夜の浜辺

セマナ・サンタ（聖週間）です。
木曜に最後の晩餐して、金曜に十字架にかけられた、んだったかな？
ですので、この聖木曜日と聖金曜日はキリスト教では特に大事なお祭りらしいです。
もっとも、ドイツでは聖週間より、そのあとに来る復活祭のほうがメインでしたが。

　　追記：ちょっと、いい加減なこと書いたかなと、良心が咎めたのでちゃんと調べてみました。
　　それに合わせて多少修正。
　　で、自分も間違えといて何ですが、セマナサンタ＝イースターと誤解しているところが多い～。
　　まあ似たようなもんじゃないか、と言われそうですが、
　　イースター（復活祭）はスペイン語では Pascua と言って、
　　Semana Santa とは別物です。
　　ここ、なかなか詳しい説明で、しかもすっきり。参考にしてください。
　　（と言って自分じゃ説明サボるのだ、わははは）

で、この町でも何か催し物でもないのかねえ（１１年住んでて知らない）、
と街中を走るときにキョロキョロしてましたら、
大きな垂れ幕が。
海辺に盛大なお祭りがあるらしき広告。

イエスキリストの磔とはまるで関係なさそうですが。

セマナ・サンタの催しというならやっぱりカテドラルじゃないの？
と言ってそっちのほうも回ってみたんですが、
何の変哲もないミサをやってるくらいかなあ～。

つまらん。

それで、夕方、犬の散歩を兼ねて海辺に行ってみました。
この町には、小さい湾に向かった内海と、
メキシコ湾へ開いた外海とがあります。
お祭りをやっているのは、外海のほう。

行ってみると、まあすごい車と人でした。
おまけに、海風が強くて、アスファルトには砂が帯になってそよいでいます。

砂浜の辺りからは、沈んだ太陽の残滓が微かに。



浜辺に車を停めて、夕風に涼みつつビールを楽しむ人たちも。



手ぶれでごめんなさい。
車からがんがん音楽をかけて、風情なんて言葉知らないよ～、というのも
メキシコ人らしいですね～。

そうそう、砂浜でビーチバレーならぬビーチサッカーやってる人たちもいました。
このくらいの時間だと、気持ちよくプレイできそうです。

それから少し先に行くと、道沿いにお店がずらっと。



カクテルの屋台から、タコスやホットドッグ、ハンバーガー、
チューロという揚げ菓子や、アイスクリームや、
それに子供のおもちゃ、凧、その他もろもろ。
道端に並んだ店の後ろには、観覧車だの何だのの子供の乗り物がいろいろ。
要するに、移動遊園地みたいなもんですかね？

feria と呼ばれるお祭りの時期にも、これと似たような移動遊園地に、
巨大な安物雑貨のお店がついたようなものが、この辺りに並びます。
騒々しさと人混みが、いつ行ってもすごいです。
おまけに、売ってるものの安っぽさというか怪しさというか、
何となくレイ・ブラッドベリの短編小説に出てきそうな感じ。

今日は、雑貨のお店はなくて、
代わりに海辺に大きな天幕を張って、コンサートとかやっている様子でした。

いやはや、セマナ・サンタのセの字もサの字もないですな～
要するにお祭り好きなだけ？
まあ学校が休みの子供たちが楽しめるところってことで。

写真がいまいちで申し訳ないですが、
田舎町のお祭りの様子でした。