今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

寒い晩秋の朝

2020-11-14 07:00:23 | 暮らし

二日前あたりから急に冷え込んできましたね。

私が寒さを一番実感するのは、自分の手です。

今日(13日の朝です)は、とんでもない早起きで、今は三時前。

未だ寝室のベッドの上。

掛け布団を胸までかけ、膝の上にパソコンを置いてキーボードを打っていますが

その手は冷え切って、かじかんだまま。

数日前までは、温かな手でしたのに。

 

多少寒くても手に温もりがある間は、私は大丈夫。

パネルヒーターを弱に温度を設定。

オンとオフを適度に繰り返し、快適に過ごすことができます。

 

けれど、手が冷たくなり始めると、本格的な冬の到来を実感。

嫌いな季節がやってきたと思い、少々つらい心境に。

こんな気持ちを抱いては、益々冬嫌いになってしまいそう。

寒さなどものともせず、掛け替えのない「今」という日を、大切に大切に過ごしたいものです。

 

当地は朝方は冷え込むものの、日中はまだ然程寒くありません。

しばらく良いお天気が続くようで嬉しい限りです。

 

少し気が早いですが、最後に高村幸太郎の冬の詩を載せることに致します。

印象が鮮烈で、忘れられないもの。

この勇ましい言葉一つ一つに触れると、冬嫌いの私も元気が出てくるよう。

 

その下に紹介した三好達治の「雪」は若い時から私はなぜか好きでした。

雪深い里の情景が浮かび、太郎と次郎の可愛い安らかな寝顔が眼に浮かんできます。

いろいろ想像を膨らませることができるからでしょうか。

母が亡くなり葬儀を迎えた朝も、外は真っ白な銀世界だったことを想い出します。

 

今冬は積雪があるのでしょうか。

うっすらとした雪化粧は大歓迎。

でもドカ雪は勘弁してほしいです。

 

高村光太郎 「冬が来た」(詩集『道程』より)

 

冬が来た

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹いてふの木もほうきになった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木にそむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじき

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

 

雪               

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

 

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