株式会社エルプの実演試聴会がさいたま新都心であったので行ってみた。
レコードの溝をレーザー光で読み取って、アナログのまま再生する非接触型レコードプレーヤー。世界でだれもやっていない技術だ。社長自らの説明には、熱意と気迫がこもっている。読み取りに2本、制御用に3本、計5本のレーザ光を使っているという。基幹部品の製作を引き受けてくれたのは、米国の軍事産業企業とのこと。完成までには、相当の苦労を重ね、ようやく1000台売れたとのこと。
会場には愛蔵レコードを持参した人が数人。愛蔵レコードが素晴らしい音を奏でるので、みなさん感動していた。
ところで、そもそも針で再生されることを前提に作ったレコードを、レーザーで読み取るというので問題もあるという。レコードの溝は、垂直に対して左右45°づつ切るというのが規格だが、それが60°30°と傾いていた場合、針なら問題なく再生できるので気づかないが、レーザーでは照射角がずれてしまい、うまく読み取れないことがあると言う。非常にまれなケースだが、と言っていた。
ところで、寺垣さんのプレーヤーとエルプのレーザー・ターンテーブルの両方のお話を伺い実演を経験したのは、もしかしたら世界で私だけ?と思ってしまった。ということで貴重な体験なので、感想を述べさせていただく。
1.レーザーは非接触なので、ごみが付着しているとそのままノイズになってしまう。バキューム・クリーナーが必需品になる。寺垣プレーヤーでは、ほとんど気にならなかったが。
2.レーザーは、当てる場所を選べるので、針が一度も触れたことのない場所で読み取ることができる。使い古したレコードでも新品同様に聞ける。寺垣プレーヤーも遜色はないと思うが、原理的にバージンの場所で読むことはできない。ただし、寺垣さんは、レコードは本来削れない性質をしていると言っているが、悪いプレーヤーでは現実的にはすり減るとのこと。
3.レーザー・プレーヤーは、取り扱いがいたって簡単そう。ほとんどレーザー・ディスクの要領で取り扱える。針はいらないし、頭出しも簡単。演奏時間も正確に出せる。ノイズ・クリーナーを利用することは必要だが、とにかく楽そう。
4.音はLPの場合は両方とも素晴らしいと思う。SP版では、レーザー・プレーヤーでは基本ノイズが入るとのこと。SP時代はレコードの材質が悪いので、それがノイズになってしまうとのこと。寺垣プレーヤーでは、SP,LPの違いはまったく気にならなかった、明治時代の録音でも鮮明だった。
私の結論は、
1.スピーカーは寺垣さんの波動スピーカーが絶対にいい。自然だから。
2.LPレコードはレーザー・プレーヤーで聴く。
3.SP版は寺垣プレーヤーで聴く。
アンケートに、エルプのレーザー・プレーヤーと寺垣さんの波動スピーカーで聴いてみたい!と書いたが、どうやったら実現できるだろうか。
レコードの溝をレーザー光で読み取って、アナログのまま再生する非接触型レコードプレーヤー。世界でだれもやっていない技術だ。社長自らの説明には、熱意と気迫がこもっている。読み取りに2本、制御用に3本、計5本のレーザ光を使っているという。基幹部品の製作を引き受けてくれたのは、米国の軍事産業企業とのこと。完成までには、相当の苦労を重ね、ようやく1000台売れたとのこと。
会場には愛蔵レコードを持参した人が数人。愛蔵レコードが素晴らしい音を奏でるので、みなさん感動していた。
ところで、そもそも針で再生されることを前提に作ったレコードを、レーザーで読み取るというので問題もあるという。レコードの溝は、垂直に対して左右45°づつ切るというのが規格だが、それが60°30°と傾いていた場合、針なら問題なく再生できるので気づかないが、レーザーでは照射角がずれてしまい、うまく読み取れないことがあると言う。非常にまれなケースだが、と言っていた。
ところで、寺垣さんのプレーヤーとエルプのレーザー・ターンテーブルの両方のお話を伺い実演を経験したのは、もしかしたら世界で私だけ?と思ってしまった。ということで貴重な体験なので、感想を述べさせていただく。
1.レーザーは非接触なので、ごみが付着しているとそのままノイズになってしまう。バキューム・クリーナーが必需品になる。寺垣プレーヤーでは、ほとんど気にならなかったが。
2.レーザーは、当てる場所を選べるので、針が一度も触れたことのない場所で読み取ることができる。使い古したレコードでも新品同様に聞ける。寺垣プレーヤーも遜色はないと思うが、原理的にバージンの場所で読むことはできない。ただし、寺垣さんは、レコードは本来削れない性質をしていると言っているが、悪いプレーヤーでは現実的にはすり減るとのこと。
3.レーザー・プレーヤーは、取り扱いがいたって簡単そう。ほとんどレーザー・ディスクの要領で取り扱える。針はいらないし、頭出しも簡単。演奏時間も正確に出せる。ノイズ・クリーナーを利用することは必要だが、とにかく楽そう。
4.音はLPの場合は両方とも素晴らしいと思う。SP版では、レーザー・プレーヤーでは基本ノイズが入るとのこと。SP時代はレコードの材質が悪いので、それがノイズになってしまうとのこと。寺垣プレーヤーでは、SP,LPの違いはまったく気にならなかった、明治時代の録音でも鮮明だった。
私の結論は、
1.スピーカーは寺垣さんの波動スピーカーが絶対にいい。自然だから。
2.LPレコードはレーザー・プレーヤーで聴く。
3.SP版は寺垣プレーヤーで聴く。
アンケートに、エルプのレーザー・プレーヤーと寺垣さんの波動スピーカーで聴いてみたい!と書いたが、どうやったら実現できるだろうか。
これは、大変に貴重な体験をされましたね。
羨ましい限りです。また、その御付き合いの広さにも驚きです。
そして、出された結論。
これは、贅沢なものですね。
私は数年前に、このレーザーのプレイヤーを知って、割れているレコードさえも再生出切るということで、よめさんも舞い上がり、買おう!となったのですが、値段で残念しました。買おう、なんて恐れ多いことを思ったものだと、恥ずかしくなりました。
エルトンジョンでしたか、値段の単位を円とポンドを間違えて、そのまま払ってきたという太っ腹ではありませんです。
実は私は、たいしてレコードを持っていません。ですので、レーザー・プレーヤーは宝の持ち腐れになります。お金もありませんし。
私が描いているのは、だれでもレコードを持ってくれば聴ける空間を、常設で作ることです。寺垣さんともそんな話をしたことがあります。財団を作って運営するのです。篤志家とボランティア募集ですね。
この構想をブログで書いたのは初めてですが。
そんな構想をお考えとは!
確かに、寺垣先生宅にお邪魔するよりは、良い感じですね。体験し易くなりますね!
でも、私などの、けちな野郎は、自分の近くに出来て欲しいと思ってしまうのでした。 どうも、すみません。
(体調のせいなのです)
確かに、今は、浜松です。
そろそろ、関西に戻るかも知れません。未定ですが。
和歌山か、住之江区か、東大阪市か、というところです。すみません、私的で。
お楽しみください。
私もその一人です。
LPを持参し、それぞれで聴いてもいます。
針で音を拾う場合はその逆で
振動を拾ってコイルに伝え、
発電し、音を再現する。
レーザの場合は音溝の形状を
拾うのであって音溝の振動を
拾うわけでない。
ならば、音溝を記録したと
逆のプロセスで音を再生している
わけでないことになる。
レーザを使うなら、私なら音溝を一定の
周波数のレーザでスポット照射し、
その反射周波数(振動する成分)を検出して
音を再生することを考えるだろうな。
微弱なレーザで済みそうだから、音溝への
ダメージはないと思う。
ぜひ視聴に行かれて意見交換されたらいかがでしょうか。