ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
今、ハリウッドの若手の中でもトップ人気のライアン・ゴズリングと、ハリウッド俳優の兄貴
ジョージ・クルーニー共演。
そしてフィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイという、豪華な脇役陣で、出演者には文句のつけようがない。
ペンシルベニア州知事でマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)の民主党の大統領予備選挙キャンペーンチームで、キャンペーンマネージャーを務めるスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、決戦のキーポイントとなるオハイオ州予備選討論会の後、ライバル陣営から密会の依頼を受ける。
相手は、アーカンソー州知事のプルマン候補のキャンペーンマネージャー、トム・ダフィ(ポール・ジアマッティ)からだった。
彼は、スティーヴンに自分のチームへのオファを出した。
彼は、そのオファをその場で断るが、その事を他の州に出張中の上司のポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)には報告しなかった。
その後、インターンとして働く女性モーリーと仲良くなった彼は、彼女と大統領候補のマイク・モリスの間にも、最近関係があったことを知る。
それだけでなく、彼女はモリスの子を妊娠していた。
彼は、中絶のお金を工面して、彼女と病院に向かった。
だが、その直後に、ボスのザラから呼び出され、ダフィに会ったことを問い詰められ、首を言い渡される。
女性記者が、ダフィとの密会を突き止めたらしいが、何故そして、誰が情報をリークしたのか...
ジョージ兄貴に、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティという化け物のような役者陣と堂々と渡り合った
今回はアロハシャツではない
相変わらず腹から声が出てます
情けない男、ズル賢い男をやらせたらハリウッド一
今回は、ライアン・ゴズリングのタレ目は抑え気味。
そして、「ファミリー・ツリー」の疲れた中年とは違い、ビシッとスーツに身を包み、これ以上ない自信満々の笑顔のジョージ・クルーニー。
いかにも情報戦の中で生きてるズル賢いポール・ジアマッティ。
自分にも、部下にも忠誠心を求め、クリーンな選挙活動を進めるフィリップ・シーモア・ホフマン。
それぞれがいい仕事してる。
熾烈な大統領選挙の情報戦と、そのポリティカルな裏側が、わかりやすく語られてる。
スティーヴンの仕事は、自分が心から尊敬するモリス候補者を、信頼できる上司と共に大統領にすることだが、簡単な情報操作の罠に引っかかったために、何もかも失ってしまう。
自分に相手を裏切る意志が全くないのに、上司からお前は信じられないと告げれるのは、かなりこたえると思う。
そして、自分の意思を曲げて逃げ込んだ敵陣でも、冷たい扱いを受ける。
何もかもうしない、業界から抹殺されてしまう一歩手前。
自分が持っていた唯一の切り札を除いては。
その切り札は、彼を次の能力とポジションを次のレベルまで上げたが、自分の価値観も変えてしまった。
ジョージ・クルーニーが、面白いことを言っていた。
この作品は、民主党支持者は前半を好み、共和党支持者は最後を好むと。
今回は露出控えめ
積極的なインターン でも、父親は超コンサバのキリスト原理強主義者
なんだかんだ言っても政治家は政治家
それにしてもライアン・ゴズリングって、「ラブ・アゲイン」、「ドライヴ」とこの作品、全く違う役どころを上手く演じている。
ミッキー・クラブの子役出身で、ドラッグや酒に溺れないで偉いと思っていたら、彼はモルモン教徒だった。
ということは、お酒はもちろん、タバコも、コーヒーやコーラも飲まない人だ。
この豪華出演者と、見ごたえのあるストーリーは、星 /5でしょう。
トリビア
当初、レオナルド・ディカプリオがスティーヴン役候補だった。彼は候補から降りたあともプロデューサーとして残った。クリス・ペインも同役候補だった。
ブラッド・ピットがザラの候補になっていた。
原題の「Ides of March」とは、ジュリアス・シーザが殺された3月15日の事。
作中、マイク・モリスはインタビューで「あなたの奥さんが強姦され殺害されても、死刑に反対ですか?」と聞かれているのは、1988年の大統領選で民主党候補のデュカキス候補が、何度も聞かれていたこと。