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天使と悪魔 / Angels & Demons

2009-06-06 | 映画
今回は、あの「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン原作の「Angels & Demons 天使と悪魔





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17世紀、カトリック教会の総本山であるヴァチカンは、科学者たちを弾圧していた。ガリレオ・ガリレイを中心とする科学者たちは、秘密結社イルミナティとして密かに活動していた。
今、ローマ教皇逝去に際して、そのイルミナティが400年の沈黙を破り復活した。目的はヴァチカンへの復讐。彼らは4人の教皇候補を誘拐し、科学の四大元素“土”“空気”“火”“水”を完全なアンビグラム(=対称形)にデザインした焼き印を胸に押しつけた後、惨殺すると予告。
この恐ろしい計画を阻止するため、ヴァチカンはラングドン教授に助けを求めた。彼はガリレオがローマの名所に隠したイルミナティにつながる暗号を解き進む。しかし、既にヴァチカン崩壊へのカウントダウンは始まっていた...(AOL Newsより)

     
     今作は後ろ髪もすっきり。

     
     このシリーズのヒロインは、いまいち華がない、様な気がするのは自分だけ?

     
     明らかに赤い人が悪役


前作「ダ・ヴィンチ・コード」に続き、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演。
今回はバチカン市国でガリレオもそのメンバーだった秘密結社イルミナティの殺人鬼との謎解きに挑む。
カメルレンゴ役には、すっかり「スター・ウォーズ」のオビワンのイメージを払拭し、額のほくろも取れてすっきりしたユアン・マクレガー 。
ヒロインは、イスラエル出身でほとんど無名なアイェレット・ゾラー。
いたって個人的な感想だが、このシリーズのヒロインは、いまいち華がない。


     
     こちらも悪役顔

     
     この人も、どちらかというと悪役顔

     
     何か悪役顔ばっかりだ

     
     こいつが一番怪しい


前作の「ダ・ヴィンチ・コード」が公開されて、すぐにその原作と、この「天使と悪魔」も読んでいたが、記憶が薄れていたので、映画を見に行く前に急いで読み直してみた。
急いでといっても、上、中、下の長編なので、結局公開までには間に合わなくて、やきもきしながら原作と格闘していた。
そして、公開2週目の日曜日の朝に、読み残していた下巻の半分を一気に読んで、その足で映画館に行く。
今までやった事のない、画期的な映画鑑賞法だ。
余裕を持って映画のストーリーを追えた。


     
     最初の現場

     
     2人目の犠牲者

     
     3人目の犠牲者

     
     4人目飛ばして5人目の犠牲者?


誰かが、原作と違うと言っていたので、まさか真犯人が違うのでは、と期待していたが、さすがにそこまでいじくってはいなかった。
でも、原作では、前半と後半にスポットがあたるセルンの部分を、軽く流している。セルンの重要事物のマクシミリアン・コーラは、登場もしていない。

そして、オリヴェッティは、ラングドンに協力的な警部になって、原作のオリヴェッティに近いキャラで、後半ではコーラ役もかぶっている、リヒターという新しいキャラが登場している。

こういった原作との違いに文句の声も出るだろうが、ストーリーにスピード感を持たせ、場所をバチカンに限定したことで、前作で後半にちょっと間延びしてしまったようなことがなくなっている。
やはり、3冊の長編を2時間強とは言え、短い時間にテンポよく映像化するには、効果的な変更だったと思う。

それと、映像化ならではの効果に、脇役のキャスティングがある。
よくもこれだけ悪役顔の役者を集めたものだ。
明らかに、原作を読んでいない観客を戸惑わそうとしている。

ロン・ハワード監督は、まだ未発表のラングドンシリーズの作品の映画化を口にしているという。
トム・ハンクスも記者会見でシリーズ化について触れているので、また次回作も楽しみにしよう。


     
     みんなで何を見てるんだ

     
     素顔の引きつり気味の笑い顔

     
     普通の人の観光写真だ

     
     普通の農協のおじさんの観光写真


トリビア
最初は、ナオミ・ワッツがビットリア役にキャストされていた。

クリント・イーストウッドも監督を希望したが、「ダヴィンチ・コード」の時の契約で、ロン・ハワードが監督になった。

レオナルド・ディカプリオは、カメレンゴ役のオファーをトム・ハンクスから直接受けたが、辞退している。


イルミナティ


記者会見