サンクチュアリ

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好きな本(川上 弘美氏の・・・)

2007-10-10 19:55:41 | 好きな本
 昨日は、久し振りに、熱が出てしまい、一日中、起きられませんでした。熱には、強くて、38.0℃くらいなら、へっちゃらぴ~のはずが、37.5℃くらいなのに、起きられなくて、お昼ごはんも食べられないくらいでした。(どんな時でも、食事は、抜かないのに・・・)昨日一日中、寝ていたおかげで、今日は、すっかりとはいえないけれど、元気になれました。でも大事をとって?今日は、一日、ゆっくり過ごすことに決めて、先日、購入した、”ざらざら”を読みきってしまうことにしました。


     
     シンプルな表紙




本の帯に”愛しい風が吹き抜ける珠玉の短篇小説集”とあり、読み終わってこれを見て、”珠玉”の文字があまりにぴったりで、嬉しくなりました。栞紐が、鮮やかな黄色なので、明るい気分になれました。内容は・・・。
淡々とシンプルで、丁寧に描かれています。私は、この中で、”菊ちゃんのおむすび””パステル””椰子の実””月火水木金土日”などが好きです。なぜか、”椰子の実”は、泣けました。表題作の”ざらざら”は、作家さんの感性(川上氏の感性)は、これを”ざらざら”というのかとえらく感心してしまいました。実は、これには、変な想い出がありまして、小さい頃、これが気になって、こっそり、机の引き出しに隠して、ず~っと経ってから、見つけて、何故?と大笑いしたことがありました。
短篇集は、作家さんの肩の力が抜けている分、その人らしさが、にじみ出ている感じが好きで、好きな作家さんの短篇集は、必ず読むようにしています。
”蛇を踏む”で芥川賞を受賞しましたが、このお話は、あまり好きではなかったのですが、”センセイの鞄”のゆったりした感じが大好きで、好きな作家さんになりました。



     
     こちらもシンプルな表紙



 この中で、センセイとツキコさんが食べている料理が、シンプルなのに、美味しそうで、このお話の暖かい感じと重なって、心に残りました。きちんとお話する二人の会話も好きです。



 9月28日にご紹介した、”深煎り胡麻のドレッシング”は、エスポット富士店で売っていました。


 だんなさんも1年半程前から、自作のパソコンのブログを書いているのですが、今朝、聞いた話では、英語でコメントがきたらしいです。”すごいね~。お返事は?”とちょっといじわるしてしまいました。ごめんね~。