あんたの本で二階の床が下がっている。と夫が申します。
で、本を処分しています。一度にやると疲れるので、二階から降りるとき、手に持てるだけテキトーに棚から抜いて。
本日はこちら。20代~30代に読んだ本。
歌集はいただきもの。歌集ってもらうことが多いですよね。
夫にヤフオクに出してもらいます。売れないと思うけど。
この二冊は出さないのかと聞かれたので、まだ読んでなかったと答えます。
何年前じゃ?とnative広島弁で。
読んでなかった本が出てくるのも、なくなったと思っていた本が出てくるのも断捨離の効果。
横井小楠は東洋史専攻の友達に「横井小楠はいい」と言われて、悔しかったので買ったと思う。私、日本史だったから。
後で知ったのは、友達も彼氏に勧められんですって。彼氏は物理の人で、婚約していたけど別れた。不純な動機で買ったので読まなかった。今から読むかな。とりあえずブログのネタにはなった。
こうやっていろんなことが過ぎて行くんだなあと、感慨がある。
昔はネットがなかったので本読むしかなかったんですよね。それでも著者としか繋がれない。それで読書会などしますが、続いて半年とか。生身の人と深い話をするのはこちらも疲れる、あちらも疲れる。
今でも若い人たち、読書会するんでしょうか。謎。
夫が私の洋服ダンスに続いて、姑様のタンスを壊したらしい。中の着物はゴミ袋に。
先日、義妹に念押ししたけど要らないというので、夫が捨てる分には後で問題にもなりにくいと思う。付け下げそのほかは取ってますが、付け下げ、生地が薄くて、皴になって、うーーむ、いずれは捨てるのかなあ。
捨てるのも体力、気力が要る。夫は、親のものは捨てにくいそうで。でもそうやって少しずつ別れる準備をしているんだと思う。まだまだたくさんあります。
姑様の介護は結局、今までいた施設では対応できないことになり、新しい行く先を探してもらっているところ。近くなら、何かあってもすぐ駆け付けられるけど、どこへ行くのでしょうか。
栄養剤を注入されて滾々と眠る姑様。安らかな顔をしています。肌もとてもきれい。そろそろ最後が近いのかなと、喪服そのほか点検するつもりですが、夫には言いません。
二年前に施設に入った時、いずれは身内が集まることもあると思い、夫の許可をもらって、私がまず物置部屋から整理していましたが、途中で義妹が礼服とアクセサリーはもらうと言ってきたので、やめました。整理に掛かる前にも何度も要るもの持って帰ってと頼んだのに、その時はその気にならなかったようで。
友達に話すと、嫁の立場で姑様のものに手を付けてはいけないと忠告され、以後一切関わっていません。夫の作業は速度が遅いように思うのですが、なかなか捨てられないのだそうです。
私も洋服ダンス、30年も使ってないのになくなるとなんだか寂しい。押し入れを改造したクローゼットでは湿気、ホコリがたまりやすく、服も匂いが付きます。真夏に日に当てるのが結構手間。
というか、今着る服以外は要らないんですよね。
捨てる、捨てる、捨てる、これがこれからのテーマ。
ご丁寧なコメント、ありがとうございます。
ご実家の片づけ、そんな方法もあるんですね。業者任せでなくて、ご自分で処理場に運んだとしたらお見事。思い入れのない人がすると早く片付きますよね。
短歌をなさる方はやはり捨てられないんですね。姑様も短歌していて、たくさん本がありましたが、けっこう売れたようです。文学ではなく、実用本として、作歌の参考になるのでしょうか。
私は本はある時三分の一くらい捨てましたが、それからまたたまっています。今から系統立てて何かを勉強することもなさそうなので、その時々の本を読み、すぐにヤフオクに出しています。
子育てのころ、読書会したくてたまりませんでしたが、今はネットで感想後悔して気が済んでいます。