21ジャンプストリート / 21 Jump Street

2012-03-25 | 映画






ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
  


主演は、「G.I.ジョー」のチャニング・テイタムと「マネーボール」のジョナ・ヒルの凸凹コンビ。
もともとその体格とルックスだけの人気で、そのうち消えていくのではないかと思っていたチャニング・テイタムは、最近精力的にいろんな役に挑戦している。
今も上映中の「The Vow」は、奥さんが事故で記憶喪失になって、もう一度はじめから愛を育む実話に元づいたラブコメだし、今回もちょっと彼には屈辱的なおバカな新米警察官役だ。
相棒のジョナ・ヒルは、なんと18キロの減量をして、この役にのぞんでる。
他には、アイス・キューブ、歌手で女優のブリー・ラーソン、「127時間」のジェームズ・フランコの弟のデイヴ・フランコ(この兄弟がよく似てる)に、存在が濃いロブ・リグルが出演。

この作品は、ジョニー・デップの人気の出るきっかけになった同タイトルのテレビシリーズを元にしている。
ジョニー・デップも、そのテレビシリーズでは、高校に入る囮警察官になって、まだお互いに無名のブラッド・ピットとの共演も果たしている。

高校の同窓生だった、オタクでモテなかったシュミットと、体育会系でモテモテだったが大バカのジェンコが、同じ警察学校を経て警官になる。
うだつのあがらない2人は、新しいドラッグがはびこる高校への囮捜査を命じられる。



シュミットは、オタクで暗い高校時代を過ごす。


一方、おバカで体育会系のジェンコ


高校の同窓生の2人が警察学校で一緒になった。


シュミットは学科、ジェンコはトレーニング担当


晴れて警察官になっても、事件とは程遠い自転車のパトロール専門


拳銃で遊んで、退屈をまぎらわす


公園で見つけたヤクの売人グループ


公園で見つけたヤクの売人グループ。 これが親分


一人逮捕したが、これが問題に。


高校の囮捜査に飛ばされる2人


囮捜査チームのボス、ディクソンキャプテン


自分たちの頃とは違う学生たち


自分たちの頃とは違う学生たち


体育の教師、ウォルター先生


ドラックの売人高校生、エリック


学生と仲良くなるには、まずパーティ


これが学校に出回っている新しいドラッグ。薬のショックでの死者も出ている危険な薬物。


やっと入手したら、その場で食べさせららた。


ドラックでラリってるジェンコ


同じくシュミット


かっこよくスタントを決めようと思ったのだが。結果はおもらしするはめに。


タキシードを着て、プロムで行われるドラックの売人とディーラーを捕まえに行く。


もう、いろんなところに出てるから、ネタバレにならないと思うが、オリジナルの「21 Jump Street」のジョニデがカメオ出演している。
しかもかなり大事なシーンで。
どうも全編を通じて、彼がある人に変装していたらしい。
これは、前もって知っていたほうが、ある意味楽しいと思うのだが。

黒人、アジアへの差別、F***ワード満載だけど、あまり下品になっていない、日本でもオススメのコメディで、星は /5


トリビア
チャニング・テイタム演じるジェンコの名前は、オリジナルのテレビシリーズで殉職したキャプテンの名前。

ピーナッツバターを食べてる男に注目!

ブラビとジョニデが共演のオリジナルシリーズ

ドライヴ / Drive

2012-03-25 | 映画






ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
  


主演は、前回の「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」でも紹介したライアン・ゴズリング。2011年は思いっきり飛躍したハリウッド一番人気の役者。
相手役には、女優としては顔が小さくてコケティッシュなキャリー・マリガン。とってもチャーミングな女優だ。
思いっきりの悪役には、あのウィル・フェレルにそっくりで猿顔のロン・パールマンに、まさにマフィアのボス顔のアルバート・ブルックス。

ライアン・ゴズリング演ずるドライバー(彼の名前は一度も出てこない)は、昼間はスタントドライバーだが、夜は犯罪者相手の逃がし屋という闇の顔も持っている。
彼のアパートの隣には、アイリーン(キャリー・マリガン)という子持ちで、刑務所に入っている夫を待つ女性が住んでいるが、密かに彼女に好意を抱いている。
アイリーンの夫、スタンダードは、刑務所から出てきたが、入る前に闇金から借りた借金が膨れ上がり、チンピラから激しい取立てにあっている。
チンピラのボスは、ある質屋を強盗することで借金を帳消しにすると持ちかける。
逃がし屋としてドライバーが協力し、スタンダードは質屋を襲い1億ドルを奪うが、そこには罠がしかけられていてスタンダードは殺され、ドライバーも何者かに追われる。
そして、その金を狙い地元マフィアがドライバーを殺しにやってくる。



今回は爪楊枝がトレードマークのライアン・ゴズリング


小顔で可愛いキャリー・マリガン


刑務所を出たと思ったら、今度はマフィアの借金取りに追われる旦那


いかにもマフィアの親分のアルバート・ブルックス


人間よりも絶対にサルに近いロン・パールマン


一匹狼のドライバー演じるライアン・ゴズリングの魅力いっぱいの作品。
彼はとてもセルフが少なくて、その表情と背中で演技をしている。
寡黙な男が、ひとたび怒ると、とんでもなく凶暴になる。
それがマフィアであろうと、関係がない。
愛する人の夫を騙して殺した、チンピラの手をハンマーで潰し、ピストルの弾を飲ませ。
そして、自分を殺しに来た殺し屋を殺すシーンは、今まで見た一番のバイオレンスだった。
このドライバーは、どこか北野たけしと高倉健を彷彿させる。
「その男凶暴につき」、「居酒屋兆治」、「夜叉」の主人公たちを思い出させる。
そういえば、ライアンが来ているジャケットにサソリの刺繍がされているが、これが高倉健の刺青とオーバーラップした。
そして、もう一つ不思議なのは、ドライバーについて、全く語られてないことだ。
何故、彼が闇の仕事をしているのか、その凶暴さは、どこから来るのか。
まるで、いきなり泪橋に現れた「あしたのジョー」の矢吹丈みたいな存在にしている。



マフィアのチンピラが強盗を持ちかける


強盗に入った質屋で逆に撃たれてしまったスタンダード


これが盗んだ汚れた裏金


質屋から謎の車に追われる。 この作品で唯一のカーチェイス




チンピラに、きっちりと仕返しに行き、裏にいる組織を割り出す。


相手役のキャリー・マリガンも、やはり控えめで静かな女性を可愛く演じてとてもいい。
ハリウッドには珍しい、小顔でキュートな女優だと思ったらイギリス人だった。

全編をつうじて青みがっかた映像もきれいで、残酷シーンを不思議な雰囲気にさせてる。
音楽も、やはりバイオレンスとミスマッチな不思議なテンポで、耳に残る。
全く無名のデンマーク人監督のニコラス・ウィンディング・レフンが、いま、旬のライアン・ゴズリングの魅力をいっぱいに使い、小気味いいストーリーを、綺麗な映像で上手くまとめたとても面白い作品。 星は /5



これが、綺麗で残酷なエレベーターのシーン


殺し屋から彼女を遠ざけ


キスをして


殴りかかる。殺し屋の最後は悲惨。


トリビア
ドライバー役は当初ヒュー・ジャックマンだった。

監督のニコラス・ウィンディング・レフンは、車に全く興味がなく、免許証も試験を8回落ちたため持っていない。



唯一の笑顔のシーン


サウンドトラック