KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

初秋の森の蝶たち

2007年09月19日 | 2007年のブログ
9月16日の奥日光は、あまりタテハチョウを見かけませんでした。
いつもキベリタテハを見かける河原は先日の台風で荒れ放題、川の形まで変わっていました。
それでも静かになり始めた初秋の森で、産卵場所を探す♀のヒョウモンたちを見かけました。

 <ウラギンヒョウモン 2007/9/16:栃木県日光市>
ウラギンヒョウモンの♀です。
食草を探しているのか、藪をかき分ける様に飛んでいました、お腹も卵でふくらんでいる様です。

 <ウラギンヒョウモン 2007/9/16:栃木県日光市>
吸蜜植物も少なくなりました。
夏じゅう咲いていたニッコウアザミももうお終い、あとは野菊を残すのみです。

 <ギンボシヒョウモン 2007/9/16:栃木県日光市>
ウラギンヒョウモンに混じって雰囲気の違うヒョウモンがいました。
裏面を確認するとやはりギンボシヒョウモンでした。最近数が減った気がします。

 <ミドリヒョウモン 2007/9/16:栃木県日光市>
♂はヒョウモンの中で一番鮮やかなオレンジ色なのに、♀は一番地味な色をしています。
妖艶な青緑の翅を光らせながら、産卵場所を探している様子でした。
でも不思議ですね、周りの枯葉と同じ色です。

 <エゾスジグロシロチョウ 2007/9/16:栃木県日光市>
ノコンギクにエゾスジグロシロチョウがいました。なかなか野外では判別の難しい蝶です。
たまたま特徴の良く出た個体が翅を広げていたので解りましたが、モンシロチョウやスジグロシロチョウとよく似ています。

 <アキアカネ 2007/9/16:栃木県日光市>
光徳沼のほとりに咲き残っていたニッコウアザミに、セセリとアキアカネが止まっていました。
アキアカネはそろそろ里へ下りて行きます。

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この日見かけたタテハチョウはアカタテハ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ。
誰もモデルにはなってくれませんでした。
不思議と平地のタテハばかりでした。