2008年 映画 まとめ

2009-01-04 | 映画
2008年は、合計64本を劇場で観た。
前にも触れたが1作だけを選べと言われると、「ダーク・ナイト」だ。

思いつくままに2008年の感想を挙げてみる。
今年は、「The Great Debaters」、「最高の人生の見つけ方」、「Burn after Reading」、「ワールド・オブ・ライズ」「Righteous Kill」で大物俳優の共演が目立った。
この傾向は、是非続いて欲しい。

他にもトップ10に入れたかったのは、「Wall-E」、「バンクジョッブ」と唯一観た邦画の「クライマーズ・ハイ」。

感動作品の合間合間で「Meet the Spartans」、「Drillbit Taylor」、「Harold and Kumar Escape From Guantanamo Bay」、「You Don't Mess With the Zohan」というおバカ系の作品も息抜きに観ている。
これらは日本公開されていない共通点もある。

ちょっと衝撃だったのは、「ブラインドネス」。

続編が気になるのは、このブログに1日2000人もの人を呼んできた「クローバーフィールド」


2009年も3日が過ぎ、今までの2本を観た。
今年も映画館通いが続きそうだ。


2008年 映画ベスト10 後半

2009-01-04 | 映画
ベスト10の残りの5作。
12月に入って観た2作が入っている。
やはり、この時期に賞に向けて感動作を出してきているのだろうか。
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Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull/インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
19年振りのインディージョーンズの復活だ。
その理由だけでトップ10に入れてしまった。
だから評価に関しては、完全に独断が入っている。
「スターウォーズ」、「ET」、「ジョーズ」等と並び、1970年代後半から1980年代前半にかけて感動しながら観た、ハリウッドのアクション、スリラー、ファンタジーの名作の続編なのだから。
そして当然ジェットコースターアクションが最初から最後まで続き、その合間に「アメリカン・グラフティ」、「スターウォーズ」、「未知との遭遇」他、数々名作へのオマージュをこめたパロディが散りばめられている。
但し、もう続編はいらない。この感動のまま終わって欲しい。


The Dark Knight/ダーク・ナイト
もし2008年で1作だけ選べと言われたら、間違いなくこの作品。
実質的にヒース・レジャーの遺作となった。
彼の演じたジョーカーは、まったくヒースが見れない。表情から声に到るまで彼が作り上げたジョーカーだ。
ジャック・ニコルソンの演じたジョーカーが狂なら、ヒースのジョーカーは凶のジョーカーだ。
ヒースに話題を奪われてしまったが、主演のクリスチャン・ベイルの憂いのある演技もとてもよかった。脇を固めたモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン等のベテランの演技、そしてアーロン・エッカートの正義から悪へ変遷も上手く表現されていた。
脚本も上手く出来ていて、2作でも通用するような物語を上手く2時間の中に入れていた。
もちろん、大迫力のアクションも言う事なし。


Burn after Reading/バーン・アフター・リーディング
2008年の主だった賞を総なめにした「No Country for Old Men」に続いて、コーエン兄弟監督の作品。
実は、「No Country for Old Men」は2008年に観たので、この作品もリストに入っているが、自分の中ではトップ10に入っていない。
3月に書いたブログでも、あまりいい事は書いていない。
それに比べてこの作品は、自分には大うけだった。
キャストは、豪華だ。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ティルダ・スウィントン、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、J・K・シモンズ、リチャード・ジェンキンスとオスカー俳優や名バイプレーヤが贅沢に起用されている。
ストーリーは、CIAを首になった男、連邦保安官と浮気をしているその妻、連邦保安官、それにフィットネスジムに勤める3人の男女が、微妙な勘違いからCIAの秘密情報を巡って、繰り広げる勘違いおバカコメディー。
そのおバカコメディーもコーエン兄弟が作るとこうまで、笑いの種類が変わってくるのかと、驚かされた。
それに笑いの中にも、彼らお得意のブラックがたっぷり入っている。
それにしてもブラット・ピットやジョージ・クルーニーが、よくああいうお笑いを見せてくれたなと感心させられた。

この物語を的確に表す、最後のセリフ。
CIA 上司: What did we learn, Palmer?
CIA 職員: I don't know, sir.
CIA 上司: I don't fuckin' know either. I guess we learned not to do it again.
CIA 職員: Yes, sir.
CIA 上司: I'm fucked if I know what we did.
CIA 職員: Yes, sir, it's, uh, hard to say
CIA 上司: Jesus Fucking Christ.


Seven Pounds/7つの贈り物
「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督とウィル・スミスのハートフルなヒューマンドラマ。
この作品のテーマも「死」だと思うが、それだけではネタばれにならないのでご安心を。
この「死」を巡って、主人公のウィル・スミスの不思議な行動を追うことで、謎がだんだん明らかになっていく。
そしてやはり、ウィル・スミスの演技もいい。
体重を落として頬のこけた彼の憂いに満ちた表情と、たまに見せる微笑が印象的だった。
共演のロザリオ・ドーソンの健気だが誇りのある生き方、自分の不幸せの分も人を大事にしているようなウディ・ハレルソン、親友との約束を感情を抑えて守りきるバリー・ペッパーもよかった。


Slumdog Millionaire/スラムドック・ミリオネア
「クイズ$ミリオネア」を製作しているイギリスのインディペンデント製作会社によって作られた、インドのムンバイを舞台にした作品。
何とも不思議な作品だった。
先ず、アメリカでインドの作品なんて観た事がない。
おまけに「クイズ$ミリオネア」が舞台になっていて、みのもんたのような司会者が主人公のジャマールに次々に質問を出していく。
それぞれの問題の答えが、彼が孤児として生き抜いてきたスラムでの生活や、人買のからの脱獄劇や、初恋の少女との出会いや別れとダブついて来る。
そしてヒューマンドラマと思って観ていると、感動のラブストーリーになっている。
映画館で予告も流れていなかったので、何の前知識もなく、あまり期待もしていなかったが、2008年の最後に観た感動作品だった。


まとめに続く...

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2008年 映画ベスト10 前半

2009-01-04 | 映画
遅ればせながら、2008年に観た映画のベスト10作を選んでみた。
ベスト10の中で順位付けをするのが面倒なので、順番は観た日で並べてた。
先ずは最初の5作。
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The Great Debaters/グレート・ディベーター
ディンゼイ・ワシントン自らが監督、主演し、共演にやはりオスカー俳優のフォレスト・ウィテカーという最強黒人俳優の作品。
実話に基づいて、黒人差別がはびこる1930年代のテキサスの黒人大学生が、ハーバード大学のディベートのチャンピオンに挑む。
2008年1月1日に観た作品が、この思いテーマとすばらしい役者の出ている感動作品だ。
すばらしい役者というのは、主演、共演の2大アカデミー俳優はもちろん、大学生役の4人の若者達がすばらしい演技を見せてくれた。
ハーバード大学での最後のディベートシーンでは、自然と涙がこぼれて、劇場中の観客のすすり声が聞こえた。
もう一つあらためて感心したのは、アメリカの文字通りの言論、表現の自由ということだ。
作中には、テキサスの田舎で白人が黒人に対してリンチをして、縛り首にして、なおかつ燃やすという、残酷なシーンが出てくる。
これは作り話ではない。実際にKKKをはじめごく一般的な白人も黒人に対しては何らかの差別をついこの間まで行ってきた。
それをオープンにストーリーにして、受け取れる寛容な社会がアメリカの強みだと思う。
くしくも同じ年に、アメリカ初の時期黒人大統領が当選したのも何か因縁めいたものがある。
それにしても何でこういう作品を日本で公開しないのかな


The Bucket List/最高の人生の見つけ方
オスカー俳優のモーガン・フリーマンとジャック・ニコルソン共演の役者陣の濃い作品。
テーマは「死」と「幸せ」。
同じ病室に入院した2人の老人が人生の期限を宣告される。
1人は決して裕福ではないが、幸せな家族に恵まれた自動車修理工。
1人は大病院を幾つも経営するが天涯孤独の大富豪。
2人は人生最後の時間を自分のやりたい事や幸せを求めて、旅をはじめる。
やはり、2人の役者の演技がひかった作品だった。
2人とも得意のキャラクターを演じた。 特にジャック・ニコルソンが、迫力のある、それでいてどこかチャーミングな、まだまだ枯れていないおじいさんを怪演していた。
バケットリストに書かれた、それぞれの願い事が終盤でとてもオシャレに実現していくシーンが心に響いた。


Juno/ジュノ
アカデミー脚本賞受賞作品。
16歳で妊娠した高校生を演じた、エレン・ペイジの演技力をみんなに認めさせた作品。
惜しくもオスカーは逃したが、今後が楽しみな女優だ。
共演の役者もジェニファー・ガーナー、アリソン・ジャニー、J・K・シモンズ、マイケル・セラ、ジェイソン・ベイトマンと芸達者たちで、自分のキャラクターを自然に演じていた。
自分だけかも知れないが、いくつかのセリフが心に残ったのも、この作品の特徴だった。

「In my opinion, the best thing you can do is find a person who loves you for exactly what you are. Good mood, bad mood, ugly, pretty, handsome, what have you, the right person will still think the sun shines out your ass. That's the kind of person that's worth sticking with.」

Juno: I think I'm, like, in love with you.
Paulie: You mean as friends?
Juno: No, I mean, like, for real. 'Cause you're, like, the coolest person I've ever met, and you don't even have to try, you know...
Paulie: I try really hard, actually.


The Forbidden Kingdom/ドラゴン・キングダム
ジャッキー・チェンとジェット・リーが共演するという、もうそれだけで満足できる作品。
ストーリーも孫悟空をモチーフにしているので、入り込みやすかった。
カンフーアクションは、ファンが期待している事を、てんこ盛りにしてくれた。
初っ端からジャッキーの酔拳で、彼のオールドファンにサービス。
そして、ジャッキーとジェットの対決シーンは、圧巻だった。
酔拳・蟷螂拳・鶴拳・虎拳、蛇拳と、昔子供たちをワクワクさせた形を披露してくれた。
ジャッキーは酔拳、ジェットは少林寺のキャラをそのまま活かして、久々にカンフー映画を見せてくれた。


Iron Man/アイアンマン
ロバート・ダウニー・Jr主演で、またMarvelの新しいキャラクターが映画化された。
子供の頃からこのアニメキャラクターに馴染みのあるアメリカ人とは違い、突然出てきたブリキのロボットのようなヒーロー物に、果たして日本人の大の大人に受けるのか?
という観る前の予想をあっさり裏切り、面白い作品だった。
先ずは、ロバート・ダウニー・Jrの演技によるところが大きい。
彼の自信にあふれた飄々としたトニー・スターク社長のキャラクターに人気が集まったと思う。
そしてCGを屈指したアクションもよかった。
続編をほのめかす、終わり方だったが、この作品の続編なら大歓迎だ。
最近、続編を意識するため、一作目が面白く無くなる作品が多い中で、続編を見たくさせる作品だった。

後半に続く...

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明けましておめでとうございます

2009-01-01 | その他
今日のネットで拾った面白写真 - 脱走




今は、アリゾナ時間の午前2時、恒例の紅白はちょっとだけ脇目で見ながらの年越し忘年会も無事終了。
お客さんが帰った後の少し寂しい雰囲気の中にいる。
吉田拓郎の「祭りのあと」が思い出されるこの余韻。

ともかく2009年になった。
まだまだ、暗いニュースが流れる中で自分の周りだけでも愚痴を言ったり、悲観的になったりせず、ただひたすら明るくいこう。
珠理を見習おう。





今日の一言 
大統領や総理大臣には代わりがいるだろうがオレの代わりはいないんだ。
(星 新一)

管理人: だから自分を大切にしなくては。


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