アイアンマン２ / Ironman2

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１作目で、迫力のあるアクション、CGのクオリティの高さ、ロバート・ダウニー・Jrのコミカルな演技に、僕的にも大好評だった作品の続編。
前作から引き続きの出ているのは、ロバート・ダウニー・Jrはもちろん、グウィネス・パルトロウ、サミュエル・L・ジャクソンといったところか。

残念なのは、前回ジェームズ"ローディ"ローズ役で出演していたテレンス・ハワードが抜けてしまったことだ。今作ではドン・チードルが代わりに出ているが、彼らに共通しているのは演技がうまいのと黒人というだけで、やはり違和感がある。

今回の悪役は「レスラー」でアカデミー賞にノミネートしたあたりから、この役が話題になったミッキー・ローク。
後に、スーパーヒーロー達を管理する組織となる「S.H.I.E.L.D.」諜報員にスカーレット・ヨハンソン。
トニーと競争相手だった、軍需企業の社長にサム・ロックウェル。

キャストは、大変豪華な顔ぶれだ。

最初の感想、思ったほど面白くなかった。
不覚にも途中で眠くなってしまった。
時差ボケ気味で観たのも悪かったのだが、やはり１作目から比べると中だるみがあって、最後のクライマックスのシーンもイマイチ盛り上がらなかった。

CGは相変わらず素晴いいし、アクションシーンのスピード感も前作に引けを取らないが、何か目新しいものがなくて、それなら俳優陣とキャラをもっと上手く使えば、入り込めると思うのだが。
ミッキー・ロークの悪役ぶりは、ちょっと中途半端で彼のあの個性を生かしきれていない。
前作の「レスラー」のイメージで見てしまう僕もイケないのだが。
スカーレット・ヨハンソンは、目新しいのは髪の色くらいか。
そしてドン・チードルは、最後までテレンス・ハワードの印象が拭えず。
作品のせいというより、僕の期待の高さと、時差ボケが要因。

そういう意味では、「スパイダーマン」や「バットマン」シリーズってすごい作品なんだな。
アクションと登場人物の内面も上手く描いて。

この作品は、マーベルの次作「Thor」に続くようで、エンド・タイトルの後にそのシーンが出てくる。



アイアンマン２ - goo 映画


トリビア
今回テレンス・ハワードが、出演しなかったのはマーベル社との仲たがいのため。

サム・ロックウェルは、オリジナルの「アイアンマン」のトニー役の候補だった。

当初、ジャスティン・ハマー役には、アル・パチーノが考えられていた。


Thor（日本語のソーってちょっと違う発音だと思うが）