしたが、あまり花に来ない蝶はよく同じ様な行動をします。カラカラの動物の糞とかでも良く見られますね。おそらく朝露や雨でぬれた時にはタンパク質とかが吸収出来るんでしょうね。

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早く蝶の舞う春が来ないかなあ。
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