美濃屋商店〈瓶詰の古本日誌〉

呑んだくれの下郎ながら本を読めるというだけでも、古本に感謝せざるを得ない。

貝原益軒の毀誉の説

2009年03月22日 | 瓶詰の古本

   毀誉の説

   我が身の行(おこなひ)の善悪は、世人の褒(ほ)め貶(そし)りを、強ちに常にして、喜び懼る可からず。只道理をもて法とすべし。わが行(おこなひ)道理に叶はゞ、世(よ)挙(こぞ) りて毀(そし)るとも懼るべからず。よき人に誉(ほ)められ、悪しき人に毀らるゝこそ、君子とは云ふべけれ。人毎に誉むる者は却りて疑はし。多くは巧(たくみ)にして飾れる人なる可し。

(貝原益軒)

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