KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

コヒオドシ

2008年06月20日 | 2008年のブログ
上高地の梓川沿いの林道には、越冬明けのタテハたちが多く見られました。
キベリタテハやシータテハやコヒオドシなどの山地性のタテハチョウたちです。
中でもコヒオドシは北海道以外では高山蝶扱いで、なかなか出会わない蝶。
たとえ越冬後の擦れた個体とはいえ、見つけるとなかなか嬉しいものです。

 <コヒオドシ 2008/6/15 長野県上高地>
越冬後の成虫は梓川沿いなどの比較的標高の低い場所でよく見られます。
産卵も川沿いの草地などに自生するエゾイラクサやホソバイラクサに行われます。
7月頃生まれた成虫は山を登って高山帯のお花畑などで夏を過ごす為、高山蝶のひとつに数えられています。

 <コヒオドシ 2008/6/15 長野県上高地>
名前のとおり小さめのタテハチョウで、花に良く来る他こうやって地面にも良く止まります。

 <コヒオドシ 2008/6/15 長野県上高地>
北海道では低山地にも広く分布しますが、本州では中部山岳地帯の亜高山帯以上が棲息の中心となります。

 <コヒオドシ 2008/6/14 長野県上高地>
♀と思われる個体が盛んに食草の上を歩き回っていました。
産卵場所を探しているのでしょうか。

 <コヒオドシの幼虫 2008/6/15 長野県上高地>
もう2cm程に育った幼虫も何度か見かけました。卵をまとめて産む習性があるので、幼虫もまとまって見られます。
この葉はエゾイラクサでしょうか?。

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2日ほど実家の草取りをしてきました。
疲れました~。