今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

孫達の健やかな心の成長を願って・・・頑張れ!R君

2011-04-12 07:24:07 | 

こんなこと書くと、長女夫婦に嫌がれるかしら、と多少不安に感じながら、またパソコンの前に向かっています。
昨日の電話で、桜の体調がやはりよくなくて、熱が39度もあるとのこと。
今日は、娘が会社を休み、明日、私は娘宅に行く予定となりました。
電話で話している時、娘に明らかに元気がなく、疲れているのが分かりました。

私「いつもの元気がないわね~どうしたの?」と、尋ねたところ、

娘「仕事も忙しくて、たまる一方だし・・・・疲れてるの。」

私「それだけ?もしかしてR君の塾のクラス分けテストの結果が、よくなかったのではないの?」

娘「まだ結果はわからないけれど、それもあるわね~」

私「結果がわからなくて、どうして悪いなんて言えるの?」

娘「自己採点すれば、すぐわかるの」

親とは不思議な物で、電話でかわす一言、二言の話で、娘の気分や体調の察知が可能です。
普段は元気が余りなくても、さほど気にもせず、尋ねたりもしないのですが・・・・・・。
R君は、勉強では多少苦労しているようで、私も気にならないわけではありません。

小学校に入学して数年間、親はほとんど、わが子の勉強を見ていなかったようでした。
共稼ぎ夫婦で、娘も第一線で働く身。その時間のゆとりがなかったのでしょう。
更に私達の子だから、できて当然、頭が悪いはずがない、との過信が合ったのかもしれません。
確かにお婿さんは言わずもがな、娘も大変優秀で、さほど努力しないまま、とんとん拍子に、最高学府まで極めてしまいました。
しかし子供は、そうはいかないようです。

私も若い頃、子供の勉強を見たことは余りなく、元気に遊ぶことばかり奨励していました。
しかし、幼い時から、何事も一生懸命頑張ることの大切さだけは、耳にたこができるほど言い聞かせたものです。
頑張る過程が大切で、結果は後から付いてくるものだから、たとえそれが悪くても気にしなくていい、と。

更に勉強をすることの大切さ、何のために勉強するのか、といったことを。
モチベーションを高めることが一番大切と、大学の児童心理学の授業で学び、私は育児の座右の銘とし、実践を心がけました。

ところが、婿は言うことが逆でした。

私が、よくR君に頑張ってね、と励ますと、そんなに頑張らなくていい、というのが口癖で、私は戸惑いました。(笑)
大人になれば、頑張る一方では、確かに精神的に疲れ、却って効率が上がらないこともあるでしょう。
手を抜いて、適当に臨むことも、ときどき必要ですが・・・・・・

しかし、幼い子に、頑張らなくていい、との言葉かけが、プラスになるとは思えません。
それが災いしたかどうかはわかりませんが、四年生の三学期前に入塾テストを受けた時のクラスわけでは、下から数えた方が早く、
親はさすがにショックで、慌てたようでした。

三年生の頃でしたか、我が家で夏休み帳の計算問題をしている時、私は何気なくのぞいて、仰天したことがあります。
何と足し算を上の位からしているのです。その時、初めて、長女夫婦が、我が子の勉強をいかに見ていないかに気が付きました。
妹に、その話をしたところ、よくそれで答えが合うわね、と、変な事に感心し、大笑いしていました。(笑)

入塾テストを受ける前のお正月休み、我が家で準備の勉強をしている様子を傍で見ていた私は、孫がいない時に、娘に注意しました。

「あなた達の子供の勉強の教え方には、疑問を感じるわ。明らかに上段から、子供を見ている感じがする。口調もきつすぎない。
あなた達は非常に優秀だったから、ついこんなことも分からないの、といった気分になるのでしょうけれど。
私は違ったわ。あなたみたいに賢くなかったし、勉強に関しては後悔することばかりだったから。
自分に自信もなく、いつも子供と一緒に学ぼう、との姿勢でいたの。
勉強で子供を叱ったことはないわね~
それが良い結果を生んだと、今でも思っているわよ。

Mちゃんも(娘)、自分にとってはどんな易しい問題でも、子供の目線まで、自分を下げ、共に学ぶ気持ちを、演技でもいいから、忘れないで
ほしいの、と、親の立場から諭しました。
娘は、とてもよく理解してくれたようです。

そして入塾テストとなり、その結果は、最初散々でしたが、クラス替えテストごとに、みるみる上のクラスに上がっていき、今は中の上くらいで
しょうか。
そしてこの度の六年生になる前のクラス分けテスト。親の気合の入れ方も違ったのでしょうが、どうもパッとしなかったようです。

五年の三学期まで、野球少年で土、日は朝から日が暮れるまで練習し、勉強どころではありませんでした。
野球を辞めてからは、息抜きも大切との親の心配りで、R君は、好きな絵を楽しむために、低学年の頃、習っていたお絵かき教室に、週一回、
電車で通っています。

これから一年、受験勉強に励まなければならないわが孫。
少々おく手で、年齢より幼い感じにも見えます。
世の中は、異常事態で、夏の停電も懸念される中での、受験勉強。精神的にも、大変な事と思います。
不憫にさえ思えます。

私は孫へ、娘達に語り聞かせた同じことを伝えましょう。
一生懸命頑張ってね。それでだめなら、それでいいじゃない。
頑張ったことは、R君の今後にプラスとなることは間違いないのだから、と。

先日のお誕生会で、久しぶりに会ったR君は、とても快活で、生き生きしていて、私は、一段の成長を感じ、大変うれしく思いました。
心のとても優しい子。次女の赤ちゃんを可愛い!可愛い!と目を細めあやしてくれます。
教科書にも、この子の作品が載ったことは、先日の日記でご紹介しました。

パパは、我が子にお医者さんを目指してほしいと思っているようだけれど、果たしてどんな人生を歩むことでしょう。
心さえ健やかに成長してくれれば、あとは高望など、私は、孫達にしていません。

四人の孫の成長を楽しみに、私も自分磨きに努め、良き祖母でありたい、と、心から願っています。

 


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