心が元気な時でしたら、落ち着いた精神状態で読み流せたことだったのかもしれませんが。
ある報道記事をヤフーニュースで目にした時は、大変なショックを受け、気がすっかり動顛してしまった私です。
家事が一段落し、その日はいつもより疲労が濃かったのが災いしたのかもしれません。
そういう時は、恐らく心も弱くなり敏感になってしまうのでしょう。
私がとてつもなくショックを受けた報道とは・・・
10月の我が国の自殺者が二千人を超えたというもの。
例年より三割多いとのこと。
コロナ禍の不況で失業者が増えていることは重々承知していましたが、これ程までに厳しく、悲惨な状況とは。
私はこの報道を一人の胸だけに納めておられなくなって、妹にすぐ報告。
ところが妹は割と冷静。
この事実はよく承知していました。
コロナ禍でなくてもこの国は自殺者は結構多いわよ、とも。
確かにその通りなのだけれど。
今の世相の異常さは、私の想像以上。
私は妹に言いました。
「迷いに迷い、意を決し、相当なやせ我慢をして受け取らなかった支援金の10万だったのだけれど。
窮状に直面している人の手に渡ってくれたのかしら???
受け取りをしなかった人たちの金額は、恐らく相当なものだったでしょう。
各家庭にではなく一人十万円だったのだから。
私は、それぞれのの善意を無駄にしてほしくなかったから、返信の用紙の片隅に、国がそれをどのように使用したか、その使い道を報告してほしいと書いたのだけれど、その後全くなしのつぶて。
一切報告がないの」
と言って、その情けない思いを妹に伝えました。
妹がそれに対して言いました。
「そういう時は私のように一旦受け取って、自分で寄付先を選び寄付するほうがいいと思うわ。
私はそうしたわよと」
確かにそうすべきだったのかもしれません。
私は、十万を国民全員に配る政策には、最初から反対でした。
それを窮状に陥った人の手厚い支援のために使うべきだと。
そうすれば自殺者の人数が、もっと抑えられたのかもしれません。
モッコウバラが咲き始める来年の春先には新型コロナの猛威がが収束してほしいものです。
妹と話すだけでは、動揺した私の気持ちはまだ納まらず、長女にまで電話。
やはり妹と同様にこの報道を冷静に受け止めているようでした。
私が異常に落ち込んでいるのが、何だかおかしかったようです。
きっとこの報道を目にした時、私は家事を頑張り過ぎて、心身が疲れ過ぎていたのでしょう。
そういう時、心はとても敏感になってしまうでしょうから。
これから政府のかじ取りは本当に大変ですね。
感染対策が度をすぎると、経済の衰退はますます加速するでしょうし。
GoToトラベルが成功したかに見えたのは一瞬。
今は感染者の急増に歯止めがかからないようです。
経済の活性化と、新型コロナ感染対策の両方のかじを取らないといけない、政府の苦悩が目に見えるようです。
結局最後は、自衛で身を守るしかないのでしょうが・・・
政府の間違った政策で自殺者が多くなるようなことは、絶対あってはならない事だと思いました。
何とか政府に頑張ってもらい、私達も窮状者の方々の暮らしへのへの想像力を働かせ、コロナ撲滅への情熱を燃え立たせましょう。
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