昨日はつつじヶ原にて、ハイマツの簡易モニタリングを行いました。
ハイマツは高山性の植物ですが、
標高150m前後のつつじヶ原でも群生しています。
それは硫黄山がもたらす厳しい環境があるからこそ。
…というのはこの地域で暮らす人たちにとっては周知の事実であるのですが、
そのハイマツの生育具合や群落の変化などを
数値的に記録として残しておくことの重要性を感じ、
地域で簡易モニタリングを行うことに。
そこに摩周・屈斜路パークボランティア、
そして川湯EMCスタッフも参加させていただきました♪
まずはハイマツの枝先の枯れ具合がどの程度か、
そして虫の糞塊がどれだけ付いているかという
見分け方を専門家に教えてもらい、
実際に許可された調査地区で実践。
最初は戸惑っていた参加者の皆さんも、徐々に慣れてきた様子♪
これで来年以降も継続して調査できそう!?
「そう考えると、こんなにじっくりとハイマツ見たことなかったなあ~」
という声も聞かれ、
改めて自分たちの身近な自然と向き合うきっかけとなりました。
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川湯エコミュージアムセンター http://www.kawayu-eco-museum.com/
もんね。
普通の人が考えるハイマツって、2000m級の
山に這いつくばる様に生える低木ですし。
それが駐車場で車を降りて、革靴で歩いても行け
そうな場所で見られるんですから驚きです。
しかも松ってすごーーくデリケートなんですよね。
以前、東日本大震災の際、福島の原発から漏れた
放射能を帯びた雨が千葉県にも降ったのですが、
そのせいで近所の松ノ木がたくさん枯れました。
柿ノ木や梅ノ木は何とも無いのに。
松は大事にしましょう。
いつもありがとうございます!
この地に住む人はだんだんと見慣れてきてしまいますが、
”這っていない”ハイマツが見られるのもココならではなんですよね~。
川湯地域の気候や周りの生育環境がハイマツにどう影響するか、というのも
私たち地域住民が知っていかなければならないと改めて実感します。