お花見に行ってきました。
ご近所の仲良しさん達と三人で。
行き先は、最近の新聞にも有名なお花見スポットとして取り上げられていた、目黒川沿いの桜。
川の両岸に折り重なるように桜の枝が川面に向かって垂れ下がる景観は、華やかで優美そのもの。
まずは昼食を取って、それからゆっくりお花見をすることに。
60歳になられる一番若いFさんが、人気の高いイタリアンレストランを前もって予約して下さっていました。
親友の記事のところでも触れた、お二人です。
食事中の会話も、意気投合でき、なんとも心地よく、充実したひと時でした。
お喋りが楽しくて、
「このまま桜を観るのを忘れて帰ってしまいそうね」
と言って、皆で大笑い。
美味しいパスタやピザでお腹を満たし、いよいよ花見のスタートです。
風も止み、 空は澄み切って、本当に気持ちの良いお花見日和でした。
この場所に三人で来たのは三度目。
けれど、私にとっては、とても通い慣れた、懐かしさいっぱいの所です。
何故なら、長女夫婦が、この川沿いのマンションに新婚時代住んでいたから。
私はまだ五十代で元気いっぱいの頃。
一月に数回は、初孫のR君の世話をするために、このマンションに通っていました。
実は思い出はそれだけではありません。
過去記事でも触れたことがありますが、手付まで払い私が購入寸前だったマンションでした。
その家賃収入を老後の余裕資金にする予定だったのですが、婚約者のHさんが大層気に入り、譲ってしまいました。
今思うと、本当に残念なことですが、娘の幸せを願う余りの親心。
今も長女夫婦は、そのマンションを所有し、賃貸にしています。
その資金を私は株式投資に回し、大損。
このお話をしだすと、ちょっと愚痴っぽくなってしまうので、これで終わりにします。
目黒川沿いの周辺は、おしゃれなお店やカフェがその当時よりたくさん建ち並び、ショッピングやお食事を楽しめる、一層魅力的な場所になっています。
週末前の金曜日にもかかわらず、行き交う若い人達で一杯。
土日の混雑は、私の想像をはるかに超えていそうですが。
見頃のピークはもう過ぎた感じ。
昨日の夜間の無慈悲な強風が、桜の花を散らしてしまったのでしょうか。
もう満開とは言えない、風情でした。
でも私は、桜の花がすっかり散り、葉桜になったばかりの、瑞々しい光景の時期も大好き。
孫のお守りで、この場所を通い慣れていた頃は、その方が好き、と公言して憚らないほどでした。
桜の美しさには、何かたとえようのない妖艶な怪しさを感じてしまって、なんだか心が落ち着けないところがあるような。
その点、葉桜はとても心を落ち着かせてくれました。
その話をすると、Fさんが、
「ではその時期に、また訪れましょうよ」
とおっしゃってくださいました。
真向いと斜め前のお宅の仲良しさん。
心から信頼し合っています。
ゆっくりとお花見を愉しんだ後、おしゃれな喫茶に入り、カフェモカとケーキで一服。
その時も、楽しいお話が尽きませんでした。
政治や、北朝鮮問題にまで波及し、皆さんがとてもよくご存じで博学なのに感心。
良い勉強にもなりました。
カフェのテーブルの上の花瓶に差してあった桜
帰りに、私は整骨院にも寄り、スーパーで食材を少々求め、我が家に戻ったのは陽もとっぷり暮れた七時半過ぎ。
床に就く時間、アラームをセットしようとしたとき、Kさんがお昼前に下さったメールに初めて気が付きました。
「午後から、主人がいないので、お花見御一緒しませんか」とのお声掛けでした。
実現できなくて、とても残念でしたけれど・・・・・。
Kさんご夫婦とご近所のお友達は、去年わが家にお招きもしています。
今年も同様に、私の手料理を囲んで、皆さんと楽しく語れるひと時を、また持ちたいなあ~、と願っています。
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