メキシコの隅っこ

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うす黄色いチレ、名前は諸説

2009-10-25 08:00:00 | チレとその料理
今日は決して暇じゃないのに(ユースワールドカップ始まったし)、
知り合いのおばさんが、旦那さんが出かけて暇を持て余してお誘いの電話。
元来が気弱なわたくしなもんですから、誘われると断わりにくくて、
試合終わってからだったらいいよ~(亀ダンナもちょうど出かけてたし)と言って
おばさんのお買い物に付き合いました。

私ならぜったいに立ち寄らないようなお店できんきらきんのアクセサリーとか
ひらひらふわふわピンクのお洋服とかを見てまわり、
隣接したスーパーでお買い物。
そこで、おばさんがせっせと自分のお買い物をしているあいだにぶらぶらしてて、
実はけっこう前から探していたものを発見したので、無駄ではなかったですが、
その話はまたあとにして。

野菜コーナーで暇を持て余していたら、
昨日ご紹介したチレ・グアナレーニョに使われていたと思われるチレ発見。
ごそごそとカメラを取り出し、ぱちりと撮影。



これこれ、太さも長さも色も、こんなのだった。
で、名前を探したんですが、「チレ」としか書いてないよ……。
同行のおばさんに訊くと、「ああ、これは Chile chilaca よ」と言うんですが、
自信がなかったらしくて、そこらにいた別のおばさんにも直撃質問。
そしたら、そのおばさんは「Chile Ixcatic っていうんですよ」という。

私の知り合いのおばさんはそれで納得してるから、チレ・チラカは違うだろう。
イシュカティックという名前が難しくてすぐに忘れそうなんで、メモしました。

でもねえ、なんかうっすらと、このチレすでに紹介したような気がする。
と思って過去記事をひっくり返したら……こちら

ほら~、一枚目の右半分のチレ、これじゃない?
でもこれは、チレ・カリベだと、当時書いてます。
ただし、よく見ると、このチレ・カリベはもっと太短い。
今日のはすらっと長いです。

しかも同じ写真の左半分の深緑のが、チレ・チラカって書いてますよ、私。
じゃあおばさん、勘違いだね、やっぱり。

しかし……その下のカラフルなチレがチレ・シュカティック?
イシュカティックとは別物か!?

もちろんチレの名前には地方によってもいろいろあったり、
ひとつのチレにいくつも名前があったりしても不思議はないですが。

とにかくわかったのは……私の記憶力がいかにザルか、ってことでした。


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6 コメント

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ゲロ (カイマン)
2009-10-25 09:03:44
昨日の料理されたのを見たとき、もしかしてアレかなって思ったのがあります。 今日のナマのを見て、多分そうだなって思いました。 クリストバルのところで焼肉すると良く出るんです。 彼に、アレはなんていうんだって訊いたらグェロだっていいました。 グェロは色は似てるけど、もっと小さかった気もするんですけど、ま、名前はおっしゃる通りいろいろ呼ばれてるのかもしれません。 これは、個体差があるんだそうで、私はチビって齧ってへへへもう結構だったんですけど、クリストバルはトルティージャにくるんで丸ごと食べてしまいました。
 昨日のZ軸は味じゃなくってピリピリ度だそうです、つまり甘さ5、からさ9、ピリピリ度100って具合です。
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Unknown (OTTO)
2009-10-25 10:40:23
こちらではですが、チレグエロが、カリベだって言ってるハラペニョ型の奴で、この長いのが、本当のチレカリベですね。 
こちらで言うチレグエロ(ややっこしいなあ)は、タコス屋さんで焼いて出てきます。 カリベ(長いほう)は、チレレジェノにします。 どちらもやや高価なチレです。
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なんだか・・・^^; (あやたろう)
2009-10-26 00:17:45
あるだけぜーんぶの、チレの名前を並べたら、
なんかの呪文に聞こえてきそうな勢いですね(*^▽^*)
そんだけ豊富にいろんなチレがあるって事でしょうけど、
亀さんが「ザル」だなんてとーんでもないっ☆
前に書いた記事の事を思い出してUpされるくらいですもんっ♪
「あっぱれ!!大賞」差し上げまする☆
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Unknown ()
2009-10-26 10:00:24
>カイマンさん
前の記事にリンクしていただいたカイマンさんのチリ特集ページを見ながら、
うす黄色のチレが二つほど写真準備中になってるんですが、
もしかしてラルゴってのが名前からして、今回のでは?なんて思ってたんですが……。
もういっそ、うす黄色いのは全部、チレ・グェロにしちゃえば簡単ですよね?
ところで、私が食べたチレはそんなに辛くなかったですよ?
もちろん個体差もあるとしても一応二本食べて(下半分だけですが)、
辛いと感じるけど、まあ普通に食べられるくらい。
カイマンさんがもう結構ですって言うくらいだったら相当辛いですよね。
ところでカイマンさんも聞いたお話のようですからあまり追求しても何なんですが、
興味あるのでやっぱり書かせてください。
Z軸がピリピリ度と言われても、甘くてピリピリするわけではないでしょうから、
辛いのとピリピリ度がどう違うのかがよくわかりません。
それに辛いと言ってもチレの辛さとわさびの辛さは違いますよねえ?
うちのダンナなんかチレはかなり辛くても平気ですが、わさびはぜんぜんダメですし。
その学説?の論文ページでもあれば一番はっきりするんでしょうが、
わかったらでいいですので教えてください~。

>OTTOさん
うわ~、ますます混乱しそうな話ですね……。
今日、別のスーパーで見てみたら、前に写真載せたずんぐり短いのがありました。
名前はちゃんと対応してないんでわからないんですが、
あったのはチレ・カリベ、チレ・シュカティック、などでした。
チレ・グェロってのはこちらでは表記を見たことがありません。
でもそちらでいうチレ・カリベがレイェノに使われるなら、私たちが食べたのと一致しますね。

>あやたろうさん
すごい数ですよねえ、チレの種類。
メキシコ人でもすべてを正確に把握している人はいないんじゃないか?
でも名前はともかく、自分で写真撮って自分で書いた記事を忘れるのはちょっと情けない……。
まあでも記事の数もそれなりになってきてますし(だから整理したんですがなかなか……)
まあその辺はメキシカンな適当っぷりで勘弁していただくことにして……。
あっぱれ大賞は、でも遠慮なくありがたくいただいておくことにします~v
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こんな本が (金太な郎)
2009-10-29 00:54:08
だいぶ遅れましたが、偶然見たブログで
話題のチレが。


本好きの亀さんにお伝えしたくて。

http://blogs.yahoo.co.jp/ortizsakai/archive/2009/10/26

私も興味があるので 本屋に行ってみます。
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おおっ ()
2009-10-29 08:27:08
>金太な郎さん
すごい情報、ありがとうございます~。
というかメキシコ在住の人のブログってまだまだあるんですねえ。
チレ、この雑誌だとやっぱりgueroになってるようですねえ。
アステカ人の子供のしつけ、怖いよッ! 怖すぎるよッ!
ともかく雑誌を手に入れて読んでみようと思います。
考えたら私、トウモロコシとかノパールに関する本は持ってるのに、
なぜかチレに関するものはこれまで買ったことなかったです。
考古学雑誌だから、料理とかはあまり載ってないかもですが、
むしろそのほうが私には面白いかも……(苦笑。
スペシャルエディションだから、手に入るかなあ、入るといいなあ。
ともかくも、ありがとうございました!!
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