今回は、公開と同時に次々とボックスオフィス記録を塗り替えている新バット・マンシリーズ2作目でヒース・レジャーの完成した作品としては遺作になった「The Dark Knight」。
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悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。
だが、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく...(シネマトゥディより)
オープニング週末の興収約1億6千万ドル、オープニング一週間の興収約2億4千万ドル、公開されている劇場4366館と9000以上のスクリーン、これは全てボックスオフィスの記録だ。
自分では「タイタニック」にどこまで迫るか、とても興味がある。
それぐらい勢いがあるし、完成度の高い作品だと思う。
この記録をつくっている一つの要因は、ヒース・レジャーのジョーカーの怪演だ。
彼のこのキャラは、後まで語り継がれるに違いない。
但し、彼の名誉の為にいうと、これは決して彼が不慮の最後を遂げたからというセンチメンタルな理由ではない。
彼のジョーカーは、ジャック・ニコルソンのを上回るキャラクターだ。
微妙に落ちかけたメークと目が怖い。こう言う女性もたまに見るかな。
もう一つは、やはり2時間30分フルに観客を引きつけるそのアクション、迫力の映像、そして自分の行動に悩む生身のバット・マンの苦悩のストーリーだ。
それにしても、アクションとその映像はすごいの一言。
それに加えて音響も大迫力。もちろん、銃撃戦やカーアクションシーンでのサウンドもすごいのだが、ある後半のシーンでアーロン・エッカートが怒鳴っただけで会場の大半が飛び跳ねるほど驚いた。(どこか楽しみに観て下さい)
アクションは、冒頭の銀行強盗にシーンからはじまり、香港でのマフィアのボスの誘拐劇、もったいなくもポルシェを潰すカーアクション、大型トラックがひっくり返る護送中のカーアクション、大病院が崩壊する大爆発、そしてバット・マンが1人でギャングもSWATも相手にしなければならないジョーカーとの最後の対決と、これでもかこれでもかと観客にたたみかける。
実は、実際の絡みのシーンは意外と少ない2人
ジョーカーが怖い。
舌なめずりをするような話し方と意表をつく行動で、人を恐怖に陥れ、何の躊躇もなく人を殺していく。それも銃で簡単に殺すのではなく、ナイフで恐怖と、苦痛を存分に味あわせながらの、殺人を楽しんでいる。
彼がナイフを相手の口の中に入れながら「Why So Serious?」と言った次の瞬間、思わず目を背けた。
そんなジョーカーの用意周到の作戦に翻弄される、警察、ギャング、バット・マン、そしてゴッサム・シティーの住人達。
自分の口元がムズムズする
その中で、一番翻弄されたのは、正義感溢れるゴッサム・シティーの新しい正義の象徴、ハーベイ・デント地方検事だ。
彼と恋人のレイチェルが捕獲され、別々の場所に大量の爆弾と監禁される。
それをジョーカーの尋問中に知れされたバット・マンは、理性を失い感情的にジョーカーに殴りかかる。
2人の居場所を聞いた、バット・マンがレイチェルを救出に向かった場所は、ハーベイ・デント地方検事の監禁場所だった。
ジョーカーがワザと反対の場所を教えたのだ。
バット・マンのおかげで、何とか助かったハーベイ・デント地方検事だが、最愛のレイチェルを失い、その上、顔の半分に醜い大やけどを被った。(この半分の顔は、ターミネーターのようだ)
そんなハーベイ・デント地方検事を、ジョーカーが訪ねて、言葉巧みに洗脳して、ギャング、警察、バットマンを狙う復讐のTwo-Faceとさせてしまう。
「サンキュー・スモーキング」の使いまわしじゃないよね。
バット・マンの感情を逆なでしたり、ハーベイ・デント地方検事を殺人鬼に仕立てるのを観ていると「ソウ」シリーズのジグゾウをダブらせた。
ジョーカーのヒース・レジャー、ハーベイ・デント地方検事のアーロン・エッカートの名演以外にも、苦悩のヒーローを演じるクリスチャン・ベイル、バット・マンに別れを告げるレイチェル役のマギー・ギレンホール、実直な警部のゲイリー・オールドマン 、バット・マンを支えるマイケル・ケインとモーガン・フリーマンと芸達者たちがの熱演もよかった。
たれ目健在のマギー・ギレンホール
今回は、潜水艦の技術で新兵器をつくるモーガンおじさん
貫禄のサーの称号をもつマイケルおじさん。人の手紙を盗み見た。
役者陣、キャラクター、ストーリー、アクション、映像のどれをとってもクオリティーの高い作品になっていて、間違いなく2008年のみでなく近年でも最高のクラスにランクされる作品だ。
それにしても、初っ端でウィリアム・フィクトナーみたいな名脇役を簡単に殺してしまうのにも驚いた。(余談)
トリビア
マット・デイモンが最初のハーベイ・デントの候補だったが、彼の方から断った。
他にもヒュー・ジャックマン、ライアン・フィリップ、ジョシュ・ルーカスなどが候補に挙がった。
ジョーカーが看護婦に扮装しているネームプレートは「マチルダ」となっているが、これはヒースの娘の名前。
バット・マンの名前が入っていない初めてのバット・マン作品
ヒース・レジャーにオスカーの可能性が
ジョーカー比較 その1
ジョーカー比較 その2
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悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。
だが、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく...(シネマトゥディより)
オープニング週末の興収約1億6千万ドル、オープニング一週間の興収約2億4千万ドル、公開されている劇場4366館と9000以上のスクリーン、これは全てボックスオフィスの記録だ。
自分では「タイタニック」にどこまで迫るか、とても興味がある。
それぐらい勢いがあるし、完成度の高い作品だと思う。
この記録をつくっている一つの要因は、ヒース・レジャーのジョーカーの怪演だ。
彼のこのキャラは、後まで語り継がれるに違いない。
但し、彼の名誉の為にいうと、これは決して彼が不慮の最後を遂げたからというセンチメンタルな理由ではない。
彼のジョーカーは、ジャック・ニコルソンのを上回るキャラクターだ。
微妙に落ちかけたメークと目が怖い。こう言う女性もたまに見るかな。
もう一つは、やはり2時間30分フルに観客を引きつけるそのアクション、迫力の映像、そして自分の行動に悩む生身のバット・マンの苦悩のストーリーだ。
それにしても、アクションとその映像はすごいの一言。
それに加えて音響も大迫力。もちろん、銃撃戦やカーアクションシーンでのサウンドもすごいのだが、ある後半のシーンでアーロン・エッカートが怒鳴っただけで会場の大半が飛び跳ねるほど驚いた。(どこか楽しみに観て下さい)
アクションは、冒頭の銀行強盗にシーンからはじまり、香港でのマフィアのボスの誘拐劇、もったいなくもポルシェを潰すカーアクション、大型トラックがひっくり返る護送中のカーアクション、大病院が崩壊する大爆発、そしてバット・マンが1人でギャングもSWATも相手にしなければならないジョーカーとの最後の対決と、これでもかこれでもかと観客にたたみかける。
実は、実際の絡みのシーンは意外と少ない2人
ジョーカーが怖い。
舌なめずりをするような話し方と意表をつく行動で、人を恐怖に陥れ、何の躊躇もなく人を殺していく。それも銃で簡単に殺すのではなく、ナイフで恐怖と、苦痛を存分に味あわせながらの、殺人を楽しんでいる。
彼がナイフを相手の口の中に入れながら「Why So Serious?」と言った次の瞬間、思わず目を背けた。
そんなジョーカーの用意周到の作戦に翻弄される、警察、ギャング、バット・マン、そしてゴッサム・シティーの住人達。
自分の口元がムズムズする
その中で、一番翻弄されたのは、正義感溢れるゴッサム・シティーの新しい正義の象徴、ハーベイ・デント地方検事だ。
彼と恋人のレイチェルが捕獲され、別々の場所に大量の爆弾と監禁される。
それをジョーカーの尋問中に知れされたバット・マンは、理性を失い感情的にジョーカーに殴りかかる。
2人の居場所を聞いた、バット・マンがレイチェルを救出に向かった場所は、ハーベイ・デント地方検事の監禁場所だった。
ジョーカーがワザと反対の場所を教えたのだ。
バット・マンのおかげで、何とか助かったハーベイ・デント地方検事だが、最愛のレイチェルを失い、その上、顔の半分に醜い大やけどを被った。(この半分の顔は、ターミネーターのようだ)
そんなハーベイ・デント地方検事を、ジョーカーが訪ねて、言葉巧みに洗脳して、ギャング、警察、バットマンを狙う復讐のTwo-Faceとさせてしまう。
「サンキュー・スモーキング」の使いまわしじゃないよね。
バット・マンの感情を逆なでしたり、ハーベイ・デント地方検事を殺人鬼に仕立てるのを観ていると「ソウ」シリーズのジグゾウをダブらせた。
ジョーカーのヒース・レジャー、ハーベイ・デント地方検事のアーロン・エッカートの名演以外にも、苦悩のヒーローを演じるクリスチャン・ベイル、バット・マンに別れを告げるレイチェル役のマギー・ギレンホール、実直な警部のゲイリー・オールドマン 、バット・マンを支えるマイケル・ケインとモーガン・フリーマンと芸達者たちがの熱演もよかった。
たれ目健在のマギー・ギレンホール
今回は、潜水艦の技術で新兵器をつくるモーガンおじさん
貫禄のサーの称号をもつマイケルおじさん。人の手紙を盗み見た。
役者陣、キャラクター、ストーリー、アクション、映像のどれをとってもクオリティーの高い作品になっていて、間違いなく2008年のみでなく近年でも最高のクラスにランクされる作品だ。
それにしても、初っ端でウィリアム・フィクトナーみたいな名脇役を簡単に殺してしまうのにも驚いた。(余談)
トリビア
マット・デイモンが最初のハーベイ・デントの候補だったが、彼の方から断った。
他にもヒュー・ジャックマン、ライアン・フィリップ、ジョシュ・ルーカスなどが候補に挙がった。
ジョーカーが看護婦に扮装しているネームプレートは「マチルダ」となっているが、これはヒースの娘の名前。
バット・マンの名前が入っていない初めてのバット・マン作品
ヒース・レジャーにオスカーの可能性が
ジョーカー比較 その1
ジョーカー比較 その2
アンソニー・マイケル・ホールは、全く気がつきませんでした。
まだ公開中にもう一度観に行きたいのですが、その時に目を凝らせて見てみます。
TBありがとうございました!
アンソニー・マイケル・ホールがちらっと出ているのには、お気づきになりましたか?
これって、トリビア??
ジュリアの兄、エリック・ロバーツもこんなに重要な役は久々でしたね!
THIS FILM IS AWESOME ☆
観客の期待が膨れ上がっていますから。
ちょっと松田優作の最後の作品を思いダブらせました。
わたしのコメントが、、、、飛ばされてる、、、、
この映画は、アメコミ映画というカテゴリーを完全に超越した最高傑作で、間違いなく今年のNo1映画だと思いました。想像していた期待以上のできに、大満足で、実に見応えのある作品でした。
そして、とにかくジョーカー役を演じたヒース・レジャーの映画史上に残る神がかり的な迫真の演技には圧巻の一言です。本当に亡くなったのが残念で仕方ありません。
今更ですが、今回映画を観て、やっとタイトルから『バットマン』を外し、『THE DARK KNIGHT』にした理由が、よく分かりました。
早くも次回作の話題が出ていて、しかも、キャットウーマン役をアンジェリーナ・ジョリーが、リドラー役をジョニー・デップなどの噂もあり、今からとても楽しみです。
ということで、これからも宜しくお願いします。それとTBもお願いします。
ヒースの怪演、見事でしたねぇ。
本当にさいのうのある人なのに・・・
改めて残念な思いがしました。
しかしアクションもストーリーも存分に楽しめましたぁ~☆
ロンゲストヤードのときから。
そして脇を固める俳優陣の巧さも目立ちました。
そんな豪華な俳優の中でもウィリアム・フィクナーをいきなり殺してしまうという贅沢さには驚きましたが...。
いないですよね。
マット・デイモンは、合わなさそうですよね。
です(笑)ホント、いそうですよね、こわい(^^ゞ
最初に撃たれる銀行の人どこかで・・・と
思ったのですが、そっか、俺たち~に出ていた
人だったんだ^^
作品は、かめさんと同じく大満足!私も、もう1度
もしかしたらもっと?(笑)観に行くと思います。
ヒースは素晴らしかったですね^^
彼の急逝が本当に惜しまれます(T.T)
今回のトリビアは最高!
ハーベイ・デントの候補者が
そんなにもいたとは知りませんでした。
活躍でしたね~。
出てきただけでちょっと嬉しくなりました。
コメントTBありがとうです、
ほんとヒースが良かった!
あとアーロンエッカートがアレになっちゃうとはうまく繋げたものですね☆
彼も良かったです。
ってことでバットマンがちょっと今回はかすんじゃったかな?
先ほど『ハルク』記事upしました~
かめさんももう観てるんですよね。
夜にでもお邪魔します。