KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

ミドリシジミ

2007年06月09日 | 2007年のブログ
6月も中旬になると平地や低山地のハンノキ林にミドリシジミが現れます。
今年は先週にも少し見かけましたから発生は早そうです。
金曜は仕事が午前中だけだったので、午後からミドリシジミを見てきました。

訪れたのは千葉市内の公園。
池や湿地のある公園で、水辺や湿地にハンノキが沢山生えているのです。

 <ミドリシジミ♂ 2007/6/8:千葉市>
時々小雨も降る不安定な日でしたが、3時頃陽が差してあちこちで翅を開く個体を見る事が出来ました。
でも翅を開いてくれたのは湿地の向こう側、ちょっと遠かったですね。

 <ミドリシジミ♂ 2007/6/8:千葉市>
名前のとおり、雄は緑に輝く美しい羽を持っています。
まるで銀紙細工の様に金属的なエメラルドグリーンに輝きます。

 <ミドリシジミ♀B型 2007/6/8:千葉市>
これは翅の基部の青いB型と呼ばれる雌です。
ミドリシジミ類の雌にはちょうど血液型の様に、青いB型、赤紋のあるA型、赤と青のAB型、黒いO型があります。

 <ミドリシジミ 2007/6/8:千葉市>
裏面には赤い目玉模様と尾があります。
褐色の翅に白いラインが入ってスッキリしたイメージがあります。

 <ミドリシジミ 2007/6/8:千葉市>
これは雌でしょうか?、よく確認しないでしまいました。

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ハンノキは田んぼの縁や湿地、河川敷などに多い木ですが、河川改修によって昔より随分減ってしまいました。
ミドリシジミは結構群棲するので、以前は河川敷などで木をゆすると何十匹も飛び出したものでした。
今は産地自体が無くなりつつあり、少なくなってしまった蝶のひとつです。