KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

ハイマツをモニタリング Siberian Dwarf Pine

2018-10-27 14:25:16 | 出来事(Happening)

昨日はつつじヶ原にて、ハイマツの簡易モニタリングを行いました。

ハイマツは高山性の植物ですが、

標高150m前後のつつじヶ原でも群生しています。

それは硫黄山がもたらす厳しい環境があるからこそ。

 

…というのはこの地域で暮らす人たちにとっては周知の事実であるのですが、

そのハイマツの生育具合や群落の変化などを

数値的に記録として残しておくことの重要性を感じ、

地域で簡易モニタリングを行うことに。

そこに摩周・屈斜路パークボランティア、

そして川湯EMCスタッフも参加させていただきました♪

まずはハイマツの枝先の枯れ具合がどの程度か、

そして虫の糞塊がどれだけ付いているかという

見分け方を専門家に教えてもらい、

実際に許可された調査地区で実践。

最初は戸惑っていた参加者の皆さんも、徐々に慣れてきた様子♪

これで来年以降も継続して調査できそう!?

 

「そう考えると、こんなにじっくりとハイマツ見たことなかったなあ~」

という声も聞かれ、

改めて自分たちの身近な自然と向き合うきっかけとなりました。

 

*** 

川湯エコミュージアムセンター  http://www.kawayu-eco-museum.com/


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2 コメント

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本来の生息域でないもんね (オオタカのさえずり)
2018-10-28 07:00:52
ハイマツは、普通こんな平坦な場所に生えない
もんね。
普通の人が考えるハイマツって、2000m級の
山に這いつくばる様に生える低木ですし。
それが駐車場で車を降りて、革靴で歩いても行け
そうな場所で見られるんですから驚きです。

しかも松ってすごーーくデリケートなんですよね。
以前、東日本大震災の際、福島の原発から漏れた
放射能を帯びた雨が千葉県にも降ったのですが、
そのせいで近所の松ノ木がたくさん枯れました。
柿ノ木や梅ノ木は何とも無いのに。

松は大事にしましょう。
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守るにはまず知ることから♪ (川湯EMCスタッフ)
2018-10-28 09:08:12
オオタカのさえずり様、
いつもありがとうございます!

この地に住む人はだんだんと見慣れてきてしまいますが、
”這っていない”ハイマツが見られるのもココならではなんですよね~。
川湯地域の気候や周りの生育環境がハイマツにどう影響するか、というのも
私たち地域住民が知っていかなければならないと改めて実感します。
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