千川上水が右カーブで都道420号線と再び接するところに、千川上水出張所がありました。武蔵高等学校報国団民族文化部門編「千川上水」は、前回引用した田留水車の記述に続けて、「府の千川上水出張所が直ぐこれに接してゐる。構内で千川が開渠となり、人夫が晝夜塵芥を揚げてゐる。一坪半程の小屋に一日で塵芥が半分は溜るとか。」と書いています。出張所こそ廃止されましたが、鉄板で覆った開口部が最近まであり、都第四建設事務所が管理していました。
- ・ 千川上水跡 都道420号線の拡幅、整備に伴い、その右手に接していた上水跡は、幅広な歩道の一部のようになっています。
- ・ 千川上水開口部 数年前の写真で、上掲写真とは反対方向からの撮影です。この当時開口部は大きな鉄板二枚で覆われていました。
- ・ 千川上水跡 千川上水出張所跡地の先でさらに右カーブ、都道420号線を離れ、右手奥にある田崎病院の敷地に向かいます。
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