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ミカン科の食樹

2014年06月04日 | 2014年のブログ
6月1日は目黒の自然教育園に行ってきました。
春型のアカボシゴマダラでも撮ろうと思ったのですが、この日は厄日だったのかなかなか蝶が撮れません。
アカボシゴマダラやアサギマダラも見かけはしましたが、ついぞカメラに収めることは出来ませんでした。
仕方が無いので植物でもと思って被写体を探すうち、キハダの名札が目に止まりました。
それならばと黒いアゲハたちの食樹を何種か探して撮ってみました。


(コクサギ 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
東北以南の平地から低山地にかけてのやや湿った半日影に自生するコクサギです。
オナガアゲハやカラスアゲハが好んで産卵する木で、
カラスザンショウの自生しない寒冷地や内陸の山地沿いではカラスアゲハの主な食樹となります。


(カラスザンショウ 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
関東以西の海岸から低山地に多いカラスザンショウです。
モンキアゲハやカラスアゲハが好んで産卵し、温暖地の海沿いなどではカラスアゲハの主な食樹となります。


(カラスザンショウ 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
羽状葉はかなり大きくなり50cmから70cmにもなり、小葉は枚数が多く20枚以上にも達します。
小葉の形は基部が太く先端に行くにしたがって徐々に細くなり、葉縁はやや波打ちます。


(キハダ 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
ミヤマカラスアゲハの食樹で日本全国に分布しますが、やや北方系で山地や寒冷地に多いようです。
小葉はせいぜい多くても11枚か13枚程度で、カラスザンショウと比べると貧弱な印象です。


(ハゼノキ 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
実際に野外ではキハダやカラスザンショウに似た樹は多数存在しますからなかなか判別は至難の業。
この写真は真っ赤に紅葉するハゼノキでウルシ科の樹木ですが良く似ていますよね。


(??? 2014/6/1 自然教育園 α37/SONY DT55-200)
この写真に至っては調べても何だか判然としませんでした、ウルシの仲間でしょうかね?。
いや~難しいですね。

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言うまでもありませんがウルシ科植物の可能性がある場合は手を触れないように・・。
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